第15回「姉川でどうする!」はこちら。
またしてもBSを寝過ごして見逃す。別にGWだからといって何をしているわけでもないのだが。いや、孟宗を掘り、お赤飯を炊くために餅つき機を運んだり、季節感まるだしな生活ではあります。
二年後の大河決定。横浜流星が主演で、蔦谷重三郎を描くという。となると歌麿や広重、そして謎の多い写楽も描かれることになる。なんか、面白そうだ。田沼意次を誰が演じるかも期待しよう。
さて今年の大河。「怒らせるな」というタイトルなのだから、それでも家康は信玄を激怒させてしまう。武田をけん制するために、上杉と連携しようとしたことが漏れてしまったからだ。
今回の信玄は、腹をおさえながら登場。すでに死亡フラッグが立っています。
彼は山に囲まれた甲斐の国を嘆く。もしももっと田畑にめぐまれ、金があれば、天下などとうに平定していただろうと。
わたしもそう思います。木下恵介が監督した映画「笛吹川」では、領民から年貢を取り立てる鬼のような存在として描かれる信玄。彼のことだから、特に海がないことの弱みはいつも意識していただろう。港が金を生むことは承知していただろうし、だいたい敵に塩を送ってもらうくらいだったのだ。
おまけに、戦術家として同じようにすぐれた上杉謙信が同じ時代にいた不幸。信玄は上杉との戦いに時間と戦費を奪われてしまう。そのあたり、逆に織田信長という存在の運の強さを思う。
第17回「三方ヶ原合戦」につづく。
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