散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

なぜか秋田(4)

2016年06月10日 21時44分41秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
早くも3軒目となるバー「TB」へ。いい感じの店構えだが、店内から大きな声がする。ちょっと嫌な予感がしたのだが、酔っていたせいもあり突入してしまった。



店に入ると案の定、どうにも下らない飲み方をする男(と連れの女性)がいた。何しろ相当酔っているように見えるのに、スピリタスなどを飲んでいるのだから始末に負えない。一番遠い端の席に座る。1杯目はジンフィズを注文。



おや、ちょうどグラスに合うサイズの四角柱状の氷を使っている。客はさておいて、いい店なのかも。

通しはコールスロー。これを小さなパンの上にのせて食べると、なかなか悪くない。



2杯目はチナール+ピコン+ラム+イエーガーマイスター+オレンジジュース+ミント+オレンジピールをシェイクしたカクテルが来た。「苦いリキュールが好きで」と頼んだのでこうなったのだが、オレンジジュースだけでは甘くなるので、ピールを使う辺りは良いかもしれん。



騒がしい先客も帰って行ったが、私もそろそろかなりの酔っぱらいだ。初めての街の初日なので、この位にしておこうか。



この後、ホテルに戻り、22時頃就寝。ずいぶん、早く寝た。この日の歩数は18,944歩。

※20160613 2杯目のカクテルレシピを訂正しました。苦いリキュールが多種類入っています。

なぜか秋田(3)

2016年06月10日 19時32分13秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
2軒目は秋田でもっとも古くからあるらしいバー「L」へ。何しろ、自分の年齢より古いバーというのも、なかなか無いのである。古い割にはカジュアルな感じの店構え。気軽に入ると、やはり一番目の客になってしまった。お二人のバーテンダーがいるが、おそらくオーナー氏の出勤はまだこれからなのだろう。

まずは様子見に1杯目はモスコミュールから。



おおいいね。爽やかなモスコミュールが今日の暑さにはちょうど良い。軽いつまみが一緒に出された。



チーフバーテンダー氏はまだ若いながらも、なかなかの人物である。一人しかいない客である私に、密着しすぎず、それでいてヒョイといいタイミングで声をかけてくる。つい、札幌から到着したばかりであることを話してしまう。

2杯目はジン+GET27+スターリーディタ+レモンのカクテル。「ミントリキュールを使ったカクテル。意外とディタなんか相性いいですけどね」と話をすると、ディタのスターフルーツフレーバーを使ったカクテルを作ってくれた。



これはスッキリしていい。ディタらしいフレーバーも南国フルーツの味わいと共に香ってくる。

3杯目は最近よく飲んでいるロブロイ。ウイスキーはお任せしたところ、デュワースホワイトラベルとオーソドックスなものを使っている。



しかし、このバー、内装がいいね。入口の感じとは大違いで、重厚な雰囲気が漂っている。しかも奥の窓の向こうには、街の真ん中を流れる旭川が見えるのだ。もっと暗くなると、さらに雰囲気が良いのだろうな。



残念ながらオーナー氏には会えなかったが、このバー、良い店だと思う。秋田に住んだら、ここに通うことにしよう。


なぜか秋田(2)

2016年06月10日 18時30分23秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
ホテルに荷物を降ろし、予想外にホテルのそばにある飲み屋街を散策することにした。



素敵な看板を見かける。飲み屋街はさほど大きくなく、主要エリアはすすきので言うと2~3ブロック相当だろうか。歩いて2周し、中通も一通り歩いてみる。やっぱりこういう時って、迷うよなあ。いわゆる郷土料理店もあるが、どうだろうなあ。

 

迷いに迷った挙句、17時過ぎに何とか心ときめく店を発見。情けないことにネット上で評価を見ようとしたが、どうもあまり記載が無いようだ。よし、ここは自分の感を信じて入ってみよう。



まだ時間が早いせいか客はおらず、カウンター端の席に無事座ることができた。結構、天気が良く暑かったためまずはビール。通しは蕗の煮物と「うるい」を寄せたもの。味付けは濃くなく、すっと食べやすい。



まずは「みず玉醤油漬け」から。これは「みず」という山菜の「実」(むかごのようなものか)を醤油に漬けたものらしい。サクサクした歯触りとほんの少しの粘り気、これは酒のつまみには持ってこいだ。



次は大物の「かやき」。本来は貝を使うのだろうが、小鍋仕立てでやってきた。中身は比内地鶏、豆腐、山菜、エノキなど。



これをすき焼きのように玉子に漬けて食べる(玉子を鍋に溶きいれてもいいらしい)。鶏肉は歯ごたえがしっかりしており、少し甘めの汁と共に非常においしい。



これでエンジンがかかってきたところで、燗酒を注文し、地物の多い刺身盛り合わせをお願いしよう。

軽く1人前でとお願いしたのだが、他の客があまりおらず大将の腕に力が入ったか、想像以上に立派な刺身盛り合わせが来てしまった。マグロ(赤身、トロ)、タコ、平目、サザエ(貝の後ろに肝が隠れている)、小肌、卵焼き、茎わさびという内容だ。



マグロのトロは口の中で瞬時に溶ける感じ。蛸は生のものを店で仕込んでいるというだけあり、旨みがたっぷり。平目も天然ものとあって、むっちりとした歯触りである。そして、北海道にいい小肌無しといつも思う私だが、秋田にはいい小肌があった。酢締めではあるが、これは魚の味も生きている。

そして何といってもサザエだろう。私のためにサザエが1つお陀仏になってしまったが、ちょうど食べやすい歯ごたえ。そして肝の苦みも心憎い。そんなに珍しい魚の種類があるという訳でもないが、知らない土地にやってきて、この盛り合わせは嬉しいものだ。

予想外に燗酒がたっぷりあったので(2合だったのだろう)、「くろも」という海藻を注文。これは実に歯触りがよく、美味い。



「もずくの仲間らしいけど、水っぽいもずくなんて食べられなくてさ」という大将。秋田訛り全開の(いや、私に気を使って加減しているであろう)大将の話を聞く。ちょうどテレビのニュースでは、秋田県で熊が出没し何人かの人が亡くなっているというのをやっているため、大将が「みんな、竹の子取りの人さ。あれ、カネになるんだ」等々。

すっかり満足して、まず1軒目は大正解だった。ちなみに刺身盛り合わせのため、結構な値段であったが、あれを除けば普通使いのできる店だと思う。気を良くして、次はバーにでも行くか。

なぜか秋田(1)

2016年06月10日 14時18分59秒 | 食べ歩き
私が旅行に出かけるのは9月が多いが、今回は変則的に6月に出かけることになった。理由は「○○○○○○○○祭り」を見るのが嫌だから、ではなくて(もちろん見るのは嫌だが)、昨年、飛行機に乗っていたスカイコインというやつがたまっていたからである(結果的に「○○○○○○○○祭り」も全く目に入らなくて済んだ)。

そのスカイコインは飛行機のアップグレードに使えたりするのだが、そもそもたまっていることに気が付いたのが利用期限である3月だったのだ。飛行機に乗る機会がないので、これはどうしようもないと思ったら、電子マネー的なものに変えるとさらに1年利用ができるらしい。この電子マネー的なものは飛行機の代金にしか使えないため、結果的にどこかに行く際に使おうということになったのである。金額として1万円分だったので、さすがに捨てるのはもったいないのだ。

いつものごとく、琴似から出発。



ちょっと札幌の街中で用を足し、新千歳空港に移動。普段、東京に行くのとは大違いの隅っこの方に待合室がある。



時間がちょうど昼時にかかるため、おにぎりで軽くつないでおこう。



そして目的地は(もうタイトルに書いてあるけど)「秋田」なのである。



特に意味はないが、あまりお金がかからずに行けて、かつ行ったことが無くて、何とか昼過ぎくらいに到着する空港ということでこうなったのである。さて、そろそろ飛行機に乗る時間だ。



あれれ。



途中まで全く予想していなかったのだが、プロペラ機なのか。いや、初めて乗るよ、プロペラ機。



最初は不安を少々感じたが、乗ってしまえば飛行高度が低いのと、プロペラ音に違和感があるものの、飛行機には変わりない。



コーヒーを飲んでいるうちに、秋田の大地に向けて飛行機の高度が下がっていく。



無事到着。思ったより暑いね、秋田は。

 

空港をでると、すぐ目の前にリムジンバスがある。これで秋田市内まで約35分。930円という値段が少々高いようにも思うが、割と移動は楽だ。



バスで移動中に新幹線が見えた。北海道の人は新幹線を見ると興奮するよね(北海道新幹線以外)。



そして秋田市内に到着。さっそく竿燈がお迎えだ。



14時にチェックインできるので、早速ホテルに荷物を降ろす。



閑散期なのか、ツインルームのシングルユースで部屋は広々としている。


20160612ギャラリー巡り

2016年06月10日 10時53分10秒 | ART
札幌で取り急ぎ、時計台→キヤノンの2か所。

■キヤノンギャラリー「杉山 宣嗣 写真展:部族の肖像 TRIBE @ PAPUA NEW GUINEA」。なかなかサラリーマンには行きづらいギャラリー。平日休みの今日、急に思いついて行ってみたが、なかなか面白い展覧会だった。

 
→写真撮影可、SNSにアップ可という掲示があった。

大通の図書館返却ポストを初めて使う。