散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

バー2軒目

2018年02月17日 21時00分25秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
結局、いつものバー「N」に到着。店に来たときは、先客2名とこちらもオリンピックの余波か?

1杯目はアクアビットモスコミュールからスタート。



2杯目はラム+カルーア+カンパリのカクテル。これはカンパリの苦みとコーヒーの苦みが上手く混ざり合い、リキュールそれぞれの味の良い所を合わせた立体的な仕上がりになっている。



3杯目はポートアスケイグ2004。これも強いけど、大丈夫か私? 味は甘みも感じられる、なかなかいいウイスキーだと思う。



カウンター後ろの席も満席になるなど、かなり混雑してきたので、そろそろ帰ることにするか。

肉祭り(2)

2018年02月17日 19時07分34秒 | 食べ歩き
昼にロースかつを食べたのだが、夜は初めから焼肉か焼鳥と決まっていたのである。とりあえず近いところからということで、焼肉の「K」へ。普段は開店時間頃に行くのだが、今日は少し出遅れている。大丈夫だろうか?

と思ったら、意外なほどガラガラの店内であった。どうも店主と常連の会話を聞いていると、オリンピックの影響ではあるまいかということのようだ。本当に皆さん、テレビにかじりついて外出していないのか?

それはさておき、いつもの上ホルモンとサガリでスタート。飲み物は緑茶ハイにしよう。

 

炭火の上にのせると、上ホルモンが餅のように膨らんできた。



これを食べて、燗酒を追加。焼き物はそうだなあ、普通のホルモンにしてみるか。

 

多分、今まで上ホルモンしか食べたことが無いのだが(注文したら、店主にも「普通のホルモンですか」と聞かれた)、全体に薄いホルモンも悪くないね。上ホルモンに対して、下級ホルモンということではなく、部位が違うということであろう。



今日は春節のせいか、人出も多いようだ。


バー1軒目

2018年02月17日 17時55分59秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日の1軒目は久しぶりのバー「n」。実は昼食がヘビーで腹が減らないので、先にバーに来たのである。

1杯目は本日のフルーツから金柑とレモングラスのカクテル。液体部分には金柑が入り、上に載っている泡の部分にレモングラスが入っているのだとか。泡の部分だけをなめてみると、何となく草っぽい風味がする。



2杯目は今年のテーマ、カンパリを使ったカクテルを作ってもらう。すると、グレンファークラス105カスクストレングス+カンパリ+ドランブイという恐ろしく強力なカクテルが出来上がった。



これはカンパリの風味がしつつ、それに隠されないウイスキーの強さがある。あまりの強さに、この先が心配になってきたが、素晴らしいカクテルだった。


20180217ギャラリー巡り

2018年02月17日 15時53分30秒 | ART
本日は資料館→富士フイルム→アリアンス→三越→SONY→スカイホール→さいとう→ivory→ARTスペース201→500m→市民→プラニスホール→紀伊国屋→らいらっく→書肆吉成の15か所。

■資料館「北海道大学写真部 冬展」。バリエーション豊富で良かった。

■アリアンスフランセーズ札幌「髙桑由美子・石黒貴香 宙(そら)で奏(かな)でる点描曼荼羅画~天空の波紋~」。細かい文様作品。3Dメガネをかけると立体的に見えるのも面白い。

■ソニーストア札幌αPlaza「石原さくら作品展 天売島最北の猫の島/猫かぶり」。天売島には結構な数の猫がいて(焼尻島にも)、天然記念物の鳥との問題から、不妊処置がとられているのだそうだ。全く知らなかった。

■さいとうギャラリー「ナガイユカリ個展 「昇華と浄化」」。
「自欺」:ほうづき模様のシルクスクリーン作品。部屋に入って右手側は、この作品を含めて物量感がいい。

■さいとうギャラリー「吉永眞梨香個展 「鳥と犬と白と」」。ほんのりとユーモアの感じられる展覧会。

■500m美術館「第6回札幌500m美術館賞」。
Kit_A「Around the roadcones...」:ロードコーンを偏愛する作者の様々な作品が展示されていた。もうこうなるとロードコーンが目についてしょうがないのだろう。



阿児つばさ/T「冬へ・氷橋の記憶」:現在ではとても許されないだろうが、かつて天塩川に架けられていた「氷を使った橋」に関する記録。



以下は展覧会「冬のミカタ」の展示作品となる。

村田アグネス彩「I'd Rather Dance With You」:派手な作品を繰り出す作者である。



園山茉生/原雅司「冬の足音」:雪に残る足跡のイメージか。画が描かれている所には、小さな木材が埋め込まれている。



雪かき本舗「スノーアニマル」:円山動物園前の風景。



鷲尾幸輝/木津遼真/石倉健太郎「いつだって僕は」:六角形が雪の結晶をイメージしているのだろう。



加賀城匡貴「ズレ雪まつり」:とぼけた笑い顔にも見える。



風間天心「SNOW SCAPE MOERE 6」:雪の結晶を描き出したのは、六角形の鉄板である。

 

中井令「Mountain」:「おばけのマ~ル」シリーズの作者が描いた作品。



斉藤幹男「雪だるまの中身はなんだろう?」:左の雪だるまはトルコアイスで出来ているのだとか。



■札幌市民ギャラリー「第46回 在日朝鮮学生美術展 ―北海道展―」。世の中に対する問題意識の高さが感じられたが、それだけでなく、造形としても面白かった。

■らいらっくぎゃらりい「菱野史彦展」。狭い会場にメカニックな展示物が沢山詰め込まれている。

■書肆吉成池内GATE店「詩人吉増剛造展」。書肆吉成を訪問したら、たまたまやっていた展覧会。それにしても書店の方は、まあそんなに見たことのない出版社と本が多くて驚いた。それから同じフロアに、画廊とアンティークショップがあるのも初めて知った。

肉祭り(1)

2018年02月17日 12時33分54秒 | 食べ歩き
週末はどうにも調子が良くなかった。風邪など、具体的に病気という訳ではないが、調子が上がらない。金曜日は忘れ物をするなど、最近あまりやったことのない事態で、あたふたしてしまった。

今日も出かけてはみたものの、何だか意気があがらないな。こんな時は少し食べ物から改善するかと、とんかつの「S」へ。店内に入ると、2人用の席が埋まっていたので、申し訳ない感じになりながら4人用席へ(ま、混雑してきたら移動すればいいか)。

メニューは季節のカキフライや、海鮮フライ定食、この店定番のカツカレー、かつ丼もあるなか、とても気になっていたロースかつ定食を注文してしまった。なかなか普通の昼食では頼めない金額だが、今日は気力アップの目的があるのだ。

先にお茶、ソースと沢庵を出してもらいながら、「もう少しかかりますからね」という声に待つ。ちょうど入った時には先客に料理が出ていたので、まさに私のロースかつを揚げているはずだが、メニューにも「20分程お時間をみていただきたく」と書いてあるのだ。

待つことしばし、かなりこんがりと揚がったロースかつ、ご飯、味噌汁がやって来た。大丈夫か?



ロースかつが8切れほどに割と細かくカットされているので、真中左側のを取り、まずは塩で食べてみよう。おお、これはやはりその辺のチェーン店で食べるようなロースかつとはかなり違うな。



まず肉がかなり柔らかいのだろう。さらに脂身(これがしつこさがない)が多めに入っているせいもあるだろうか、箸で1切れを持ち上げるのが困難だ。自然と真中で分離しようとするのだ。そして、相当な時間をかけて揚げていたのに、肉の汁気がたっぷりと残っている。

次にソースで食べると、肉には下味がついているせいだろうか。あまりベッタリソースをつけるのはふさわしくない。3切れ目は辛子を乗せて、ソースを端っこにちょっとつけるくらいで食べて見たが、これが良いようだ。

後はご飯は普通のように思うが、味噌汁が熱くて美味い。沢庵もあっさりした味で、いい感じだ。但し、かなりのボリュームでご飯が少し足りなくなったのと、私が満腹になりすぎたので、実は小ロースかつ定食で良かったのかも。

いずれにせよ、少し気分が上がってきた。


塚本とは?

2018年02月17日 08時55分21秒 | 写真館
今回の大阪行きで宿泊した塚本は初めて聞く地名だったのだが、JR線で大阪からわずか一駅の場所である。非常に庶民的な街だったが、それなりに飲み屋もある。そんなところで、何枚か写真を撮影してみた。

立ち飲み屋さん、結構あったなあ。







角打ちではなかったような気がする。



食堂も気になる。一杯飲めるんだろうな。

 

うーん。



夜の塚本駅。



酒の穴?



塚本駅前通商店街。



なかなか良い街だった。

大阪グラフィティ

2018年02月17日 08時41分40秒 | 写真館
大阪辺りを歩きながら撮影した写真を掲載する。

まずは「ニュースくん」から。



ショーケースは結構多く見かけた。一番左下がカレースパゲッティ。食べて見たかった。



味のあるうどん、そば屋さんなのだが、中華そば500円が気になる。



これも気になる「電子会館」。



伝統的な店でもあり、樽詰ギネス取扱店でもあり。



怪しげな一角に入り込んでしまった。



大阪駅前第3ビルにて。



喫茶店のショーウィンドウ。



トイレに入ったら、誰かが置き忘れていた。



阪急そば、何軒か見かけたな。



池田落語みゅーじあむ「池田の牛ほめ」の顔ハメ。



しばらく池田市を歩く。



ショッピングセンターにて、ゴリラの「サンサン」。



パロスペシャル!



大阪歴史博物館のレストラン。酒が充実している。



なんばにて、歴史ある焼鳥屋さんなのか。



こんなショーケースでも、串かつ1本80円からだからね。



やけにフェミニンなオスカル。



味わいのある建築。

 

伊丹空港にて、顔出し看板。


大阪のアート

2018年02月17日 08時12分07秒 | ART
さて、大阪のアートのトップバッターは、東洋陶磁美術館から、佐藤忠良「帽子・立像」。



オシップ・ザッキン「デメテール」。



マリノ・マリーニ「踊子」。



マーク・クイン「美女と野獣」。表面の色は、凍結乾燥させた動物の血を塗ったものだそうだ。



謎の物体。隣に「旧町名継承碑」という説明書きがあるのだが、これがそうなのか?



池田市に行き「呉服の里」。風にひるがえる衣被を表したものだそうだ。



池田市役所にて。遠くにあって作品名・作家名は不明。



雨の中だったので、作品名・作家名を撮影し忘れた。



上田麻里菜作、コンセプト「池田から未来へ大きく羽ばたく夢をもって」。



大阪市内に戻る。桑原巨守「大空に」。以下は御堂筋彫刻ストリートとして展示されているものである。



朝倉響子「ジル」。



フィリップ・キング「火の王No.1」。



フェルナンド・ボテロ「踊り子」。



オシップ・ザッキン「女のトルソ」。



佐藤忠良「レイ」。



場所が変わって、長堀シンボルロード記念碑「よってこ(寄・艇・港)」。



内田晴之「INTERSECTION-1991」。



エルナン・プエルマ「大勝利ツアー」。大阪トリエンナーレコレクションより2点。



森口宏一「仕組<イス>II」。


懇親会前

2018年02月16日 18時50分57秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日は東京から大勢の出張者を交えての懇親会。午後は私がずっと司会(というほどちゃんとはしていない)をしていたので、もうヘトヘト。ホテルに荷物を置いてきたいという人もいるため、懇親会スタートは19時になり、その前の一杯。またバー「N」である。

今日は軽めにジンソニックから。



少しウイスキーっぽいものが飲みたくなり、ロブロイ。



ちょっと酔ったかも、というところで懇親会へ。

懇親会後

2018年02月14日 22時04分59秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日は東京から出張の人を迎えての懇親会。北海道料理っぽい感じで無事終了し、一人、すすきののバー「N」へ。

おや、島梟(十勝ブランデー1987原酒ノンチルフィルタード・シングルバレル)が入荷している。ちょっと一杯飲もう。

 

強い所と、ブランデーらしいまろやかさが両立しているような気がしたが、よく思い出せないかも(まさに猫に小判)。

続いて、ラム+カンパリ+マリブ+レモンのカクテル。酸味があり、すっきり(していたような気がする)。



チョコレートなどを頂いて、帰宅。



結構な雪が降っている。


20180213最近読んだ本

2018年02月13日 23時20分41秒 | 読書
■「アルテミス 上下」アンディ・ウィアー

■「ローダンNEO7 エスケイプ」アルント・エルマー
金星に1万年前のアルコン基地発見。早くもアトラン要素が混じってくるのか?

■「田舎の刑事の好敵手」滝田務雄
物理トリックもあり、十分複雑なミステリなのだが、登場人物のユーモラスさでするすると読める。

■「シンクロニト育成所 ペリーローダン562」ヴルチェク、ツィーグラー

以下、図書館の6冊。
■「最貧困女子」鈴木大介
こうなると、何をどうすればいいんだ。

■「バカざんまい」中川淳一郎

■「モテる構造」山田昌弘
男性と女性に求められるもの、役割の非対称性は生物由来なのか?

■「しない生活」小池龍之介

■「花と流れ星」道尾秀介

なぜか大阪2(14)

2018年02月11日 22時30分31秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
帰り着くのは深夜になるため、夕食を取りたい。しかし、昼間結構やり過ぎて、そんなに食べられそうにはない。ここはやっぱり立ち飲みかなあと、大阪駅周辺を歩き回ったが、どうも今一つスッと行けるところが無い。

相当歩いて、昼間見ておいた立ち飲み屋さんに来たが、カウンターは満席だ。取って返して、ま、良いかという気持ちで「OS」に入ることにした。カウンターに立ち、まずはレモンハイ(関西でも店によって表記が違うね)。そして胃への負担が少ない、湯豆腐と行こう。

湯豆腐はここも関西スタイル。但し、おばちゃんがすっと七味を出してきたので、途中からそれを振って食べる。もちろん相性は良い。



メニューを見つつ、もう一品くらいはと考え込む。やはりきずしか、いや関西の小芋煮も食べておきたい。もう一回鯛の子という手もあるか(隣が頼んでいたが、美味そうだった)。燗酒を追加し、迷った挙句に、なぜか焼鳥。これにはおばちゃんが山椒を出してくれた。





多分、出来合いの焼鳥のようにも思うが、これはこれ、大阪の居酒屋と立ち飲みを堪能した旅であった。



この後、阪急とモノレールを使い、伊丹空港へ移動。


→阪急の落ち着いた座席はどうだろうか。



しかし伊丹空港でも、お土産も品ぞろえはもう一つだったように思う。札幌行きの飛行機は10分遅れて飛び立ち、結局私が家についたのは、22時10分頃であった。胃もたれと酔いが残っており、何も食べずにこのまま就寝。過酷な旅であった。

お土産のどて焼、自由軒のカレー、こたべ(要は、おたべ)、とり塩焼めし(ヒガシマルの製品、初めて見た)、茶わん蒸しの素、紅ショウガ天。なんかもう少しありそうだよね。

 

なぜか大阪2(13)

2018年02月11日 16時17分36秒 | ART
時間調整で、梅田駅の北側にあるグランフロント大阪へ。そこのナレッジキャピタルというところで「第18回梅花女子大学こども学科 絵本製作展」、「ARTISTS AS CATALYSTS 触発される身体展」を見る。

展覧会はさておき、このビル、施設のネーミングと案内が最悪だった。他にも「ナレッジXX」という場所が何か所かあるのだが、それぞれがどんなことをする施設なのか全くイメージがわかないため、何も分からないのだ。ちなみに事前に見たホームページも、相当見づらく、役に立たないものであった。いやあ、こういうところで、丸投げ感がひしひしと伝わってくるんだよな。

ビル内で行われていた、VR体験会か。



■LIXILギャラリー「ニッポン貝人列伝」。日本の貝研究者に着目した展覧会である。あまり大きくはないギャラリーだったが、見たことも無いような貝が多く展示されており、十分楽しめた。
「ホネガイ」:有名な方の貝だと思うが、肉食で二枚貝を食べるということを知っているだろうか。
「ブランデーガイ」:珍しい貝なので、コレクターが取ってきた人にブランデー1本差しだすというところからついた名前らしい。
「マダカアワビ」:貝のサイズが20cm超はあるだろうか。食べられるのか? と思うが、幻と言われ、絶品のアワビらしい。

この後、駅周辺のお土産コーナーを見て回るも、どうもあまり買いたいものがない。これは空港で買い物だな。

なぜか大阪2(12)

2018年02月11日 12時59分56秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
さて、今回の旅でもう一軒行ってみたいと思ったのが、次の店である。いや、店に行きたいというよりは、ぜひ名物料理を味わってみたいという感じだろうか。ということで、上方浮世絵館から歩いて数分、居酒屋「M」へ。入口から見ると大変な混雑に見えるが、勇気をもって突入。何とかカウンターに1席だけ空きがあり、そこに着地。

さて、まずはチューハイで様子を見て、一番気になっているメニュー、カステラだな。



カステラといってもお菓子が出てくるわけではない。しかし、写真を見ればなぜカステラなのかはすぐわかるであろう。見た目がまさにカステラだ。これが何かというと、下の部分は鯛の子を煮て固めたもので(どうやって固めるかは不明)、上の部分はカニみそという、実に酒飲みのための、それでいて痛風が猛烈に心配になってくるような名物料理なのだ。

早速食べると、ちょうど良く食べやすい硬さ。これは大量に食べてはいけない味がするな。こうなると、飲み物は燗酒しかありえないだろう。チューハイを飲み干して、燗酒に切り替え、その後、良いタイミングでお造り盛合せ(小)がやって来た。



刺し盛りのサイズは相対的なものだろうが、これが小サイズか? 中身は鰤、マグロ、平目、イカ、サーモンと5点盛りである(値段は1000円くらいした模様)。サーモンは大阪まで来て食べたくなかったが、イカは新鮮でいい印象。そして、平目のモッチリ感、鰤の歯ごたえの強さはまあ北海道ではお目にかからない味わいだ(マグロはまあ普通)。



鰤の切り身が大きく、ちょっと腹一杯になって来た。燗酒をもう一本頼んで、さて、後はどうするか。隣のオヤジが頼んだ茶わん蒸しも美味そうだった。他の注文は鰤かま焼き、ホルモン炒め辺りが多いが、ちょっと大物すぎる。よだれ鶏なんていうのもメニューにあったが、変化球すぎる。

そんな中、私の迷いを振り払ったのは「出汁巻き!」との注文だった。そうだ、関西にはそれがあったか、ということで即注文。見ていると、店主らしき人が鉄板の上に卵液を流し、巻いては形を作っている。それが到着した。



早速食べてみると、これはもう「焼き茶わん蒸し」だね。焼いた香ばしさと、まだ少し半熟の卵と出汁の感じが両立しているのだ。札幌の居酒屋でも結構出汁巻きや玉子焼きを食べる私だが、これに関しては関西に負けを認めるしかないだろう。

あまり品数を食べられないのは残念だが、会心の居酒屋訪問であった。ここも気持ちよく過ごせる名店だよ。


なぜか大阪2(11)

2018年02月11日 11時42分07秒 | ART
今回の大阪旅、2泊3日なのであっという間である。最終日の今日は6時に起床し、7時頃どん兵衛鬼かき揚げうどんの朝食。鬼かき揚げは、玉ねぎ多めでしっかりしたもの。少々胃もたれを感じながら、何とか無事に食べる。

 

しばらくダラダラして、9時頃出発。塚本から大阪、そしてなんばへと移動。今日はここからスタートだ。

■日本工芸館「古丹波焼展」。上の階から眺めることにしたが、屋上では割と無造作に壺が置かれている。



そして壺から顔を上げると、向かいにはマンションが…。誰か出てくる人と目があったら、かなり気まずい感じだ。



次のフロアでは「大阪欄間」が展示されている。



その次は日本各地の郷土玩具展である。しかし、私の子どもの頃でも、このレベルのおもちゃは沢山あった。



屋上の辺りはどうなるかと思ったが、丹波立杭焼にはなかなか良いものがある。実用に徹するのが民芸だという説明があったが、なかなかいい色彩と形をしているよね。

 

そして最後に1階のメイン展示場には南北朝時代からの古丹波焼の壺があり、多分、テレビ番組あたりでも「いい仕事してるねえ~。この釉薬の具合がいい」くらいは言われそうな壺が多く置いてあった(写真なし)。

隣のフロアにある販売コーナーでつい気の迷いから瀬戸物小皿を買ってしまう。これ以上趣味を広げるのはやめろと言っているのに…。



歩いてなんばの繁華街に戻り、まさに飲み屋街のど真ん中にあるところへ。

■上方浮世絵館「役者と俳名」。上方の浮世絵はそもそもあまり見たことがないからなあ。解説用のテレビ番組が流れていたのだが、「大体の文化は上方から江戸に流れるが、浮世絵だけは30年ほど上方の方が遅れた」とのこと。

丸丈斎国広「いろは仮名四谷怪談」。この女性が…



春好斎北洲「いろは仮名四谷怪談」。こんなことに…



絵師の名前を見ても、なかなかピンと来ないので、新鮮だった。



ところで浮世絵館のすぐ前に有名な店があるのだが、この雰囲気じゃあ、イメージと全く合わないね。