散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

歯止めかからず

2009年04月23日 22時40分01秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
いろいろと忙しくなると、酒に逃避してしまいたくなる。

私はブログで時事ネタを取り上げることがほとんどないのだが、例の飲酒全裸事件について。

まあ、ほめられたことではないし、法律違反でもあるのだろう。しかし、記者会見で謝らせ、全国ニュースで何十分も取りあげるようなことなのか? (仕事上迷惑をかけた人には、個人および事務所としての謝罪などは必要だろう)。

「警視庁24時」のような番組でも時々泥酔して交番に担ぎ込まれるオヤジが登場するが、大体、人情味のある年配の警官が「だめだよ、こんなに飲んじゃ」とか対応していたような気がする。それで翌朝、少し説教してやればいいじゃないの、と思うのである。

少々話は変わるが、私はタバコに関して良い印象を全く持っていないのだが、そのことを声高に言わない。昨今の風潮として、何か”悪”というイメージがついたものに関する許容度が、非常に低くなっているような気がするのだ。タバコが1本千円、または違法行為にまで行きついてしまった後は、私は酒か自転車がやり玉にあがるのではないかと思っている。

それはさておき、4月22日。

すすきののバー「N」へ行き、懸案のカクテルを注文。レシピはボウモア12年+グランマルニエ+ブルーキュラソー+モナンキウイシロップ+ライムジュース。「緑の街 札幌」をテーマにした創作カクテルである。



味はボウモアの風味は残しつつ、さっぱりした味わい。ウィスキーカクテルの定番以外で「これは!」というのがあまり記憶にないが、これは良いと思う。味も良いし、色彩も綺麗だ(明るさが足りず、写真はもうひとつ)。

続いてそろそろ春めいてきました、と桜マティーニ。ジン+桜のリキュールに塩漬けの桜を浮かべたもの。アルコールは強いが、甘さですっと飲めるのである。



3杯目はこれまた課題だったT.yamazaki。札幌の名バーやまざきの50周年を記念してつくられたカクテルだ。レシピは山崎(ウィスキー)+アマレット+カシスで、シンプル&クラシックないいレシピだと思う。これもウィスキーの味がベースになりながら、ちゃんと統一感のある味になっている。

最後に、トリニティⅣ。このシリーズは前作まで3種類の比較的若いモルトをヴァッティングしていたのだが、今回は16年ものらしい。前回までのヤンチャな子たちに、10年後に再会したような味わいだ(中身も少々変わっているらしいが)。非常に良くなってしまって、これまでのものとは頭を切り替えて味わう必要がある感じだった。

以上で結構酔い、何も食べていなかったので、狸小路そば「M」でラーメン。



4月23日。本日は本社の偉いオジサン対応の後、一人疲れてすすきののバー「n」へ。

1杯目は「フルーツ入りで」とお願いし、リンゴ+カルヴァドス+シェリー+クランベリージュースのカクテル。リンゴっぽさをほかの材料が壊さずに支援しているのであろう。フレッシュでもあり、甘みのある味だ。

今日は2杯までと思っていたので(前の店で飲んでるため)、次は決定打アクアビット+ラガブーリン16のアクアビットスモーキーマティーニ。やっぱりこれは美味い。この味のバランスを発見してしまった私は、我ながらすごいと思う。

ゆっくり飲んでいると、面白いカクテルだったせいだろうか。隣から声がかかり、こちらも良い飲み方をしている方と会話。その人は、ヴェルモットで氷をリンスしたのを捨て(本当に捨てるのではなく、小グラスにいれてオリーブを添えていた)、そこでマティーニを作るという超ドライレシピだ。ま、有名な作り方ではあるのだが、さりげなく飲んでいるのはなかなかの酒飲みだ。

予定通りこれにて帰宅。