保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

いつの時代もラブソングは最高!

2005-02-13 12:32:13 | 船頭の目・・・雑感・雑記
昨日の夜、夕飯をいただいていた時のことです。

テレビから懐かしい歌の調べが聞こえてきて思わず
箸をとめて見入ってしまいました。

番組はバレンタインのラブソング特集。
観られた方も多いのではないでしょうか?

80年代~2004年までの冬のラブソングを
集め、幾つかのテーマ別に紹介されていました。

80年代~90年代に青春を過ごした、私はっちんに
とっては懐かしい歌もたくさん流され、楽しませてもらいました。

やっぱり歌はラブソングがいいですよね!

どんなに古いラブソングでも、いい詞と調べには
心にグッと響くものがあります。

たとえ時代が変わり科学技術が進歩しても人を好きに
なる感情、本質というものは変わらないだな~と感じます。

遠い昔に詠まれた小倉百人一首なんかも、当時のラブソング
だったと思います。平安の昔の人達も激しい恋に身を焦がして
いたのがその詞から伝わってきます。

小倉百人一首は平安時代に藤原定家が嵯峨の小倉山ふもとに
庵(今のニ尊院か常寂光院だといわれている)を設け
自分の気に入った歌を編集したものですが、恋の歌も多く、
人を好きになった時の切ない激しい感情が詠まれていて
時代を越えて共通する感情が心に迫ります。

京都にはそのほかにも「源氏物語」や「平家物語」など
恋心を描いた作品があり、近代でも川端康成や森鴎外、水上勉
などの作家が素晴らしい文学を残しておられます。
京都の自然と風情が人の最良の心情である恋心に響き、
時代を越えて愛され共感をおぼえる作品を生んだのでしょうか?

このような‘恋心’を現した文学が多いのも京都の雅を
引き立てている魅力となっているのでしょう。

人を好きになるとありのままの自分を見つめることにも
なります。素直で純粋な感情と自分の方を見つめて欲しい
という自我の感情とが心の中でぶつかります。
その都度、自己嫌悪に陥り、切なく魂が揺さぶられます。
でも最高の恋人とは、そんな自分の最良の部分を引き出して
くれる人であると信じます。

あなたがいたから、君と出会えたから自分の人生に意味が
生まれ、生きる意味、目標がわかったと素直に思える
それが最高の恋人なのでしょう。

人の最良の心情、やさしく繊細な心を引き出す
素敵なラブソングはこれからも多くの人の心を
引き付けて離さないことだとでしょう。

はっちんはそんなラブソングが大好きです!