クミアイ情宣03年新春第一号。発行日は2003年1月10日。
本文にもあるけど、勝負ネタでした。
あけましておめでとうございます。今年も裏版をどうぞごひいきに。
ではまず新春にふさわしく、世間の公務員憎悪について考えてみたいと思います。勝負ネタです。
公務員のパブリックイメージとは、はたしてどんなものでしょう。清水ちなみが主宰するOL委員会の「公務員というお仕事」からいくつか拾ってみます。
職種 ラッキー アンラッキー
町役場 25才 安定 ひま
町役場 24才 給料が下がることはない その給料が低め安定
県事務所 29才 男女間の給料の差なし がんばってもあまりごほうびがない
教育委員会 25才 クビにならないこと つぶしがきかないこと
自衛隊 30才 倒産が絶対にない 世間に敵が多い
総務省 28才 不景気なんて関係ない 素敵な人がいない
県庁 27才 グータラしてても給料がもらえる 一般常識を忘れる
県庁 25才 年とったら裕福 若いときビンボー
保健所 27才 リストラなし、減給なし、中元歳暮なし デカイ当たりもなし
この公務員像の真偽はともかく(いくらなんでもヒマじゃないし、給料は下がってしまったぞ)、このようなイメージで公務員が一般にとらえられていることは間違いないでしょう。
これは自戒も込めて言うのですが、わたしたちには【世間知らず】であったり、【礼儀知らず】だったりと、サービス業従事者としてはいかがなものかという部分が確かに存在します。
ただ、一般常識を知らないという非難のなかには、利益追求を第一義とする企業倫理をあまりに中心に据えた考え方もあるだろう、という反論も心の内にはあるのですが、そんな声は官僚の不祥事が相次ぐなか、説得力を持ち得ようはずもありません。
そう、今、公務員は叩きどきなのです。人事院のマイナス勧告がでたとき、ネット上でいっせいにあがった世間の快哉の声は、今でも忘れることが出来ませんし。
この世間の“ムード”について、先日あるNPOの代表者の講演をきく機会があり、彼が明快にその根拠を示してくれました。
「この長い不況下、日本にはぬぐいきれない閉塞感がある。そんななか、住民のフラストレーションが“クビにならない”公務員に向かうことは、むしろ自然なことではないか」
だからこそ、姿勢として情報公開をすすめなければならないのだ、というのです。 公務員憎悪のなかで、県教組酒田地区支部にも、実は様々な【意見】や【申し入れ】が寄せられています。こんな時期に支部長になれた幸せをかみしめつつ(泣)、わたしたちのこの組織を、もっと透明度の高い、説明責任の果たせる存在とし(その論議となっている部分を公開し、意見を募る。公平に、迅速に)、そしてその上で、あらゆる機会をとらえて説明責任と情報公開を求めていく、そんな県教組酒田地区支部でありたいと思っています。応援してください。ぜひ。
※夢見る新採の頃、顧問をやっていたサッカー部のコーチが某銀行の営業だった。いっしょに酒を飲んだとき、ボソッと「相手しててね、いちばんイヤなのは実は学校の職員たちだな」と彼はつぶやいた。夢は一瞬にしてしぼんだ。
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