散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20150719最近読んだ本

2015年07月19日 23時15分12秒 | 読書
■「O.tone vol.81」
今月はガツンと鶏特集。あまりガツンとしていると、もう食べきれないんだよね。創作の庭では澁谷俊彦「ホワイトコレクション」が登場。その他、品品法邑、藤戸竹喜の木彫りなど、地味にアート情報が増えて来た。

■「BAR追分」伊吹有喜
昼はバール、夜はバーになる店を舞台に、商店街の人びとと客の物語。

■「ひとり飲み飯肴かな」久住昌之

■「それでも酔ってません」大竹聡
いいえ、酔ってます。

■「鍵のない夢を見る」辻村深月
直木賞受賞作なのだそうだ。あー、某選考者がとんちんかんな事を言っているが、はっきり言ってこの人に地方に住む「人間の閉そく感」なんか書いて欲しくないんだよな。この数作前から思っていたが、恐らく分岐点を越えて、違う方に行ってしまったという感が強い(珍しくけなしてみたが、これは異論があって当然だと思う)。

■「軌道学園都市フロンテラ 上下」ジョーン・スロンチェフスキ

以下、図書館の2冊。
■「着ればわかる!」酒井順子

■「鎌倉」太陽編集部、コロナブックス編集部編

バーで軽めに締める

2015年07月19日 20時47分53秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
居酒屋を出ると、空がまだほのかに明るい。



3連休中日の日曜日であればやっているバー「ng」に久しぶりに行って見ようか。入店した時点では先客なし。その後、私が帰るまでに4名かな。まあ、落ち着いた感じで良かった。

1杯目はスイカとアクアビットのカクテル。ある程度アルコール量が入っているので、ジュースっぽくは無いが、スイカの甘味がしっかりとする。



2杯目は夏のお好み、ミントジュレップである。ここはミントたっぷりで香り、苦みが良かった。



3杯目は目の前でボトルが目立っていたボウモア12ウイスキーエージェンシーを注文。謎のボトル画はラフレシアのような植物系だと思ってたら、クラゲなのだとか。こんなにド派手なクラゲは警戒色ということなんだろうか。



味はかなりパンチの効いたスモーキーな感じ。今日はこの位が良いのではないか。帰りにふらふらもう一軒立ち寄りそうになってしまったが、幸いなことに休業日。良かった、というのが翌日の実感である。

北海道大箱居酒屋(2)

2015年07月19日 19時06分45秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
さて、三連休の中日、こういう日は確実に開いている居酒屋がありがたい。ということで、すすきのにある「KP」を久々の訪問。近年、宴会では使ったことがあるのだが、好印象だったので個人での初訪問である。料理がオーソドックスで北海道っぽかったのと、働いているお母さんたちが人間味あふれる感じだったのが好印象の由縁である。

さて、カウンター席に座り、通しはサーモンと長芋の酢漬け。飲み物は余市ハイボールを頂く。

 

さて、まずは刺身かな。刺身として出て来たのは、タコ、カンパチ、金目、ホッケ、サーモン、ニシン、ホタテとなかなかの品ぞろえ。なかでもカンパチと金目は身がしっかり、脂乗りが良く旨かった。



イカ刺しを追加するも、これはまあ普通か。蟹の高さに目がくらみ、ここは蟹甲羅揚げに退避。なめらかなクリームで仕上がっており、味としてはなかなか。

 

さて、飲み物を二世古特別純米(すっきり飲みやすい)に切り替え、訳あって高額メニューアワビのステーキへ。アワビは柔らかく、バターソースが旨かった。



魚系からシフトして、牛すじ煮込みを注文。これは上品ながら甘みがある味付けで、口の周りにゼラチン質を感じる味。七味で引き締めた方がいい感じがするかも。



ちょっと口が甘くなったので余市ハイボールをもう一度飲み、メニューに嬉しい品を発見。ここは単品寿司が行けるのか。ということで、締めに花咲蟹と利尻産ウニの寿司を注文。

 

写真はボケたが、ウニの寿司は絶品だった。ウニ丼というのは飽きそうなので、この位の量が適切なのだ。期待通りにお店の人の感じ良く、少々、勘定は高くなってしまったが、長年やっている店には一理あるというのが良く分かるのであった。



このシリーズ、何とか続けてみたいと思う。

20150719ギャラリー巡り

2015年07月19日 16時56分02秒 | ART
本日は法邑→HOKUBU記念美術館→犬養→市民→クラーク→レタラ→三越→スカイホール→さいとうの9か所。まだ行ききれない所があったが、断念。土日の両方回らないと、札幌市内のギャラリー巡りをこなしきれない状況か。

■茶廊法邑「大賞受賞者展」。
高橋玲香:作品名なし。賑やかな花鳥画がいい。
永川美保:作品名なし。崩壊していく弱い人間たちよ。
金渕浩之「ムエン浜」:人のいないリアルな風景画。
藤田博子:作品名なし。ガチャガチャした線が面白い作品。

■HOKUBU記念絵画館「早川俊二展」。展覧会のチラシを見て「もやもやしてるな」と好みではない予感がしていたのだが、思った以上にいい作品が多かった。
「じょうろ」:形が色彩に埋もれている所もあるが、写実のしっかりした作品。
「クレマンスの肖像」:繊細な女性像。ある種、男性の理想像か。
「黄昏の光」:鉛筆画の大作。スナップショットのように室内の人物をとらえているが、わずかな「ブレ感」が時間の経過を感じさせる。
「黒い機械油差しとミルク刺し」:作品の縁を風化させたようにしている特徴を持つ画家。静物画には遺跡に残された遺物のような雰囲気がある。

美術館のサービスはホットコーヒーだったらお断りしようかなと思ったら、ありがたいことにアイスコーヒーだった。「バガボンド」の途中巻を2冊読んで、しばし休憩。



■ギャラリー犬養「本田征爾&more展-幻灯仮面遊戯-」。仮面をテーマにした展覧会。
デストロイ屋(熊谷大介、水戸麻記子)「TAG」:プロレスのタッグマッチ専用マスクなのだが、2つの頭部がくっついた状態になっているため、レスラーはくっついて戦わなければならないという制約があるのだ。壁に「タッグマスクのひみつ」という、昔の少年雑誌に載っているような解説があるのだが、ものすごく弱くて情けない感じが漂ってくる。

■市民ギャラリー「北海道教育大学岩見沢校 美術文化専攻 七月展」。
八谷聡大「おちてるメテオ」:床置きした箱に、青い空と隕石? が描かれている。新しい取り組みをしている模様。
内村拓登「世界」:巨大な月が昇る世界。ただ、私はこういう構図を見ると、「事実上の双子惑星だから、知的生物が存在するような安定した世界にはならないだろうな」とか、「ロシュの限界に抵触しているのでは?」ということが気になる。
浅井菫「DINA」:地下のマグマを見下ろす地熱発電所だろうか。構図と色彩に迫力がある。

遊佐千裕「歩み」:歩んだまま死に絶え、骨だけを残す巨大生物。
三村紗瑛子「power plant」:弱弱しく全く信用のできない発電・送電施設。ある意味、現代の姿をとらえているのだろう。

■クラークギャラリー「高臣大介ガラス展「なつしずく。」」。棒状のガラスが天井からつりさげられており、それがかすかに接触することで涼しげな音が展示室に流れる。もっとも、展示室は結構暑いので、音だけであるのだが。



昔は倉庫だったらしいこのギャラリーだが、柱に店主の「商売の教え」のようなものが残っていた。すごく真っ当な事を言っている。



「靴紐一本でも無断で卸すな」
「商品を土足で踏むな」
「煙草を吸うな」
「電灯使用後すぐ消(せ)」
「不良品は其置場所(を決めろ、か?)」
「毎日掃除と商品の整頓」
「(感謝?)を忘れるな」…いずれもカタカナはひらがなに。また現代かなづかいとした。

■ギャラリーレタラ「EAU/H」。ギャラリー隣の空き地における野外展。
下沢敏也「Re-birth」と阿地信美智「coefficient of determination 決定係数」。

 

泉修次「覗き穴のある箱-野外編3」と渡辺行夫「空体1」「空体2」。

 

阿部典英「ネェダンナサンあるいは碑」と吉田茂「蘇って空」。

 

藤井忠行「変位・鉄辺」と瀬川葉子「記憶する3つの日」。

 

何となく縦に伸びた作品の方が、地面との対比でバランス良く見える。



■さいとうギャラリー「暑中見舞展」。
金子直人「鳥獣戯画を純銀で作ってみた」:タイトルの通りの作品。ちょっと面白い。

北海道大箱居酒屋(1)

2015年07月19日 15時17分23秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
昔はよく宴会に使ったものの、自分の好みが個人店化したり、もつ焼などの特定ジャンルの店にシフトしたりして、行かなくなった居酒屋というのがある。しかし気がついて見れば、それらの居酒屋(ある程度規模が大きく、観光客も多い)は健在ではないか。そんな感じで、シリーズ化して行って見たいと思った次第である。

まず1軒目は最近2回ほど行って見た「GIF」。既に記事はアップ済みであるため、そちらへのリンクを張っておこう。

鰊刺しがなかなか。

いももちは北海道の味。
→これは「懐かし酒場」シリーズでもあったか。

さて、どのくらい行けるだろうか。

今日は日曜日だから

2015年07月19日 12時01分26秒 | 食べ歩き
3連休の中日であるため、ギャラリー巡りをしているのだが、日曜日となると開いていない店も多い。期待を込めて環状通東そばの喫茶店を見に行ったところ、やはり定休日であった。この店にはカレースパゲッティがあるらしいのだ。

その周りに飲食店はあまりなく、近くにある蕎麦屋「H」へ入店。ちょっと迷いながら大もり(店によって量が相当違うため)を注文。写真があったので、それほど心配せずに注文出来たのだが、結果的に程よい大もりであった。