お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

理想の往生

2015年01月15日 | 雑感
 幼なじみのYさんのお父様がご往生されました。お身内でご葬儀は済まされたと、知らせていただきました。
 
 Yさんのお父様は、父の親友・同業者でもあられましたので、幼い時から、家族ぐるみで、お世話になってきました。

 体操競技をなさっていた方でしたので、70代になっても鉄棒の大車輪など軽々なさっていたと記憶しています。
また、山登りが大好きで、80代になっても、お一人で登山に出かけたりしておられました。

 90代になられてからも、足腰しっかりしておられましたから、私が立ち寄らせていただくと、車道まで出て、車の誘導をしてくださいました。

 12月初旬までは、外の草取りもなさっていたそうですが、中旬頃から食欲が無くなられ、ご自宅で臥せっておられたそうです。

 無駄な延命処置をされることもなく、自然に、自然に・・・ご自宅で、ご往生されたそうです。

 おじ様らしい、理想のご往生。

 実家に泊まり込みで介護されたYさんにも頭が下がります。

 おじ様、父と、またお浄土で再会してくださったでしょうか
 
 南無阿弥陀仏
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感受性

2015年01月14日 | 仏教
 写真ポスターは、昨年、鹿児島県指宿市のJ寺さまにお参りさせていただいた折に、いただいた、鹿児島教区キッズサンガ(子どもの集い)のポスターです。

  心 とは、感受性 受け取り方、心の持ちよう

 私の心が、ガチガチに固まった自分流の物の受け取り方・感じ方だったなあ~と、
如来(真如より来るもの)から、教えられ、気づかされたならば、
 今まで、自分流にしか見ていなかった 景色が、少しは、変わって感じられるでありましょう。

  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

法専寺御正忌報恩講

2015年01月12日 | 行事・案内
法専寺の御正忌報恩講は、本日、満了いたしました。

 初日、私の拙い法話、2日目は、若院の法話デビュー、3日目は住職の法話。
3日目のきょうは、午前中、「子ども報恩講」もありました。

 写真↑ は、子ども報恩講 にて、総代役員のMさんが、絵本の朗読と紙芝居をしてくださっているところです。

 子ども報恩講では、「正信偈」のおつとめをし、住職が「ありがとう」「ごめんなさい」「いただきます」「ごちそうさまでした」の心をお話、その後、紙芝居と、絵本の読み聞かせ。最後に、若院が、子ども達に、三味線の説明をし、3曲披露。

 法話も、紙芝居も、三味線も、子どもたちは熱心に聞き入ってくれました。
ようこそ、ようこそ、ありがとうございました

 子ども報恩講終了後は、仏教婦人会役員さんを中心に、お当番地区の女性方が用意してくださったお斎(とき:肉魚を使わない精進料理の昼食)を子ども達も一緒にいただきました。
 



 今年は、今までのベテラン役員さんが引退され、役員さんに新しい方も入っていただき、初めて60代(お寺では若手の年代)の方ばかりでお斎を用意いただきました。

 法専寺は有り難いことに60代もお斎に慣れられた方ばかりなので、今年も美味しくできました

 ご奉仕いただきました皆様、お疲れ様でございました。本当に有り難うございました
 感謝、感謝の「法専寺御正忌報恩講」でした。

 法専寺は、ちょっと一息。

 明日からは、webで、本山(西本願寺)の「御正忌報恩講」(16日まで)にお参りさせていただきたいと思います。

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

御正忌報恩講

2015年01月09日 | 行事・案内
 きょう(9日)午後から、西本願寺で、「御正忌報恩講」が始まりました。(16日午前中まで)

 法要はインターネット(中継)でも、お参りできます。(ご覧いただけます)
本願寺HPをご覧下さい

 写真は、各寺に送付された今年の御正忌報恩講のパンフレットです。

  親鸞聖人ご往生の後、三十三回忌にあたり、本願寺第3代覚如上人は、そのご遺徳を讃仰するために「報恩講私記」を作られ、以来、親鸞聖人のご命日の法要は報恩講として、大切にお勤めされてきました。

と、書かれています。

 さて、法専寺では明日から3日間、「御正忌報恩講」の法要をつとめます。

 明日は、厚かましいことながら、私が、法話させていただきます。
掃除、花生け、12日のお斎準備・・・などなど、走り回っています。

 ご参拝をお待ちしております


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月の言葉

2015年01月06日 | 仏教
 法語カレンダー1月の言葉は

香樹院徳龍 師(真宗大谷派の高僧 1772~1858) の言葉

 称えるままが
 つねに御本願の みこころを 聞くことになる


 、
「南無阿弥陀仏」という、たった6字の「念仏」ですが、
阿弥陀如来の「ご本願」(自分中心の物の見方・感受性に振り回されて、人を傷つけ、自分も傷つき、悩み苦しんでいる者に、覚りの境地があることを知らしめて、こころの安穏を与えたい という如来の大いなる願い)が、ギュッとつまっています。
 
 私の称える声ながら、
念仏することは、
南無阿弥陀仏のこころを 聞かせていただくこと なんですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仕事始め

2015年01月05日 | 雑感
 お勤めの方々は、きょうが仕事始め。

 県知事選投票日の1月11日は、法専寺の御正忌報恩講中なので、
御正忌報恩講のお斎の食材(乾物)を買いに出かけたついでに、市役所に寄って、期日前投票を済ませてきました。

 午後、母の所に寄ったついでに、年末年始は多かろうと避けていた大型店に行ったのですが
仕事始めの月曜日に関わらず、土日なみの混雑でした。 駐車スペースを探すのも、時間がかかりました。

 私は、母が楽しんでいる「点つなぎ」(1から順に点をつないでいくと、絵になる)雑誌を買いに、大型店内の書店にだけ寄ったのですが、ここも人がいっぱいで、レジにずらりと並んで買いました。

 さて、法専寺の仕事?始めは、「元旦会」でしたが、
私、うっかりして、山門掲示板の言葉を貼り替えるのを忘れ、元旦は、暮れの言葉のままでした。

 2日に気づいて、あわてて貼り替えました。

 1月の言葉は

 多くの
 おかげさまの中で
 新しい年を
 迎えることができました
 報恩感謝の
 南無阿弥陀仏


 間もなく、「御正忌報恩講」(1月16日の親鸞聖人の祥月命日を縁とする法要)です。

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元旦の母

2015年01月03日 | 雑感
 法専寺は、梵鐘がないので、除夜の鐘 は、ありません。したがって、大晦日は、夕食前に家族一同で、1年の感謝をこめて本堂で、勤行して、終わりです。
 あとは、元旦の準備をして、テレビの除夜の鐘を聞きつつ、就寝。

 翌朝は5時に起床して、家族の朝食(雑煮など)や、元旦会の準備して、
まず、自分が着物を着ます。
 それから、娘2人に私が若い時の着物を着せて、家族一同、本堂で、新年の朝の勤行。

 勤行後、家族でお屠蘇いただいて朝食。

 そこまでは、例年通り。

 昨年は、大腿骨骨折で入院・リハビリ中だった母を、病院へ、今年は、老人施設へ母を迎えに。

 11時からの元旦会に母もお参り。ご門徒さんにも声をかけていただき、母は、ニコニコ。

 ご門徒さんをお見送りした後、義叔母と義姉、母も加えて、家族一同で、にぎやかに、おせちをいただきました。

 最近の母は、車椅子の生活以外、体調は、それほど問題ないのですが、ますます物忘れがひどくなっています。
 ほんの少し前のことも忘れます。

 2年前、佐賀に来てから母が施設に移るまで(在宅~入院中)お世話になっていた病院の主治医(母の同じ話や愚痴をニコニコ聞いて、上手に励ましてくださっていたY先生)が、年末、ご往生。訃報を聞いて、本当にびっくりしました。69才でいらっしゃいました。

 母の愚痴にY医師は、「まあ、人それぞれ、いつ死ぬかわかりませんよ。○○さん(母)より、ボクの方が、先に逝っちゃうかもしれないし・・・」と、仰っていたのですが、本当に、先に往ってしまわれるとは・・・

 母はY先生の大ファンでした。訃報を伝えましたが、母は、あれほど大好きでお世話になったY先生のことを憶えていませんでした。


 長生きは、しんどい ことでしょう。自分がなってみないと、わからない辛さ、悲しみがありましょう。
 でも、私にとっては、母が穏やかに、笑顔で生きてくれていることを有り難く思います。
 
 

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年法語カレンダーの言葉

2015年01月02日 | 仏教
 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます

 昨日・元旦は、佐賀の平野部でも屋根にうっすら積雪。日中も雪の舞う、厳しい寒さでしたので、元旦会のお参りは、例年より少なかったのですが、
それでも例年必ずお参りくださる方々(暮れの墓参りの折、庫裏に挨拶に寄ってくださり、元旦会にあらためて初詣してくださる)が、寒い中ご参集くださり、本当にありがたいことでした

 新年を迎え、親しいご門徒さん方と、ご一緒に、おつとめできましたこと、心から仕合わせに思いました
ようこそ、ようこそ、ありがとうございました

 さて、法語カレンダー 表紙の言葉は 板東性純師の言葉

 智慧・慈悲の はたらき そのものが「仏」なのです

 
 世間一般では「仏」と聞くと、「亡くなった方」、
「仏壇」と聞くと「故人をまつる処」
という印象かもしれませんが・・・

 「仏」は、我(私の都合)を一切交えない、真実に目覚められ、大いなる慈悲のこころ の存在

 自分に都合よく生きることが、「私のしあわせ」と、勘違いしている「私」に
真実を知らしめよう、「私」をワープした「仏(ぶつ)」に仕上げて、本当の「しあわせ」に導こうと
はたらき 続けておられるのが

 仏さま 

と、あらためて、新年に味わう言葉であります。


  
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする