散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

栗山・江別(2)

2007年06月23日 12時32分22秒 | 飲み歩き・北海道内
まずは小林酒造内の見学。酒の製造工程を見るためには事前予約が必要なのだが、建物・蔵内の展示物などは自由に見ることができる。

【蔵の中】


蔵の中には酒造関係だけでなく、生活用具も沢山あった。かつての小林酒造がいかに資産家であったかを思わせる品々ばかりである(今がそうでなくなったと言う意味ではない)。単純に捨てずに撮っておいた品(空き瓶とか、おもちゃとか)も、これだけの物量となってくると、ちょっとした博物館に見えてくる。

【中庭から見る旧小林家】


【中庭から見る蔵と函館どつく製の蒸気ボイラー】


【線路】


これは酒造場の中に、貨物運搬用のトロッコのようなものを走らせていたのだな。円形の切り替えポイントが面白い。

旧小林家の周りには「手入れをしていませんが」と書いてあったが大きな庭もある。巨石も置いてあり、恐らく往時は相当立派な庭であったのだろうと思う。

【小林家2代目の像】


なぜこんな像の写真をのせるかというと、これが本郷新作と書いてあるのでちょっとビックリしたからだ。

と言うわけで、待ってましたの試飲コーナー。



大体において、試飲コーナーではお店の人の手を煩わせたり、見る目が気になってしまうのだが、ここ小林酒造は非常におおらかだ。十数種類の酒瓶がおいてあり、勝手につぎ放題、飲み放題。非常に意地汚い私は7種類を味見した(もはや味見の域を超えているが)。

・大吟醸吟風・・・何かの受賞作品で、香りは鮮烈。味もパンチが強い
・北の錦にごり酒・・・甘くなくきりっとしたにごり酒
・蔵出し原酒
・大吟醸くらまち・・・中ではマイルドな方
・原酒鬼ごろし雪晒
・純米原酒北の錦・・・うーん、燗してみたい。味わいがある
・本醸造北の錦鳳紋・・・これはこれで一理ある

ちょっと、メモした酒の名前が怪しいかもしれないがご容赦。何を購入しようかと考えるが、確かに大吟醸の美味しさというのはある。しかしあまり香りが強いと「少量で良いかな」と言う気もするので(値段も高い)、私は飲み飽きない感じの「北の錦秘蔵純米酒」を購入。そのままももちろん、燗を付けてみたい酒だ。

腹が減ってきたので、小林酒造前の蕎麦屋「K」へ。

栗山・江別(1)

2007年06月23日 12時24分54秒 | 旅日記
ちょっとあてもなくどこかに出かけたいと言う気持ちと、そもそも行きたいところがあったので、土曜日に一日散歩切符を買って出発した。まずは琴似~千歳~追分~栗山へ。長くなりそうなので、何回かに分けて書こう。

栗山駅に到着。駅につながっている、やたらに立派なカルチャープラザEkiを拝見。米坂ヒデノリ(今は栗山町在住なのか?)の彫刻がある。





それから、町中に天皇皇后両陛下御来街の札が。



そうそう、25日に陛下が栗山にやって来るのである。怪しげな風体で写真など撮っていると職務質問でもされるかと思ったが、人気の少ない栗山の町ではそんなことはないようだ。

今度は駅前に丸山隆作品。



あちこち眺めつつ、街中を通って栗山町最大の目的、小林酒造へと向かう。栗山に来てはここに行くしかあるまい。朝は曇りで涼しかった天候も、段々暑くなってくる中、縮尺がインチキな観光地図に騙され、道に迷いつつ小林酒造へとたどり着いた。


アードベッグ三昧

2007年06月22日 20時50分46秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
何とか週末までたどり着いた。やや天候が下り坂の中、大通のバー「IP」へ。

ちょっと蒸した感じがするためビールも美味しかろうが、ラム酒ベースの夏向きのカクテルを頼んでみた。ラム+シェリー+ライムのクオーターデッキ。シェリーの微妙な味わいが、このカクテルを雰囲気のあるものにしている。

2杯目はバーの入口のメニューに書いてあったアードベッグ試飲セット。例のベリーヤング、スティルヤング、オールモストゼアを一気に飲むことができるのだ(←一気か! ←タカ&トシ風つっこみ)。

グラス3つでカウンターでもちょっと目立ってしまっているが、「(若い方から)順番に」と言われつつ、唯一飲んだことのないオールモストゼアを飲んでみた。うーむ、かなり味わい深い気がする。で、ベリーヤングから再スタート。

アードベッグベリーヤングはやはりかなり荒っぽい味。ベースのスモーキーな感じはもちろん悪くない。次にスティルヤングを飲むと、これはかなり違いを感じるなあ。ちょっと弱いかと思ったが、ぐっと飲んだ後に塩気のある風味が追いかけてくる。やはり熟成感が違うなあ。

そしてもう一度オールモストゼア。おや? 今度はちょっとヤンチャな感じがするなあ。やはり直前に飲んだものとの差が印象を決めると言うことだろうか。私の中ではスティルヤングが一番お気に入りかなと思う。

明日、晴れますように。

20070620最近読んだ本

2007年06月20日 23時28分04秒 | 読書
「野田弘志図録」

「ヘビイチゴサナトリウム」ほしおさなえ
いかにも女子中・高生な感じで、もう一つ感情移入しにくい。キャラの書き分けもあまりできていないなあ。

「都市のトパーズ2007」島田荘司
日本人論と都市論をベースにした小説とも何ともつかない本。都市で買われた虎(トパーズ)との私小説な雰囲気なのだが、かなり独りよがり。熱狂的なファンのみ読むべし。

「時効警察」三木聡他
「時効警察オフシャル本」
滅多にTVドラマを見ない私であるが、かなり楽しみにしていたのがこの「時効警察」である。三日月君のファンなのであるが、少々微妙にウザい感じもする訳である。

「密室に向かって撃て」東川篤哉
ドタバタ刑事の二人組み、常識外れのお嬢様とどこかで読んだような登場人物だが、トリックは本格的。

「三人目の幽霊」大倉崇裕
最近、落語界ものが多いような気がする。

「んまんま」犬丸りん
食べ物エッセイというのは実は非常に難しくて、パーソナルな想い出に過ぎると(得てしてそうなる)、共感できないものである。このジャンルの名手というのは上手い距離感を持っているものだ(第一人者は東海林さだおか)。

以下、図書館の2冊。
「古寺巡礼京都 東寺」司馬遼太郎他
東寺が一望できる、わかり易い図版と文章。なかなか一回通過しただけでは味わいきれない寺である。

「親鸞」澤田ふじ子
まあ、結構読むのが大変。

スモーキーマティーニ(風)

2007年06月19日 21時17分20秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今週は忙しかった(これを書いているのは週末である)。

すすきののバー「C」へ。1杯目はウィスキーソーダ。2杯目に先日飲んで印象深かったアクアビット+ラフロイグ10のスモーキーマティーニ(風)のものを飲んだ。アクアビットの香りが効いている。

3杯目は甘めに転じてマンハッタン。今週もまだまだ長い。

森山大道写真展《記録/記憶》

2007年06月17日 15時33分28秒 | ART
今日も日差しがきつい中、初めて札幌宮の森美術館へ行ってみた。「森山大道写真展《記録/記憶》」を見るためだ。とはいっても私は森山大道のファンという訳ではなく、時計台ギャラリーで招待券が手に入ったからである。

【美術館外観】


素直に山の手通りを行けばよかったのだが、変な方向から迷ったあげく到着。汗だくの私は教会と結婚式場、レストランが併設されているこの美術館には何となく似合わない。

【奥には教会】


どうも今日は結婚式があるらしく、落ち着かない雰囲気の中、美術館へ。エレベータで2階に上がると、細長い部屋の白壁に2006年撮影の写真が展示されていた。

【館内の様子・・・当たり障りの無い所を撮影】


内容はよくある(と私には思えた)街の写真で、特段の感慨はわかない。奥の方に入っていくと、1970年代後半の北海道を撮影したもので、こちらの方がやはり私にはピンと来る。写真で場所が特定できたのは小樽だけであるが、看板に「ラーメン100円、酒80円」などとあるのを見ると、面白いなあと思う。

いずれにせよ、あっさりした展示で、定価500円だったとすると不満が残っただろうなあ。只だから良いけど。

【美術館の向かいのクラシックな建物】

20070616ギャラリー巡り

2007年06月16日 16時16分10秒 | ART


本日は、ユリイカ→さいとう→スカイホール→三越→時計台→大通→赤レンガカフェ→富士フォトサロン→ポールスターホテル→紀伊国屋→大同→札幌市写真ライブラリー→市民ギャラリー→コンチネンタル→資料館→近美の16箇所。

■紀伊国屋ギャラリー「源氏物語の世界」。江戸初期の久我家嫁入本「源氏物語」は華やかな色彩とかなりの達筆(だと思う)。人物造形は以前見た五島本に比べると少々甘いかな。「源氏物語貼交屏風」もなかなか面白い。

■市民ギャラリー「日本盆栽協会札幌支部展」。盆栽に無知なので発言しない方がいいのかもしれないが、正直言って「手の込んだ造花(造木)」にしか見えない。とても定型化されており、どうみても極小の自然には見えないのだ。まあ、私には見る目が無くて、見る人が見るといろいろあるのでしょう。


→市民ギャラリーへ行く途中にあるステキな(笑)人形プロムナードがしばらく前に終了してしまったのだ。



■近美「野田弘志展」。行く前から判っていたのだが、本当に素晴らしく、久々に作品にのめりこんでしまった(東京等でいろいろ見ているのだが、人が多くてのめりこめないのだ)。旭川で見た「木原康行展」以来かな。

入口から2点目の「馬鈴薯」。先に見ていた人が「写真だよね」と嘆声を上げるので、「素人はすぐ『写真みたい』と言うからなあ」と見に行くと、度肝を抜かれた。まずは私も写真みたいと思わされてしまった。

しかし、落ち着いてみるとやっぱり画である。一番最初に思ったのは、距離感がとりにくいことだ。画の中の全てのものに焦点があっているので、遠近法が使われていても何となく幻惑されるような感じがするのだ。もう一つは自分と画の距離感がとりにくいことだ。画のサイズに普通に合う位置から見るとすぐに近づきたくなり、近づくとまた遠くに離れたくなる。一つの作品をああして、こうしてじっくり味わうことができるとも言える。

次に思ったことは、主題はもちろんだが、背景がいいなあということだ。例えば「メガロポリスⅠ-C」では細いピラミッド状の建物の先端にあわせ、背景が円形を成して塗られている。地味ながら中心へと集中させる効果があると思う。

私の好きな作品を何点か。
「竹」自分も竹林にいるかのように竹の太さ、青い香りまで感じられそうだ。
「チュウリップ」花の画に興味の無い私だが、黒い背景の前に存在感のある花。
「皿と果物Ⅰ」果物もさることながら、背景の白いレース模様がニクイ。
「ソーテルヌのある静物」バラvs果物vsワインという、ゴジラvsモスラvsキングギドラのような大迫力の静物画。
「THE-3」着せ替え人形のような、奇妙な違和感がある。

また鉛筆画の「鳥の巣」「北の海のやどかり」「キャマンベール」などの細密描写も見所だと思う。

私は髑髏の描かれたヴァニタス画が嫌いである。死や滅びの寓意を描くために最初は良かったのだろうと思うが、今となっては単なる記号に過ぎないからである。札幌のギャラリーを回っていても、いまだに牛の頭蓋骨が描かれている作品を見かけるが、なぜ今更こんな表現を用いるのかが不思議でならない。その観点からすると、「TOKIJIKU」シリーズは上手いとは思えても、私の好みではない。

【北海道神宮祭の行列】

20070616最近読んだ本

2007年06月16日 15時52分06秒 | 読書
「大久保町は燃えているか」田中哲弥
なぜかナチス占領下におかれている大久保町でのレジスタンス&ラブロマンス。面白くないわけではないが、ストーリーのイージーさは特筆もの。

「時間ダイヴァー ペリーローダン336」クナイフェル&ヴルチェク
地球・月ごと太陽系から脱出計画スタート。

「男のリズム」池波正太郎
たまに読み返してしまう(再読)。

「レイニーレイニーブルー」柄刀一
車椅子に乗る名探偵が事件を解く。良くある甘ったるい人情話ではなく、ピリッと辛口(探偵がそういう人なのだ)だが、そこも予定調和な感じもする。

「MORI LOG ACADEMY6」森博嗣
いつものパターン。

「愛がなくても喰ってゆけます」よしながふみ
食べることに人生の最大の力を注ぐ漫画家の実話(的?)ストーリー。何だか凄い人だが、友達になれるかもしれない。

「わが家の夕めし」池波正太郎
タイトルから予想するほど”食”には触れられていないエッセイ集。大体、食べ物の話は出版済みだろうからな。

以下、図書館の2冊。
「お遍路さんと呼ばれて」津田文平
1200キロを約50日間で踏破するお遍路さん体験物語。やはり精神状態が相当上下するようで、大変なものだと察する。かなりの迫力で、足腰を丈夫に保っておきたいと思っている私だが、四国八十八箇所巡りはやめておこう。

「お寺のしくみ」井上暉堂
現在の宗教の信用できなさもさることながら、お寺も信用ならないと思う。

暴力的

2007年06月16日 12時35分53秒 | 食べ歩き


やや二日酔いで日差しのきつい日は何を食べるべきだろう。と考えると、カレーという発想に到達した。大通の「K」でランチのシーフードカレーだ。



辛そうなスパイスオイルの部分以外はマイルドな色をして見えるが、どうしてこのカレー(中辛)が暴力的に辛いのだ。私の耐久度では辛口は食べられないと思う。



ナンとライスがハーフになっており、交互にカレーと食べる。辛くなってくると途中でヨーグルト。何とか食べきった私は、全身が活性化されてさっきとは別人になっていた。その後のギャラリー巡りの最中も、何だか胃のあたりに温かいものが存在しているかのようだ。



ところで、今日は食前にアイスコーヒーのサービス。食後にチャイ。水分が少し多かったかも知れない。時々蕎麦屋で食前に蕎麦茶を飲み、ビールを注文してしまい、最後に蕎麦湯で苦しくなることがあるのだが、あれはどうにかならないものだろうか。

うに×2

2007年06月15日 22時32分07秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
今日は会社の先輩と飲みに出た。札幌駅と大通の中間にある「M」へ。うに、イカ刺し、牛筋煮込みを注文し、ビール。日本酒2杯。

私はさほどうにに対する執着心はないのだが、とても身(ではないが)の大きいうには、かなり美味しい。先輩が調子に乗って2個目を注文したら、味に飽きてきて少し残してしまった。なんたる贅沢な。

店を出ると先輩は「まだ12時前だから」といって、歩いて帰宅してしまった。40分位かかるらしい。私はもちろん地下鉄で帰宅。

北海道の酒なみなみ

2007年06月13日 23時23分19秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
会社の上司と飲みに行く。今日はビールが旨く、まず2連発。通しは「ざるもずく」というもの。小さなざるにもずくが盛ってあり、麺つゆにつけて食べるものだ。これはなかなかさっぱりしてアイディア商品。

蕎麦サラダ、蕎麦がき、鴨生ハム、漬け物、茎わさびを食べ、今日は北海道の酒で行こうとまずは北の勝。この店、グラスの下に枡を置き、かなりの量の酒が入る。もう一杯は国稀。冷酒がかなり効いて、上司は帰宅。

私は常々気になっていた博多ラーメンの「I」へ始めていってみた。客あしらいはなかなか良く、赤丸新味(←これで店がわかってしまうか)というのを注文。麺は博多の細めんでありちょっとピンと来ないのだが、スープはこってり目で美味しい。具の類も全般的に旨い。わりと食堂的な店でラーメンを食べる私にとって、750円と言う値段は高いのだがな。

20070611最近読んだ本

2007年06月11日 23時16分43秒 | 読書
「ただのナマズと思うなよ」椎名誠
うーむ、いつもの感じ。

「紅鶴城の幽霊 グインサーガ114」
フロリー受難。

「もっとソバ屋で憩う」杉浦日向子とソ連
先日の東京出張では昼間にゆっくりできなかったが、移動中にこの本を読んで想像(再読)。

以下、図書館の6冊。
「週末の愉しみ方」山崎武也
週末至上主義者の私としては、言うまでも無い。

「宗教常識の嘘」島田裕巳
昔は「宗教は弱者の逃げ道、強者の理屈」などと大人気ないことを思っていた私だが、知識としては知っているべきだと思う。

「なぜ人間には宗教が必要なのか」ひろさちや
宗教を必要としない人間にとっては、説明されればされるほど必要でなく感じられるという気がするなあ。合理性を重んずる人にとっては無用の長物である。もちろん、全てが合理的に割り切れる訳ではないのは当たり前だが、今の宗教にはそのあいまいな分野をカバーする力がない(断言)。

「スローな旅で行こう」斉藤政喜
日本がいいよ(再読)。

「これを食べなきゃ」渡辺淳一
何だか非論理的な話の展開にイライラ。まあ、「食」は非常にパーソナルなものだから、他人にはわかり難いのかもしれない。

「日本の神々のナゾ」瓜生中
まあ、雑学であるな。とはいえ、なぜこのような複雑な神々の体系になってしまったのかには興味がある。

最近、宗教のジャンルに入っているので、ちょっとイラつく。

地元にて

2007年06月10日 14時54分48秒 | ART
私には地元といっても良いであろう琴似の喫茶店「H」で、「川上直樹展」をやっているので、早速会場日に行ってみることにした。徒歩10分強のところにある「H」だが、行くのははじめてである。



店内に入り、まず昔風スパゲッティを注文。女性店主に「こちらは初めて?」と訪ねられたので、「川上さんを存じ上げているので、展覧会を見に来ました」というと、「ちょうど空いているからゆっくり見て下さい」とのこと。まずは川上さんの作品を拝見することにした。

前回の展覧会でのお気に入り「室内-Ⅰ」の他に、今回は雪景色を中心に描いた作品が多いようである。残念ながら筆記用具を忘れたため、メモを取っていないのだが、中では「凍原」という作品が一番気に入った。海沿いの原野が一面の雪野原となり、それを断ち切るように鋭く防波堤が描かれた、厳しい風景画である。



拝見しているうちに、スパゲッティが到着。昔風というからには粉チーズとタバスコをたっぷりかけなければなるまい。鉄板効果で熱々のナポリタン(ソーセージと薄焼き卵添えなのもステキだ)、スープ、サラダ(野菜、マカロニ)と、懐かしい美味しさであった。実は事前にこの店のことを調べた時、食べ物が美味しそうだったのも、足を運ぶ原動力となっているのだ。

食べ終わり、店内の小スペースで行われている「全道展創立作家展」も見る。木田金次郎、国松登、田辺三重松と有名所の中で、私は松島正幸「巴里の橋」、居串佳一「静物」が良かった。松島の作品は巴里らしい重々しい町並み。居串の作品はオホーツクロマンとでもいうタッチのまま、普通の静物画。どこかロマンチックだ。

という感じで、なかなか面白い店であった。また来てみる事にしよう。

20070610最近読んだ本

2007年06月10日 12時27分47秒 | 読書
「逆説の日本史11」井沢元彦
豊臣秀吉の登場するあたりの話。面白いよね。

「血文字パズル」有栖川有栖 他
「ダイイングメッセージ」とは被害者が死に瀕する際に犯人の名前やヒントを書き残すものである。そのテーマ作品を集めた短編集だが、テーマ自体に無理があるということは推理小説界でも承知のことであり、それをどう捌くかが作者の腕の見せ所となる(再読)。
→「無理がある」=死に瀕した人がちゃんとしたメッセージを残せるかどうかも疑問だが、お話としては探偵が解読にてこずるような難解なメッセージを出さざるを得ないのだ。従って難解になってしまった事に対して、いろいろな言い訳をつけなければならないのである。

「TOKYO老舗・古町お忍び散歩」坂崎重盛
実際東京に行くとピンポイントで目標地に行くしかなく、散歩をする余裕が無いのが残念である。

「東海道居酒屋五十三次」太田和彦
東海道を居酒屋を求めて旅する本。総じて明るい展開になり楽しく羨ましい。

以下、図書館の4冊。
「社会人のオキテ」大條充能
「俺はこうしてきたゼ」というスタイルの仕事本。参考になるポイントもあるゼ。

「なんとなく仕事がイヤッ!」ビバリー・ケイ、シャロン・ジョーダン=エバンズ
自分、相手、会社を改革するための26の方法。正論ではあるのだが…。自分が常日ごろ気になっているテーマを動かすきっかけにはなるか。

「平成おやじ講座」藤井康男
1992年バブル崩壊の直後、おやじの地位は失われた。それから15年、特に状況は変わっていないようにも思えるが。

「自分の中に毒を持て」岡本太郎
やはり人生訓を読まされるのはつらいので、それならば岡本大先生のが良かろうと思って借りてみた。うむ、先生の言うとおりだ。

機嫌が悪くなる日

2007年06月09日 19時05分57秒 | Weblog
今日はなぜかギャラリー巡りをしている内に段々機嫌が悪くなってきた(←なぜか、じゃねえだろ)。程ほどで街歩きを切り上げて、カラオケ屋に逃避。ビールをグイッと飲む。以下はウィスキーロックをちびちび飲みながら、歌った曲。

■「もらいなき」一青窈:あまり憶えていない。
■「さらばシベリア鉄道」大瀧詠一
■「万里の川」チャゲ&飛鳥
■「愛のメモリー」松崎しげる
■「哀しみのスパイ」小林麻美:うーん、懐かしい。
■「ポップコーンをほおばって」甲斐よしひろ
■「天城越え」石川さゆり:これは歌い切れれば気持ちいいかも。練習するか。
■「泣かないで」舘ひろし
■「仮面ライダーのうた」
■「20歳のめぐりあい」シグナル
■「Don't you see」ZARD:追悼曲。
■「聖母たちのララバイ」岩崎宏美:岩崎宏美の曲というより、「火サス」のテーマ曲と言うべきか。
■「キッスは目にして」ヴィーナス:こういう50年代風歌謡曲も流行ったね。
■「硝子坂」高田みずえ
■メドレー3曲。