事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

神主はつらいよ その2

2023-06-15 | うんちく・小ネタ

034A 吉田拓郎&上岡龍太郎 「告白!あの時の僕は」

その1はこちら

大きな神社の宮司の収入は2000万円から3000万円、しかし小さな神社の宮司は200万円から300万円に過ぎない。

それでもいい方で、8割方は年収100万円以下。新井さんは13の神社の宮司を兼務しているから恵まれているようだが、とにかく忙しくてしんどいのだそうだ。

そういえば、うちの神社の宮司さんも、たくさん兼務しているものだから、お祭りの日など、30分単位で各社を移動している。まるで売れっ子アイドル並み。

収入が少ないものだから、忙しいのに他の職業と兼務している人が多いとか。そういえば、教員には神職や僧職である人がけっこう多い。あれも、食えないからだったのかなあ。

さて、神社のルールを、きちんと教わっていない人も多いと思う。わたしも知らなかったのは……

・神社の鳥居は玄関。だから必ずその下を通って社へ向かうこと

・参道の中央は歩かず、どちらかに寄ること

・神主さんのランクは、袴の色によって一目瞭然

・字が汚い神主さんにとって、御朱印は苦痛

・ぶきっちょな神主さんにとって、紙垂(しで……稲妻をイメージしているそう)を折るのも苦痛。

・天然の榊(さかき)の木は、病気がつきやすいなど管理がたいへん。

・賽銭とは、穢れを払う行為。だから賽銭泥棒とは穢れを一手に引き受けるということ。また、賽銭泥棒は少額の被害であることが多いので、警察に通報しないことが多い。むしろ賽銭箱を破壊されることのほうが痛手。

・お守りの効力は、せいぜい1年。

あー勉強になった。神主さんは確かにつらい職業のようだ。これからはもっと心をこめて二礼二拍手一礼することにしよう。

本日の1曲、というかこれほど面白いバラエティはないなという番組。吉田拓郎と上岡龍太郎の対談。お互いが信頼し合える相手だと理解できる過程がすばらしい。


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