事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

青天を衝け 第四回 栄一、怒る

2021-03-07 | 大河ドラマ

第三回「栄一、仕事はじめ」はこちら

怖れていた事態が。うちの父親が「青天を衝け」のガイドブックを買ってきたのです。これからおれは大河を見る気満々だぞと。ええええ。いっしょに大河を見るとうるさいんですよ。

「これは……徳川側か、豊臣側か」

とか。

そう考えれば、徳川家康による解説が毎回はいるのはありがたい。まさか阿部老中(大谷亮平)の立ち位置まで突っこんだ話まで父親はチェックすまい。

栄一は不作を乗り切った祝いを自分に差配させてほしいと父に願う。それは、努力した人間にそれだけの相撲の位を与えるものだった。うわ、こいつ資本主義の父だけあって嫌なヤツなんじゃねえ?成果主義かよ、と思わせて、サムライに徹底的に服従しなければならない状況も同時に語る。大森美香さん、周到です。

ラブコメ本格的にスタート。橋本愛をめぐる恋のさや当てとか。そんなコーティングと、徳川慶喜(草彅剛)への、異能の人物を小姓にするあたりのドラマは面白いっす。

なにしろ江戸弁でしかしゃべらない堤真一(旗本だか御家人だかだから当然ですよね)との、飯の盛り方で互いの腹を探り合うあたりは面白かった。正解なんかないに決まってる。

毎週言っていることだけれど、草彅剛はいつの間にこんなにいい役者になってたのかなあ。そして橋本愛。みんなから怒られそうだけど、決して万人向けの美人じゃないのは承知していながら、わたしは支持します!とにかく「あまちゃん」組とかそういうことを抜きにしてもこの人はいい。

加えて、なんか気になる女優だなあと思っていた栄一のお姉さん役。大森美香さんが書いた朝ドラ「風のハルカ」の主演女優だった村川絵梨だったんですね。こういう、伝法な役は合っていると思います。見てなかったのですみません(笑)。

第五回 「栄一、揺れる」につづく


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