第10回「根拠なき自信」はこちら。
平清盛(松平健)が逝く。圧倒的な存在だった彼については、いろいろ語られてきたわけだけど、印象深いのは
「いかさまこれは虫ばかり」
という一節。元ネタが何かも知らないのだけれど、筒井康隆が引用していたのを今でも忘れられないでいる。清盛の腹から、大量の寄生虫が出てきたという話。大物は違いますね。
寄生虫のせいではないのだろうが、彼の死によって状況は激変する。おそらくは、嫌気がさしていた平家から(得体が知れないとはいえ)新興勢力である頼朝に、少なくとも無視はできない世になっている。なにしろ平家の所領を頼朝は勝手に差配し始めたのだから。
事務だよりでこの大河をとりあげたら
「あたしの(小栗)旬を簡単にあつかわないでよー」
と職員から。
「そんなに好きなんだ(笑)。じゃあ毎週大河見てるんだな?」
「もちろん見てるわよ。んで、日曜夜8時っていう時間帯に、どうしてこんな年寄りくさいドラマを見てるんだって娘から怒られたんだけど」
ポツンと一軒家よりは年寄りくさくはないと思うのだが。
「その娘も面白がって、ドアんとこに立ちながら最後まで見てるの(笑)」
「いいよなーこの大河」
「義経の危ない感じもいいわよね」
今回も義経の邪悪さが増してました。そして、権力者にとって暗殺者として最強の武器である善児(梶原善)が雇い主だった伊東祐親を屠り、次の雇い主にスカウトされる。うわー殺し合いが始まるなあ。あ、小栗旬は今回も困った顔がキュートでした。
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