真宗の御教えを尊び慶ばれた岐阜県高山の中村久子さんを先日、「高山別院」の記事で、ご紹介しましたが、
中村久子さんの『生きる力を求めて』(昭和26年)から、
お言葉です。
「苦しい時、悲しい時、神や仏に無理な祈りや願いをかけることは当然のこと(とか)、そして宗教とはこんなもの、と信じ込んで、これを容易に納得していたら、おそらく今つかんだ真の仏の正法と、真実の道を求めようとはしなかったに違いない」
高山別院のご法話の中で
「自分をごまかさないところに念仏の教えがある」
「現実を引き受けたところにしか真実(念仏)はない」
とお聞かせいただきました。