保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

冬の保津川、久々に二ケタの流船です。

2005-02-12 21:20:27 | 船頭
一月の末から2月の初旬は保津川下りに
とって最も厳しい季節です。

何が厳しいかって?

もちろん身を切る様な渓谷の寒さも厳しいのですが
それ以上に厳しいのは川下りにお越しいただく
来客数が著しく減少することです。

シーズン中なら百隻近くの船が流れることも
珍しくない保津川下りですが、この時期は最悪で
予約がない日には一隻も流がれない日
すらあるのですから、さびしいものです。

そんな状況の中、今日は何が起こったのか、
11隻もの船が流れたのでした。

確かに予約が6隻入っていたのですが、
その他のお客さんで約ダブルスコアに
持っていけたことは特筆に値する出来事です。
天気も先日の様な小春日和でもなく、相変わらず
頬に当たる風が冷たい日でしたから
よくわかりません。

これが本当の水商売というものでしょうか?

今日の保津川周辺は、朝がたまで相当冷え込んだ模様で
愛宕山もすっかり雪帽子を被っていました。

朝一番の船なら山の雪景色が見られたかも
しれませんね。

明日は予約が3隻入っています。
もし今日ぐらいの来客数ならはっちんにも
出番が回ってくるのですが・・・

予測がまったくたたないこの時期の仕事。
明日も贅沢な?待ち時間を堪能したいと思います。