先日、図書館から、埼玉福祉会出版の大活字本シリーズで、「吾輩は猫である」をお借りしました。
活字がとても大きいので、漱石がというより、あの時代使われていた、私にとっては難読漢字や画数の多い漢字がよくわかって勉強になりました。←すぐ忘れるけど。
最後、主人公の猫(あんな冷静インテリ)が、人間の飲み残しビールを飲んで酔っ払って大きな水カメに落っこちる。最初は水の中で、もがいていたが、脱出不可能とわかる。
どうにもならないことをもがくから、より苦しむと悟り、身をまかせ、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と称えて終わる。
お念仏で終わるんだった。
あの「名前の無い猫」ならば、人間の良きも悪しき受け入れて、あるがまま、みほとけに救われて往ったことでしょう。
南無阿弥陀仏
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