散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

最後はやはりバー

2013年02月09日 20時16分31秒 | 飲み歩き・琴似界隈
最後は琴似に移動して、バー「D」へ。まだ18時半頃なのだが、すっかり足元が怪しくなっている。

1杯目はブラックスネーク・VAT No.1・ファーストヴェノム。シェリー樽で複数の原酒を熟成させたとあって、甘く濃厚なブレンデッドだ。



2杯目はボウモア1994。この年数のボウモアで千円以下は安い。味はスモーキーで1杯目と対照的な感じを味わえる。



3杯目は昨年の傑作カクテル再現ということで、カルヴァドス+ポワール+マラスキーノ+2種のビタース+クランベリーのカクテル。少しアルコール度数は控えめになったものの、いい香りが漂うカクテルだ。

ということで、もう限界か?

前菜盛り合わせ万歳!

2013年02月09日 18時05分31秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
さて今日の2軒目は、すすきのの「P」。前回、前菜盛り合わせが非常に良かったので、期待の再訪だ。



本日もワインセット(3杯)を注文し、ポール・メッサー・ブリュットというスパークリングワインから。通しとして、ミニバーニャカウダが登場。これをつまんでしばし待つ。



そして、前菜なのだが、私にとっては主菜が到着。2杯目は白ワイン。



前回と内容が違っているし、品数がたまらなく嬉しい。すかさず3杯目の赤ワイン、ナヴォナ・モンテルプルチアーノを飲む。イカ、生ハム、サラミ、ポテトサラダ、エビ、ムール貝、レバーパテ、ブリのカルパッチョ。エビミソも入っているし、カルパッチョがまた良い感じ。ポテサラもこの位の量だとありがたい。

ということで、この店ではこの組み合わせしか選べないな、と思ったら肉料理の盛合せハーフ(980円)というのがあるのだ。次はこれを試してみることにしよう。ちなみにこの前菜ハーフはそれ以下の値段なのである。期待が高まるのもやむをえまい。


昼酒に気のきいたつまみは嬉しい

2013年02月09日 16時46分46秒 | 飲み歩き・その他札幌市内
さて、昼食の量を調整していた通り、16時になって少し腹が減ってきた。西11丁目まで地下鉄で移動し、15時開店の「O」へ。先客3人。札幌の昼酒愛好者が増えて欲しいものだ。

飲み物は黒ホッピーにして、ゆで豚タンを注文。ほどなく、本日ゆで上げたというタンがやってきた。





うーん、上のネギ塩ソースとピッタリだね。ホッピーの中をお代わりして、もう一品何か…、よしチーズと砂肝のスモークだ。



これがまた、絶妙なつまみだ。特に砂肝+チーズの口中ダブル投入がまたいい。

先がまだ長いので、今日はこの辺で。また伺うことにしよう。

20130209ギャラリー巡り

2013年02月09日 15時28分12秒 | ART
本日は近美→資料館→市民→らいらっく→CAI02→富士フイルム→大通→道新→時計台→たぴお→STV→大同→大丸→紀伊国屋の15か所。明日もあるので、無理しないでおく。

■北海道立近代美術館「AINU ART ―風のかたりべ」。予想より面白かった。
松井梅太郎 他「木彫り熊」:最初の頃は上手く彫れずに、ブタ熊等と呼ばれてらしい。そこから写実へ、さらには鮭が登場して現在に至る、という感じだ。
チカップ美恵子「クンネイトコ黄昏どき」:細かい刺繍の素晴らしさに驚く。

床ヌプリ「スマ・ノンノ 石の花」:円空仏にも似た感覚。
床ヌプリ「テク 手(クは小さい字)」:人差し指から小指は細かに形を掘り出していない。そこに味がある。
床ヌプリ「椅子」:背もたれに鹿が彫ってあって、「これは座りにくい」と思ったら、意外と背筋が伸びて悪くない。

床ヌプリ「ユーカラクル 語り部」:木の幹から老人の顔が掘り出されている。王者の風格でもある。
床ヌプリ「イレシュ・サポ 育ての姉=太陽の女神」:本郷新の「摩周の舞」にも似た感じ。滑らかな曲線美。

藤戸竹善「ヤシガニ」「こぶセミエビ(ワラジエビ)」:イチイの木からリアル造形。
藤戸竹善「ふくろう祭り」:人物造形もしっかりしているが、背中側の服や羽の文様に注目して欲しい。

全体的に、特にアイヌアートというくくりだけでなく、近・現代彫刻の中で見て違和感はない。



■北海道立近代美術館「絵に詩い、絵で想う 難波田龍起と抽象美術」。
難波田龍起「工場」:かつての東京がこう見えたであろう姿をキュビスムの技法で描いた作品。
小川原脩「≪華麗なる風景より≫ 華麗なる風景D、A」:リトグラフ作品。彼のシュール風景を見られるのは非常に嬉しい。
難波田龍起「宇宙塵」:画の中に赤・黄・青の球が浮かぶ。いい作品だ。
難波田龍起「生成の詩」:太陽の表面の炎にも似た、黄色の色彩。亡くなる直前の作品だ。

■市民ギャラリー「2013第6回道展U21」。
まずは受賞作品から。

荒井彩美「in cube」:美しさだけならば、今回のトップ賞。青いアクリル? のキューブの中に八面体が浮かんでいる。
前田明日美「Moon river」:月と川を幾何学模様に解体して描いた、抽象の基本ともいうべき作品。
黒島捺美「皆さまの柏木町魚菜市場」:これはまさしく市場大賞だ。

大石樹「みかん」:ミカンのつぶが見えるほどアップに描いた、リアリズム系作品。
由浪怜奈「ビンのある部屋」:ビンの中に自分が入ってしまい、座禅を組んでいる面白い構図。
熊谷幸恵「葉描」:下から葉っぱを見上げて画筆を持つ。上手い。

千葉美香「夢ノヒカリ」:目をつぶる女性と複雑な水模様を描いた作品。この人の水テクニックは素晴らしいのだ。
田中麻衣「流れる」:風になびく何枚ものリボンを、あえて錆びた鉄板で造形。

続いて優秀賞から。

遠山美紀「水仙」:オレンジの地面と赤の背景、新しい色彩で古典的な水仙を描いたもの。
長尾柚香「学生」:妙にスリリング。近未来の女子高生か、はたまた舞台が外国なのか。
山内里紗「夏の夕暮れ」:まさしく夏の夕暮れ。筆跡をあえて残した、良くあるタッチとも言えるが…。

鈴木柚葉「曖昧ボコボコ」:カラフルな泡とクラゲ。クラゲを描いた作品が多かったが、これは泡がいい。
門間暢子「駆け抜けろ!」:疾走する女子とオウム。上手い。

奨励賞から。

居橋朗「創造の色」:指先から絵具がほとばしる男。
宍戸優美「金魚」:白地に優雅な金魚だ。
赤澤慶二郎「虚像」:螺鈿張りのような頭蓋骨に鴨が乗っている。

水戸部春菜「漲溢」:緊張感のある蝶の乱舞。上手い。
佐藤真奈美「萌動-3」:巨大なマナティー? と女性か。下手そうで上手い。

入選から。

足立悠「ドコヘモカエラナイ」:擬人化したサーカスのテントが夜の街をさまよう、マンガチックな作品。雰囲気ある。
津畑クミ「彼女」:緑地に白い女性がなまめかしい。
倉本侑香「はたち」:白地に皿とニシン。このニシンが妙にいい。

■らいらっくぎゃらりい「宮地明人展」。「柳葉魚」「夏の日のこと」(トマト)、「豆腐」等の小品も上手いし良かった。主要テーマの「paradox」シリーズは、百合を持つ妊婦、ワイングラスを持つ女性(妊娠しているかどうかは見てとれない)というモチーフだった。なるほど。

時計台ギャラリーでMさんに会い、たぴお→STVとご一緒する。

■STV北2条ビルエントランスアート「The Message from Sanatorium Niida Junichi Exhibition」。

左「Sanatorium-鳥」、右「Sanatorium-象」。



「モンマルトル-B」。古典的風景画で好きだ。



■大丸「ピカソ版画展」。
1500万円の作品が売れている…。札幌で買う人がいるのか。

昼食は控えめに

2013年02月09日 11時52分01秒 | 食べ歩き
本日の昼食は先のことを考えて控えめにしておく。札幌市資料館からほど近い、蕎麦の「Y」でかけそばとコロッケを食べた。そうかい、昼時なのにコロッケは完全に冷たい状態なのかい…。コロッケそばにして食べるべきなのだろうか…。



コロッケの向こうに見えるのは、エビ天、かき揚げ、コロッケ、蕎麦大盛りの無料券なのだが、果たしてどんなもんだろう。


カロリー低いそうで

2013年02月07日 20時34分03秒 | 食べ歩き
またもや何となく小腹が減ってしまい、すすきのの近く「S家」へ立ち寄ることになった。いろいろある中でも、どうやら量が少なめ、カロリー低めということで、新とりそぼろ丼+サラダセットを注文する。



卵もついてきてしまって、一見結構なボリューム感だったのだが、幸いなことに丼の底が浅めだったのだ。腹が減っていたら怒るところかもしれないが、今の私にはちょうど良かった。

しみじみとカクテル

2013年02月07日 20時00分10秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
疲れてはいるものの、焼鳥だけでは帰れますまい。ということで、すすきののバー「N」へ。私が最初の客になったが、今日はさすがに道外からのお客さんも来ていた。

1杯目はテキーラ+ライム+ザクロのカクテル。さしずめオリジナルネームを使うならば、テキーラアンタレスということになろうか。アンタレスというカクテルはベースのアクアビットの風味が出るところが面白いのだが、テキーラも固有の味わいがあるので、面白い味になった。



2杯目はアクアビットスモーキーマティーニ。「原点復帰です」ということで、モルトにはレダイグ29年を使用してもらった。やはりこの組み合わせは、相当良い方に入る。

3杯目は私のメモから、ツァリーヌというカクテル。一般的なレシピとは違うようだが、ウォッカ+アプリコット+ベルモット+アクアビットで作ってもらう。



アプリコットブランデーの甘さを心配していたのだが、この甘味が入ることで立体的な味わいが出てきた。毛嫌いせずに、色々試してみるのが良いのである。

結構酔っ払って、さて帰るか。

大雪の日は焼鳥

2013年02月07日 19時17分37秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
大変だった今週もかなり落ち着いてきて、今日は早く帰っても良いことになった。そんな日は帰りがけに焼鳥でも食べていこうか。ということで、1軒目はすすきのの北側、焼鳥の「N」へ。荒れ模様だったせいか、意外と空いているカウンターに着席。ハイボールで喉をうるおす。

焼鳥といいつつ、最初は豚ロースから。サックリした肉がうまい。



続いて鶏精肉。皮ありかなしかを問われたが、そりゃやっぱり皮ありの方が美味いよね。



ここでコップ酒を注文。色々な部位が刺さった鶏もつ、ひな皮を食べて、割とあっさり目に終了。



今になって思うと、タレ味を最後に持ってくればよかったように思う。道路に面した側の出入り口ではなく、ビル内にも扉があった。そちらに回って見ると、「祝 雪まつり」の立て看板が実にさりげなく立っていた。


炭水化物セット

2013年02月06日 18時07分27秒 | 食べ歩き
本日は洋食店「Y」で夕食。各種のセットメニューを順次試しているのだが、本日はスパゲッティセット。



トマトソースのスパゲッティ(ナポリタンではない)に、エビフライ・サラダ添え、目玉焼き乗せ。何だか「セット」感が無いように思われるかもしれないが、実はこれにライスがセットされているのである。

ライスに目玉焼きを移動し、海老フライと共に食べた。スパゲッティはなかなかバランスの良い味付け。組み合わせはともかく、その味に満足したことは間違いない。


20130206最近読んだ本

2013年02月06日 07時22分02秒 | 読書
■「空手道ビジネスマンクラス練馬支部」夢枕獏
再読。

■「一九三四冬-乱歩」久世光彦
何となく幻想的な文体が合う。

■「敵は海賊・海賊の敵」神林長平
海賊・匋冥(一文字目は陶のへんがない字)を神とする宗教が出現した。果たして彼らも海賊なのか。海賊課のメンバーが調査を始めるが、海賊・匋冥はその宗教を認めないスタンスで、全滅をもくろむ。どことなく哲学的な宇宙海賊小説。

以下、図書館の4冊。
■「君がいない夜のごはん」種村弘
北大そばの寿司屋のビッグメニュー「梅ジャンボ」の思い出が書かれている。私も何度か食べたが、ご飯の部分が異常に大きく、おにぎり大8個という感じで、かなり手こずるのだ。我々の間では「梅ジャン」と微妙に省略されていた思い出がある。

■「お役所のご法度」宮本政於
役所の実態のいろいろを実名で書き、獅子身中の敵となった作者の後日談。面白い。今もこの方は役人なの?

■「酒の上の話」村松友視(最後の字は示・見を合体させた字)

■「ツチヤ教授の哲学ゼミ」土屋賢二

長い一週間

2013年02月04日 17時59分39秒 | 食べ歩き
今週は猛烈に長い一週間になりそうだ。月曜日の夕食は気合を入れるために、定食の「H」で例の濃厚かつ丼を食べた。ご飯の上には所狭しとかつが載っており、おかずが足りなくなるということはあり得ない。



好みとしては紅ショウガを別盛り(つけもの皿でいい)にして頂けると、食べやすいと思う。

20130203ギャラリー巡り

2013年02月03日 14時43分10秒 | ART
昨日行きそびれた、市民ギャラリー→さいとう→スカイホールの3か所。

■さいとうギャラリー「第16回 多摩美術大学版画科OB展」。
島田北斗「中川の丘」:丘の上に立つ工場だろうか。人間不在の感じが面白い。
早川純子「夜の散歩道」:散歩道に木の切り株だろうか、小さな火山だろうか。可愛らしい煙が切り口から立ち上っている。
ネモトサトコ「氷の柱」:どちらかというと暖色系の人かと思っていたが、予想もせぬ濃青色の作品であった。この方のいつ見てもすぐ作者が分かる個性は、得難いものだと思う。

ネモトサトコさんに声をかけられ、ご挨拶&話をする。そういえば、昨年もお会いしたのであった。

挨拶をしたのはいいが、私は名乗るのを忘れてしまったのである。全くまともな社会人とは思えないような振る舞い…。来年こそは、ちゃんとご挨拶をしよう。

二日酔いだったので

2013年02月03日 13時19分59秒 | 食べ歩き
本日の仕事が終了し、市民ギャラリーのそばで昼食。この辺、あまり食事できる店って無いのである。どうやら割と最近できたばかりらしい店に入って見た。



二日酔いだったので、セットものを避け、暖かい蕎麦にしたい。ということで、地鶏かしわ蕎麦を食べたが、何となく業務用の域を超えない感じ。出前もするし、夜はどちらかというと居酒屋のようだったから、何でも普通なのかもしれない。