お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

井波別院

2024年11月10日 | 仏教



 3日目、富山県南砺市の本願寺井波別院(西別院)参拝。↑
 井波の地は1390年、本願寺第5代綽如上人が瑞泉寺を建立、門前町として発展。
 本願寺が東西に別れた後、本願寺派(西本願寺)であった瑞泉寺は本願寺派とのトラブルにより、1650年、周辺多数の寺院と共に、大谷派(東本願寺)に転派。
 しかし、残された本願寺派(西本願寺)の門徒を自負する門徒衆によって、本願寺派法灯が受け継がれ、明治15年、正式な布教道場開設、後、昭和18年本願寺井波別院に。
 
 








 本願寺派井波別院の後、大谷派井波別院・瑞泉寺へ。↑
 境内に入るや、一同
「わぁ〜!」
と驚く、それはそれは大きな立派なお寺。
 真宗の別院にしては、珍しく拝観料が。でも、これほど広い境内、本堂はじめ建造物を維持されるのは大変だろうと納得。
 燦然と輝く本堂の阿弥陀如来。本堂内の写真撮影は禁止です。
 寒い土地ですから、本堂入り口には、外気が入りにくいよう、厚手の透明ビニール設置。  また、本堂入って入口には、段ボールの中に毛糸の手編みの靴下カバーがたくさんご用意。
 座椅子には、ひざ掛け毛布が用意されて、寒い報恩講の時節も、ご門徒さんが、ゆっくりお聴聞できる心遣いを目にいたしました。
 残念だったのは、お約束していたのに、法務員さんが、どなたもご不在(ご葬儀だったらしい)のため、自由参拝になり、お話を聞けなかったこと。

 

 井波は彫刻(木彫り)の町。町入口の壁には、5代綽如上人と井波別院のエピソードの彫刻が。↑

 

 別院に続く、井波の町並み。

 こうして、有り難い岐阜、富山の真宗の旅は終わりました。
 同行の皆さま、大変お世話になりました。
 今回も、傘は要らず、事故もなく、多くの方々のおかげにより快適な旅をさせていただくことができました。
 お寺ゆえ、家族が元気で留守番してくれ、私も動ける体調あってのこと、有り難いことでした。
 ご縁に恵まれました。
 南無阿弥陀仏の旅でした。
  

コメント
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