第6回はこちら。
金曜に通夜、土曜に葬儀。家族葬とはいえ、へとへとに疲れる。そして日曜日。さすがにゆっくり休もうと思ったら、妻が階下から
「猫がっ!猫がっ!」
と抱えてくる。ぐたっとなっているのだ。
うちに来て20年以上。人間でいえば百才をこえるおじいちゃん。先週から食欲もないみたいなので心配していたら案の定。
動物病院へ。日曜なのでいつものところはお休み。初めての病院へ。
「積極的な治療はしませんよ。もう、この猫は十分に生きた」
「覚悟しています」
栄養剤を打ってもらい、少し回復したみたい。人間でいえば点滴みたいなものかな。
あ、また前置きが長くなってしまった。大河ですね。
偽板のためにギルドから抜けた鱗形屋(片岡愛之助)に代わって版元になろうと意気込む蔦重(横浜流星)。しかし西村屋(西村まさ彦)などの老舗は妨害にかかる。そこで、「吉原再見」を倍売ればどうかという啖呵を蔦重はきる。
ここから、プロデューサーとしての蔦重の才覚が試される。そのアイデアのひとつが薄くすること。持ち運びに便利だからね。逆に、ぴあは年々厚くなっていくのでしたが。
そこで思い出すのが書店員の雑誌現状報告。
「いまの少年サンデーが、どれだけ薄くなったか知ってます?」
「へー」
「ジャンプとの差が歴然なんですよ。小学館と集英社の関係を考えると、しみじみしますね」
新参者(子会社)の勃興を、老舗(親会社)がどう防ぐか。あ、ちゃんと大河の話になっていた。
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