他人になりすました三週間の期限付職員が、ロックを通してクラスを解放する……この設定は残念ながら山形県の公立小中学校では成立しない。なぜなら、任用には写真付きの履歴書、教員免許状、健康診断書の提出が必須であることと、三週間では代替職員を雇用してくれず、なによりバンドの練習をしているのに隣の教室に聞こえないほど施設は充実していない(泣)。
クラスの中の楽器スペシャリスト(特にベースの女の子の醒めた感じが最高)をピックアップして無敵の小学生バンドをつくるプータローいかさま教師。しかしまわりの児童にもキチンと役割を与え(「きみはスタイリスト、きみはマネージャー、きみはローディ、きみは……グルーピーをやれ」)、ラストの怒濤のバンドバトルでもちゃんと見せ場をつくっているあたり、ちょいと感心。ロックファンとしては、女性校長(ジョーン・キューザック好演)が“酔うとスティーヴィー・ニックスのまねを始めてしまう”あたり、涙が出るほど笑った。ラスト、解放されたのが子どもたちだけでなく、彼らの親たちと校長、そして主人公自身であることをさりげなく見せ、まれに見る気持ちのいいエンドタイトルにつながる。ぜひ。
07年2月22日付事務職員部報「履歴書 様式1号」より。
聴いてたんですよ。内心ではFMの方でピーター・バラカンやゴンチチ
の番組を聴きたいなあと思いながら。
かかる曲はリスナーの層を反映してむかーしの歌謡曲が多かったのに、
最後の方で60代の女性がリクエストしたのがなんとイーグルスの
「ならず者」。平井堅のバージョンじゃなくてね。
このようにしぶとくロックは生き残っていくんでしょう。
あと十年もしたらあの番組にいっしょに「ブラックドッグ」でもリクエスト
しましょうよ(* ̄▽ ̄*)/
私はDVDを見ながら大興奮でしたよ。子供達にツェペリンですからね。
私も出来ることならやってみたいですよ。
ロックぽいサウンドが継承されるのでなく、ロックのスピリットが継承されなければ、
遠からずロックは風化してしまいますね。
前橋のT