「スペクター」篇はこちら。
思えば007というブランドは、消え去っても、いや消えはしないだろうがビデオ屋の人気コーナーに少なからず作品を展示し、そして歴史の彼方にフェイドアウトしてもおかしくない存在だった。
冷戦が終わり、スパイという職業がまったく意義を見出せない時代。共産国家の工作員たちと闘い、ユニオンジャック(左右対称じゃないって初めて知りました)のパラシュートで降下していくイギリス人諜報員のシーンに、およそリアリティを感じる時代ではなくなったなと。
ひょっとしたら中国やロシアの体制に異議を申し立てる話は成立するかもしれない。でも娯楽映画が中国という市場を無視できない時代も到来。バーバラはどうするんだろう。
何度も特集しましたが、007とはバーバラ・ブロッコリが後継したブロッコリ家の家業。わたしと同い年の女性なのでシンパシーを感じてるんですよ。
彼女が、みんなに反対されながらも起用したのが6代目のジェームズ・ボンドであるダニエル・クレイグ。金髪のボンドなんかありえない!とか言われまくり。でも彼女はこの悪役的なルックスの男性をジェームズ・ボンドに強引と言っていい形で抜擢し、そしてそれは正解だった。
スパイ映画にとって、違う時代が訪れていたから。もう能天気なガジェットにみんなが喜ぶレベルではなくなっていたの。それはもちろん、今回から007を配給することになったユニバーサルのジェイソン・ボーンのシリーズのためだった。
しまった。二日間で3本見てるのにこんなに長く語っちゃだめよね。以下次号。
時折の和テイスト(畳等)も嬉しく長尺も
気にならず鑑賞しました。ただ前作や過去作を
観た方が良いというのも今迄のボンド映画では
無かった展開でしたよね。ラストのボンドの
あの扱いも過去作には無かったと思われます。
そうそう、ボンドの大型立て看板があった、
鶴岡まちなかキネマが10/15〜1月迄、
プレ上映という形で復館しました!
是非また鶴岡までいらして下さい。
息子は困惑。
わたしは「ま、それもありかな」
ところでぱたたさん、新聞に出たろ(笑)
まちキネには行くぞぉ。
10/15の18時台と20:45のニュースにも出ました…。
長ーくお話ししたのですが結構短縮されてます。
10/19現在まだ以下で動画が見られるようですヨ。
『去年閉館の映画館 再開に向け試験的に映画上映 鶴岡市』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamagata/20211015/6020011703.html