お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

2014年07月16日 | 仏教
 先日「老骨住職」様からお届けいただいた一語一縁の中に「我」という言葉がありました。

 仏教で「」は、

我執」(自分中心の物の見方・自分の思い に執着すること)
我慢」(世間一般の使い方・辛抱するという意味と違い、仏教では、我が慢心すること、つまり、おごり高ぶる 意味)

など、「固定的な執着を表すことばとして、使われる」

「我にとらわれることによって、苦しみの世界を作り出している」

と、書かれています。

 *( )内は、私が書き加えたことです。

 仏教が、自分の意見をしっかり持つことをダメだと否定しているのではありません。
 
 ただ、人間世界、何か正解なのかわかりません。

 「自分の考えこそ、正しい」と「我」に執着することの 危うさを いつも自覚したいと思います。

 
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品格

2014年07月13日 | 雑感
オーストラリアの友人家族を見送った後も何だかんだでドタバタしています。

 さて、昨日は、毎年行われる いけばな池坊巡回講習(各地に本部講師:男性の先生であることが多い がおみえになり、ステージで説明しながら、作品を次々生けられる)に参加。
 久し振りにゆったり自分の時間を過ごすことができました。

 巡回講習、今年のテーマは「品格」

 「作品に、その人の性格や、その時の精神状況が表れる」とのことですが、
何事も雑でいいかげんな私ゆえ、「品格」なんて、ほど遠い「花」しか、生けられません・・・

 写真は、講師の「自由花」の一作品。長い花瓶2つを倒して使った面白い作品です。

 この巡回講習、午前10時~午後3時まであるのですが
夕方からは、法専寺の「若っかもんで飲もう会」(住職より年下のご門徒男性の飲み会)でしたので
準備もあり、午後2時頃退席。

 「若っかもんで飲もう会」には、12名の参加があり、楽しいひとときを過ごさせていただきました。
 ご参加くださった諸氏に感謝です
 
 まだ、参加したことのない若手男性で、アルコールがダメな方には、ノンアルコールも用意していますので、飲めない方もどうぞご参加ください
 
 あ、それから、大事なこと・・・ぜひ、仏教壮年会にも入ってくださいね~

 
 

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台風一過

2014年07月10日 | 雑感
 台風が九州南部を横断通過。
 佐賀は昨日のうちに休校、休園が決まり、孫はお休み。若院、次女の勤務先それぞれも自宅待機になっていましたが、佐賀は、大雨も強風もなく・・・彼らは間もなく出勤しました。
 心配した交通機関の乱れも、佐賀ー博多間はあまり影響なく、予定どおりJRで、オーストラリアのJたち3人は佐賀を出発しました。

 ホームで見送る時、Jが涙ぐむので、私も泣いてしまいました。

 遠路、佐賀まで来てくれて、本当にありがとう とても楽しい3日間でした。

 佐賀駅ではミシュランガイドの佐賀版の出版記念のイベントが行われていて、佐賀駅では滅多に見ないJ達・外国人観光客の3人に観光課の職員が話しかけてくださいました。
 質問は「佐賀のどこに行かれましたか?」「佐賀はいかかでしたか?」(私がJを指して「彼女は日本語ができます」と言ったので、質問は日本語で)
 
 Jが通訳して、夫のTが「佐賀は、人が多すぎる東京より素敵だ」と言っていました。ちなみにオーストラリアのNSWで有名な画家のTは、ウチの周辺(田植えが済んだばかりの青々した田んぼの風景を何枚も描いていました。いつか、シドニーの彼の展覧会で、きっと、佐賀の風景画が展示されるでしょう。

 ところで、佐賀県民として、ひとこと。
 焼き物の町・有田は外国人観光客が多いので、英語の説明、案内なども充実していたらしいのですが、佐賀県立博物館は英語の解説が全くなかったらしい・・・
 次女曰く、「日本人も(他県の人は)佐賀の博物館には来ないからね、外国人が見に来るなんて、全く想定してないだ・・・」
 う~ん・・・

 J家族は、きょうは、長浜ラーメンを食べ、博多山笠を見たらしい、次は、京都へ向かいます。

 Jの話では、長男F(高校の時から日本語を専攻し、今年4月から1年間、東京の大学で日本文学・川端康成を学んでいる)が日本に興味をもつ、きっかけとなったのは、8年前に家族一同で来日したこと だったらしい です。

 Jが34年前?日本に留学したことを縁として、彼女がその後京都の大学に1年間留学、やがて、ウチの長女もオーストラリアに1年間留学し、今度はまた、Jの長男が日本に来て・・・そのうちウチの孫がオーストラリアに留学したいなんて言うかもしれません。

 ちょうど、安倍首相がオーストラリアを訪問されていましたが、我が家も、本当にうれしく有り難い交流が続いています。 
 
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台風接近と共に

2014年07月09日 | 雑感
 オーストラリア人の友人J(彼女が16才の時、1年間、直方に交換留学生として滞在し、私の実家にホームステイしていた頃から、ずっと長い付き合いです)と、その家族が7日から滞在しています。

 8年前来てくれた時、まだ幼く小さかった長女も今15才。上手に孫の遊び相手をつとめてくれています。
アンパンマンの曲や、「げんこつ山のタヌキさん」など、すぐ覚えてメロヂィを口ずさんでいます。

 昨日は施設から母をウチへ連れてきて、一緒に昼食をとり、午後から東与賀の公園まで(オーストラリアに干潟はないので、泥の海を見せようと)母も一緒にドライブ。
 母にとって娘同然のJ。物忘れのひどい母もJのことはよく覚えていて、大層喜んでいました。
よかった、よかった

 沖縄、奄美に大きな被害をもたらしている台風8号が九州に接近中ですが、今のところ、穏やかな小雨の佐賀。

 きょうは、長女が有田に案内しています。

 明日、J家族が佐賀を離れる頃、台風が一番接近しそうですが、果たして無事に出発できるでしょうか 
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七夕の願い

2014年07月05日 | 雑感
 老母がお世話になっている施設で、七夕飾りがあり、入所者やデイサービスの方々の短冊が飾れていています。
 母も短冊に書いていました。
 「若い人たちが幸せな国でありますように

 その前日、母は、私が1日遅れで届けている新聞の大きな見出し
集団的自衛権行使容認
を見て、つぶやいておりました。

 「こんなことしていたら、戦争になってしまう・・・」
 
 
 おそらく短冊に書いた願いは、戦争体験者ゆえ、「子や孫には、戦争の悲惨な体験はさせたくない・・・」と
いう思いでありましょう。


 
 
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2014年07月03日 | 仏教
 きょうの佐賀。午前中、大雨でしたが、午後から雨が上がりました。

 さて、先日「老骨住職」様からお届けいただいた、「一語一縁」字問字答の解説より

 

 「心こそ 心まどわす 心なれ 心に 心ゆるすな」
 「意は馬のごとく 心は猿のごとし」

と言われるように、心コロコロ。
 自分の思いに自分が苦しめられる

 身口意(しんくい)の三業 と 言われるが、表に見えない心業(意業)がもとで、身業、口業となって表れている。
(業とは、行為のこと)

 表面上、立派なふうに振る舞っていても、心にもったものが、ヒョンと、表面上の行為に表れて、煩悩丸出しになってしまうことはよくあることです。

 

  

 
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7月の言葉

2014年07月01日 | 仏教
 今月の「法語カレンダー」の言葉は

 暁烏敏(あけがらすはや)師の言葉

 本当の相(すがた)になる
 これが
 仏の教えの目的である


 2014年法語カレンダーを本願寺派司教の内藤昭文先生が解説された「心に響くことば」によりますと、
(1877年真宗大谷派の寺院に生まれられた)暁烏敏師の「歎異抄を読む」と題した連載が、雑誌「精神界」に55回にわたって掲載されたことにより、「歎異抄」が有名になったと言われているそうです。

 
 東井義雄先生の言葉でつづる「ほのぼのカレンダー」今月の言葉は

 「おかげさま」の
 見える目



 法専寺山門掲示板の言葉は、金子みすゞさんの詩より

 みんな違って
 みんないい


 ちなみに、Eテレの子ども番組に「にほんごであそぼ」という番組があり、夕方、3才の孫と一緒に見ていますが、
その中で、コニちゃん(小錦)が歌う
「私と小鳥と鈴と」(金子みすゞさんの詩にすてきな曲がついています)が、大好きです。
 孫もコニちゃんと一緒に「みんなちがって、みんないい~」と歌っています。

 ところで昨日、匿名の(住所・お名前がない)「老骨住職」様さまから
今年の法語カレンダーや一語一縁の解説文など資料をお届けいただきました。
 少しずつ、ご紹介できたら・・・と思っております。
 どちらのご住職様か存じませんが、恐縮に存じました。厚く御礼申し上げます
 有り難うございました。
 
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