お寺のオバサンのひとりごと

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仏教に出遇って

2011年09月22日 | 仏教
 仏教に出遇って、何が変わったかと問われたら、
 「私自身何も変わっていません」
としか言えません。

 腹が立たなくなったわけでも
 悲しみがなくなったわけでも
 執着心が消えたわけでも ないから・・・

 じゃあ、全然変わってないかと言えば
それも違う。
 仏の価値観を心に受けたことは、大きな転換

 世界の中心に私がいるという物の見方ではなく、
大きな宇宙の中に私がいる という事実に気づいたこと

 「私」という存在も今、いろいろな縁により成り立っている「私」であって、変わらない「私」ってものはない という事実

 私が見ている世界は、私の思い込みの世界である という事実

 そういう一人ひとりがいるのがこの世であり、
各自、感性が違うのだから、意見の不一致は当然だと思えること

 それに気づかされたことは大きいが

 わかっちゃいるのに、つい、自分の思いに執着する

 そんな私の南無阿弥陀仏
 
 私自身は、何も変わっちゃいないけど、
お陰様で、生きるのが、ちょっぴり、楽になりました。

  

  
コメント (2)
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