世界興行成績篇はこちら。
それでは国内興行成績篇を。コロナのためにほぼ半減した興行収入のなかで……
1.劇場版「鬼滅の刃」無限列車篇 東宝=アニプレックス 365億(続映中)
2.アナと雪の女王2 ディズニー 133億
3.スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け ディズニー 73億
4.今日から俺は!!劇場版 東宝 53億
5.パラサイト 半地下の家族 ビターズ・エンド 47億
6.コンフィデンスマンJP プリンセス篇 東宝 38億
7.映画ドラえもん のび太の新恐竜 東宝 33億
8.TENET テネット ワーナー 27億
9.事故物件 恐い間取り 松竹 23億
10.糸 東宝 22億
圧倒的な強さを見せたのはまたしても東宝だった。きつい一年だったはずなのに、前年比90%以上の収入は確保したのである。最大の要因が「鬼滅の刃」なのは当然。なにしろ全作品の総収入のうち、20%は「鬼滅の刃」が稼いだのだ。
コロナのために劇場が開かない間隙をぬって、シネコンをフル稼働してイベント化。米メジャーがいないすきに邦画のシェアは8割近かった。
そんな事情がありつつも、「今日から俺は!」の50億越えには驚嘆。いったい二十年以上も前のヤンキー漫画をいまドラマ化し、そして劇場版まで用意するとはどんなセンスなのか……と思ったら客が殺到。福田雄一へのごほうびは「新解釈・三國志」として結実したのだろう。
もっと驚いたのは「事故物件」のヒット。亀梨和也がゲスト出演したTOKYO FMの「スナックラジオ」で、リリー・フランキーは「いやまさかこのタイトルでヒットするわけないと思ってた」と正直に。まったく、興行というのはわからないものなのでした。
次回はさすがにマイベスト2020の最終回です。
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