散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

なかなかハードでね

2018年04月14日 20時48分56秒 | 飲み歩き・琴似界隈
本日はイベント2日目となり、疲れがたまって来た。夜は第一次お疲れさま会ということで、琴似へ。2軒連続、満員で振られ、結局いつもお世話になっている居酒屋「D」へ。1杯目ビール小、2杯目燗酒(大七)を飲みながら、マグロの血合煮をバクバク食べる。鉄分くささが無くていい。



続いて、鶏のテリーヌ。量の多さに驚いたが、軽めの仕上がりなので、とても食べやすい。



野菜ものを食べておくかということで、アスパラバター焼き。まだ通信販売による出荷がされていないので、太く立派なアスパラが市場に出回るのだそうだ。これは味がしっかりしているよ。



ここで冷酒に転じて、東一を頂く。そして豪華刺身だ。



刺し身はツブ、さくらます、マグロ、しめ鯖、羊タタキ、タコ頭。羊タタキが実に上品な仕上がりで、わさび・粒マスタード・生姜と薬味を変えながら食べるが、相当に美味い。他もそれぞれ、独自の味をしっかりと楽しめる。



ここでおつまみ的なひたし豆を注文し、美丈夫を飲む。

 

さあ、締めくくりは、グレントファースとエリンギとラムのスパイス炒めと行こう。





同じラムでもスパイスの香りで、全く違う感じになっている。これは手が止まらなくなる味だな。

さらに、オールボーエクスポートを味見させてもらった(悪くないけど、通常のオールボーには勝てんよなあ)ため、つまみが足りなくなり、チーズ、鴨ロース、スモークサーモン、そら豆のチーズかけを出してもらう。





はい、これは大満足だった。第一次お疲れさま会は成功だったといえるだろう。

夕食替わり

2018年04月13日 19時57分49秒 | 飲み歩き・琴似界隈
相当疲れて、二十四軒の居酒屋「F」へ。今日はちょっと多めに飲み食いしよう。スタートは酎ハイと春雨サラダ。



ガツと豚タレ。





酎ハイをお代わりして、久しぶりに身欠きにしんなんか食べてみるか。



言うほど、量はそんなに食べられないな。締めに麒麟山と鶏軟骨を注文。



なかなか噛みごたえのあるものも多く、これにて終了。酒も普段より1杯多いので、ちょっと酔った。

やっぱりホームにて

2018年04月11日 19時35分16秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
東京では日曜日が活動のメインだったのでバーには行けず(日曜日やっているところもありますが)、月曜日は懇親会ということで、なかなか大変だった。私は懇親会で懇親するのが苦手なのである。

帰ってきた日はくたくたでさっさと帰宅したので、今日は仕切り直しという感じで、すすきののバー「N」へ。1杯目はちょっと抑え気味に、デコポンとウォッカのカクテル。それなりにウォッカが入っているように見えたが、果汁の量が多く、アルコールという感じがしない。


→酒の弱い人に飲ませると倒れるかもしれんが。

2杯目はラム+カンパリ+チョコレートリキュール+生クリームのカクテル。濃厚な味わいだが、最後にピリッとカンパリの苦みがあるのと、ラムの風味が立ち上がってくるので、単に甘いだけではない。



3杯目は4月に入ったということで、年に1杯だけ飲む桜マティーニ。



桜の花は今年は塩漬けのものだったので、桜リキュールの甘さと相まって、なかなか不思議な味わいになっていた。ライムが入っていたので、前半は酸味があったのも面白い所だ。

ということで、そろそろ帰るとするか。地下鉄の西11丁目に向かう途中、ちょっと気になっていた小さな立ち飲み店があったのだが、どうも入りにくい雰囲気で、まずは外から眺めて終了(←割と勇気がない)。いずれ行ってみることにはなると思う。

ソースかつ丼って、ソースがかかったかつ丼ではないのになあ

2018年04月11日 18時15分43秒 | 食べ歩き
本日はさっさと夕食を食べることにした。実は昼食もコンビニのかつ丼(玉子とじ)だったのだが、つい店が定まらずに、夜もかつ丼になってしまった。一応、趣向を変えてソースかつ丼にしたのだが、ソースかつ丼って、単に上からソースをかけるものじゃないよね。



できれば、揚げたてのかつを、ウースターソースをベースにした店独自のソースにくぐらせて、ご飯にのせたものであった欲しい。とは言え、これはこれでそこそこ美味しかった。


東京から戻ってきて

2018年04月10日 19時04分38秒 | 飲み歩き・琴似界隈
東京から戻ってきて、会社に出勤。何と12時~13時に会議を入れられてしまったのだ。会議室が空いていたのでそこにこもり、サンドイッチと岡山県産白桃フルーツミックススムージーで昼食。



会議は1時間半かかって、何とか終了。別の事務所に移動。

その後、何とか本日の仕事を終了して、帰宅。昼食は二日酔い気味だったので、簡単に済ませたが、そのせいで腹が減って来た。矢も楯もたまらず、オーロラタウンの蕎麦屋さん「Y」に飛び込む。よせばいいのに、ほろ酔いセットを注文。

まず最初にハイボールと通し(ザーサイっぽいもの)が来る。あっという間に通しを食べる。



選べるおつまみから、天ぷらを注文。やってきたのは、オクラ、カニカマ(ああ!)、舞茸、さつま芋、海老の五品。カニカマはちょっと悲しかったが(味は悪くない)、揚げ立ての天ぷらは良いものだ。



セット外に単品でむし鶏の葉わさびソースを注文。味は悪くないが、家でも簡単に作れそうな貧相な感じもある。酒は国稀にしてもらう。



締めはあがりのもりそば。むむむ、ちょっと量が少なめかな。



以前、札幌駅直結の同店でちょい飲みセットを頼んだ時より、ちょっと物足りない感じがした。選べるおつまみから何を選ぶのかが、お得感のカギになると思う(←セコい)。まあ、とりあえず空腹は収まり、疲れは少しながら癒えた。

新年度の東京(8)

2018年04月10日 11時40分07秒 | 食べ歩き
汐留から月島経由で豊洲に移動。ちょっと早いが、そう思って朝食を軽めにしておいたので、ここで昼食だ。少しさ迷った後、以前から気になっていた中華料理の「E」に入る。注文するのは、店頭で見た日替わりランチ(回鍋肉)だ。

席に座りちょっと落ち着いて隣席の人が食べてみるのを見ると、どうも回鍋肉のように見える。しかし、ご飯・おかずともに相当量が多めで、なおかつ麻婆豆腐までついている。もしかしてあれが来るのだろうか?



むむむ、やっぱりあれが来ちゃったよ。まあまあ腹は減っているが、食べきれるのだろうか。まずは、香りをかぐとちょっとむせそうな位の辛い香りがする。食べると味は濃いめ・辛めだが、ご飯のおかずにはちょうど良い。

麻婆豆腐も悪くないが、辛い味付けのおかずが2品かぶってしまったような気がする。しかし、どこかで満腹感が来るだろうと食べ進めたが、意外と食べられそうだ。結局、麻婆豆腐の一部を残したが、それ以外は完食してしまった。なかなかやるじゃないか、私。



さて、この後は残念ながら仕事だ。会社に行こう(仕事の話は省略)。

******
仕事が終わり、懇親会へ。懇親会は豊洲の中華料理店「S」だ。ここではビールからスタートし、終始ハイボール。食べ物は海鮮炒め、肉の辛子煮込み、おつまみ牛肉(空揚げっぽい)、餃子、炒飯、炒麺など、なかなか本格的な中華料理を食べた。

飲んでいる人たちが営業担当なので、ちょっと覚悟はしていたが1次会で解散。良かった…。私は豊洲→有楽町→神田と移動し、「今日ならいつものバーが開いているんだよな…」と思ったが、鋼鉄の意思でホテルへ戻る。

翌朝、それでも二日酔い。ホテルの朝食は食べずに、早々にホテルを出発。昨日、バーに行かないのは正解だった。

この後、昼前に札幌に到着するも、12時から会議を入れられるというハードスケジュールに突入するのであった。これにて今回の出張話は終了。

新年度の東京(7)

2018年04月09日 10時40分42秒 | ART
9時になりホテル出発。神田から新橋に移動し、歩いて汐留へ。月曜日にありがたいのがパナソニック汐留美術館である。しかし、美術館開館の10時にはかなり早く、美術館前の打ち合わせテーブルのようなところで本を読んで時間をつぶす。

■パナソニック汐留美術館「日本の四季-近代絵画の巨匠たち-」。
中川一政「椿」:中川と言えばバラを思い浮かべたが、椿の絵もあるのか。
林武「椿」:花の赤、葉の緑、それらを縁取る黒い線がギラギラと光る作品。
横山操「暁富士」:壮大な赤富士だが、その前面を大きくさえぎる松の木の強さが印象的だ。

竹内栖鳳「白鷺」:何ともすっきりした仕上がりは、さすが栖鳳だ。
東山魁夷「山峡朝霧」:黒い山と木々に対し、白く流れる霧の配置が素晴らしい。
速水御舟「橙の図」:金地に橙を描いて、色彩の差が少ないのに仕上がっている感がある。

最後に記念撮影コーナー。



出品されているのがすべて超名品というかんじでもないが、日本画、日本の洋画が概観できる展覧会のように思えた。


新年度の東京(6)

2018年04月09日 07時24分07秒 | 食べ歩き
今日は仕事なのだが、打ち合わせが午後なのである。他にも顔を出すべきところはあるのだが、それでも午後で十分だ。なのに、旅先で舞い上がっているせいか、5時にはとっくに目が覚めてしまい、何とか横たわったまま体を休める。

7時頃からぼちぼちテレビなどを見て、少し腹が減ってきたところで朝食へ。今回はホテルの朝食無料サービスがついているのだ。

あまり食べすぎないようにと、サラダ、お稲荷さん、巻き寿司、ソーセージ、ゆで卵、オレンジジュース。ロマネスコのソテーなんて言う珍しいものがあったので、それも取ってみたが、特に変わった味はしなかった。



一通り食べ終わってから、たまごとシイタケのチキンスープを発見し、ちょっとだけ飲む。温かいものも欲しかったんだよね。



最後にエスプレッソを入れて、部屋に持ち帰る。さあ、もう少しダラダラして、9時には出発しよう(←まじめに仕事してんのか?)。

20180408最近読んだ本

2018年04月08日 23時32分39秒 | 読書
■「僕らの世界が終わる頃」彩坂美月

■「スタートボタンを押して下さい」D・H・ウィルソン、J・J・アダムス
ゲームSF小説集。ある種、ゲームを描くことは人生を描くことに近づいているのかもしれない。独自のゲームプレイスタイルを貫く主人公を描いた「キャラクター選択」など、かなり面白い短編がそろっている。

■「焔魔堂沙羅の推理奇譚」木元哉多
殺された人が、死後に自分を殺した犯人を当てると願いが叶うという形式のミステリ。軽妙である。

■「本で床は抜けるのか」西牟田靖
私の家にも1万冊くらい本があるのだが(文庫本が大部分なので、重くない)、足の踏み場が無くなってから心配すればよいみたいである。

■「京都の中華」姜尚美
中華の洋食と中華が、ちょっと特徴的だということは知ってはいたけれども…。次回の京都ではどうするかな。

■「古本屋台」Q.B.B(久住昌之、卓也の兄弟ユニット)
文字通り屋台の本屋さんなのだが、客にさつま白波のお湯割りを100円で1杯だけ出すという店。何ともこの風合いは素晴らしい作品だ。ちなみに主人公は私と同じ年なのだが、いろいろ心迷うのが共感できる。

■「アルマダ 上下」アーネスト・クライン
ブームとなっているオンラインゲームは、対宇宙人対策用のトレーニングシミュレーションであった! という、いかにもなテーマ。そのゲームで世界6位のランキングを誇る少年の前に、地球防衛軍のスカウトが現れ、地球のために戦ってほしいとの申し出が。いや、このストーリー紹介を見て笑ってくれという感じなのだが、まあ、ある種の爽快感はあるよね。

新年度の東京(5)

2018年04月08日 20時18分54秒 | 食べ歩き
さて、時間があまりにも早い(19時頃?)。そうだなあ、神田を歩くと結構見かけるマッサージに入ってみるか。ということで、スマホで適当に調査した結果、「Gi」という店に入る。幸い60分コースがすぐできるとのことで、店に入った。

マッサージの具合を文章で伝えようとは思わないが、慢性的な肩こり(特に右肩)なので、その辺を入念にやってもらい、さらには腰、足(多分、今日も結構歩いた)もやってもらい、気持ちよさで寝る寸前まで行きそうになった。

比較的暖かい部屋でマッサージを受けていたので、終わるとちょっとのどが渇き、マッサージ店を出た後についふらふらと「F」そばへ。生ビールともりそばを注文。もりそばは食べ過ぎのような気もするが、生ビールの冷たさが喉にしみた(ジョッキが冷えすぎていて、味が分からないが)。





後はコンビニで買い物(赤ワイン、裂けるチーズ。まだ飲むのか)をしてホテルに戻る。テレビを見ながら、ダラダラし、24時頃就寝。

新年度の東京(4)

2018年04月08日 19時05分20秒 | 飲み歩き・東京
焼鳥で少し満腹感が出てきて、早めの締めに行こうということで、回転寿司の「E」へ。人気の店なのだが、席はまだ余裕があった。前回来た時にも頼んだ、ほろ酔いセットを注文。ほろ酔いといっても、緑茶割りの焼酎はかなり多めらしい。

刺身は店頭の看板から見ると、ワラサ、ホウボウ、マコカレイだろうか。相変わらず、事前に切ってあるせいか乾き気味だが、それなりに味と歯ごたえはある。





次はつまみにもなるトロタクだな。私は最近このような邪道系巻物を酔った勢いでよく頼んでいるかもしれない。



この店、タッチパネルで注文できるので、あまり回転している皿を取る気にならないのだが、実にピカピカした感じの軍艦ものが来たので、つい取ってしまった。舌きりと書かれているが、青柳だろうか。北海道でなかなか食べることのできない青柳はちょっといい。



ここで一ノ蔵のぬる燗を注文し(かなりの種類の酒が冷や、ぬる燗、熱燗で頼める)、マグロ3貫を締めに注文。おそらく冷凍ものではあるだろうが、舌触りも悪くないマグロであった。

 





時間もあるし、ちょっと贅沢するかな?

新年度の東京(3)

2018年04月08日 18時11分44秒 | 飲み歩き・東京
さて、神田の1軒目は、博多独自のかわ焼きが食べられるということで、事前に調査しておいた「K」へ。日曜日、神田では閉まっている店が多く、そんな中で営業しているこの店では、グループ客も多く、かなりにぎわっている。私はカウンター席に座り、角ハイボールを注文。通しはキャベツが出てきて、ゴマと酢タレをかけて食べるとのこと。



焼鳥注文はまず、皮5本、それから博多名物というしぎ焼を注文。皮はあらかじめ仕込んであるのだろう(仕込みに何日もかかるのだ)。その表面をあぶったものがすぐにやってきた。



そのまま早速食べてみると、なるほど時間をかけて脂を落とした皮は、ちょうどいい感じに食べやすい。カラカラに乾燥しているかというとそこまではいかず、ほどよい脂と味わいがある。一味をかけるのも良いとのことで、後半3本にかけてみたが、これもいい。また、ちょっと脂っぽく感じられるときには、酢タレのキャベツがまた合うのだ。

しぎ焼は大きめのささみを焼いて、わさび醤油をかけたものらしい。これは至極あっさりしたものである。



飲み物はやき麦(麦焼酎)をロックでもらい、ミンチ(つくね)と手羽先を追加。



全体的にだが、かわ焼きの独創性は目立つが、他の焼鳥はまあ普通という感じだな。じゃあ、次に行くか。


新年度の東京(2)

2018年04月08日 16時48分04秒 | ART
ミッドタウンの「Street Museam」を見ながら、新国立美術館に向かう。

松本千里「息吹きの園」。



山根英治「景色と大きさ」。



七搦綾乃「手と霞」。写真じゃあまりにもわかりにくいな。



金子未弥「都市を解剖して忘却を得る」。

 

遠藤有奈「Urban Shade」。



大野光一「空を支える二本の柱」。



■国立新美術館「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」。
ドミニク・アングル「イポリット=フランソワ・ドゥヴィレの肖像」:この上手さと、人間の実在感はどうだ。
ルノワール「アルフレッド・シスレーの肖像」:白いスカーフ以外は、まだきっちり描けている時代の作品。
シャヴァンヌ「コンコルディア習作」:シャヴァンヌってこんな作風だったっけ。額にも花と果実が描いてある。

エドゥアール・マネ「燕」:マネの屋外風景らしく、空の下、草原に黒と白の服の女性2名が座っている(服は着ている)。
エドゥアール・マネ「ワシミミズク」:ザクっと板の上に鳥を描いた、未完にも見える作品。
クロード・モネ「ヴェトゥイユ近郊のヒナゲシ畑」:ヒナゲシの赤が写り込んだようなグレーの空は筆跡もグイッと残り力がある。これにビュールレさんがほれ込んだらしい。

クロード・モネ「ジヴェルニーのモネの庭」:花に囲まれたピンクの通路に、ピンクの服を着た女性が歩いている、華やかな作品。
エドガー・ドガ「控室の踊り子たち」:ザクっとした線で、踊り子の形を捉えるドガである。
エドガー・ドガ「14歳の小さな踊り子」:ブロンズ作品だが、360度の鑑賞に堪えるのは素晴らしい。

ルノワール「イレーヌ・カーンダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)」:確かに上手いが、女性としての色気はない年齢か。髪の毛の様々な色を良くとらえていると思う。



ポール・セザンヌ「聖アントニウスの誘惑」:この暗い色が本当にセザンヌなのか。
ポール・セザンヌ「センスを持つセザンヌ夫人の肖像」:仮面っぽい顔の夫人。仮面夫婦だったのか、いやあえて表情を排した画なのだろう。
ポール・セザンヌ「赤いチョッキの少年」:これも表情があまりないが、プロのモデルを雇って描いたものらしい。物の形を捉えることに主眼を置いたのだろうか。

ゴッホ「日没を背に種まく人」:一目見た感じは「和」である。手前に梅のような気が大きく描かれているのが、浮世絵を思わせるのだろうか。しかし、種まく人のサイズがかなり大きく、この辺は浮世絵の感性ではないと思う。
ゴッホ「二人の農夫」:ある種、子供が素直に描いたような作品。物の輪郭線の強調と、空や雲を一生懸命筆で描こうとしているところがゴッホらしい。雲の流れは、花京院が死んだときの「JOJOの奇妙な冒険」を思わせた。
ピカソ「ギュスターヴ・コキオの肖像」:美術批評家を描いたものらしいが、人となりが余りにも伝わってくる感じ。ピカソの画中画も面白い。

ゴーギャン「肘掛け椅子の上のひまわり」:晩年のゴーギャンの作品。ふと、ゴッホを思い出したか。窓から見える水浴びする二人の関係に想像を馳せてしまう。
ボナール「アンブロワーズ・ヴォラールの肖像」:額に残された筆跡、何となく困った顔が現代だ。
ヴラマンク「ル・ペック近くのセーヌ川のはしけ」:割と明るくペラペラな時代のヴラマンク。深刻ぶったパターンよりもいいかも。

ドラン「室内の情景(テーブル)」:強い色と影のつけ方は、確かにドランだ。
ブラック「レスタックの港」:点描とフォーヴの間の時代と言える。
ブラック「ヴァイオリニスト」:作品の中心がどこにあるのか分からない作品

ブラック「果物のある静物」:普通の静物画のように一見見えながら、それぞれの静物が宙に浮かんでいるかのようにも見える作品。
ピカソ「イタリアの女」:トランプの女王にも見えるような、カラフルかつシンプルな女性像。
ピカソ「花とレモンのある静物」:何となく人の顔にも見える静物画なのだが、花がメフィラス星人の顔を思わせるのか。

クロード・モネ「睡蓮の池、緑の反映」:これは最後の部屋にあり、撮影可の作品であった。SNSにのせる場合は、自分の責任でということであった。


→ちょっと遠目から写したものをアップする。

全体的に混雑していなかったので良かったのだが、逆に人が少ないため作品から作品に人の列ができずに、順路に沿うという感じがなかった。いろいろな方向からワラワラと人が集まってきて作品を見るので、それが結構面倒だったように思う。

全体としては有名作家の作品が中心で、「とても分かりやすい西洋絵画の展覧会」だった。

ここから乃木坂駅に移動し、大手町経由で竹橋に移動。



竹橋から地上に出ると暑く感じられる。東京国立近代美術館本館の前をとりあえず抜けて、まずは工芸館へと向かう。途中にモネっぽい池がある。



「北白川宮能久親王銅像」。すみませんが、誰?



久しぶりに来た工芸館、杉本繁「風の韻」。



速水史朗「からみあった柱」。



空充秋「遷移」。



■東京国立近代美術館工芸館「名工の明治」。
初代永澤永信「白磁籠目花鳥貼付飾壺」:編んだ籠のような陶磁器で、かつ梅に鶯の精密な飾りがついている。個人蔵だそうだが、恐ろしくないか。
鈴木長吉「十二の鷹」:あまりの馬鹿っぷり(誉めてると思う)に驚く作品。

 
→十二羽の鷹が、手すりに止まっている形で展示されている。

清水卯一「青瓷大鉢」:氷を何層にも重ねて罅を入れたような貫入は素晴らしい。
増村益城「乾漆朱輪花盤」:とろりとしたオレンジ色のような朱色が見ものだ。
松田権六「蒔絵桜鳥平卓」:桜と鳳凰を描いたものか。ちょっとした小宇宙になっている。

浜田庄司「青釉十字文大鉢」:俺たちのハマショーはやっぱりこれだよ。



三代徳田八十吉「燿彩鉢創生」:浜田庄司がハマショーなら、こっちは「俺の名前は徳田八十吉、旗本の三男坊だ(ウソ)」。私はこの名前を見ると、つい心の中で「上様!」と読んでしまうのだ。



なんといっても「十二の鷹」が驚きの展示っぷりで、見ものであった。



ここから本館に戻り、前回「熊谷守一展」で来た時に、あまりにも高速ですっ飛ばした常設展を見る。おっとっと、その前に、本館の前にあった、イサム・ノグチ「門」。



ここから、今回の展示。梅原龍三郎「自画像」。洒落こいてる。



萬鉄五郎「太陽の麦畑」。ゴッホ入ってます。



戦争画特集。橋本八百二「サイパン島大津部隊の奮戦」。奮戦というか、悲惨という感もあるが。



中山巍「神兵奮戦之図(落下傘部隊バレンバン製油所攻撃)」:確かにこれはまだ奮戦の図にも見える。



鈴木良三「衛生隊の活躍とビルマ人の好意」:かなり温和な作品だが、ビルマ人の好意と受け止めて良いのだろうか。向こうからすると、ヘタすれば略奪されると思って親切にしていたのではないか?



猪熊弦一郎「〇〇方面鉄道建設」:こうなるともう、建設テツ?



北野謙「「our face」より東京のキャバクラ嬢29人を重ねた肖像」:目のところがシャープなのを見ると、ここを中心に重ねたのだろう。



北野謙「「our face」より和歌山県高野山専修学院の真言密教僧侶35人を重ねた肖像」:いろいろな集団の合体肖像写真があり、面白かった。



平櫛田中「鶴氅」:岡倉先生の顔をみつつ、本日は終了。

 

常設展を見終わると、結構疲れた。まあ、このくらいで切り上げるのがいいのだろうなということで、竹橋から日本橋を経由して、神田に移動。荷物が少々重いので、ホテルにチェックインする。



ウェルカムドリンクのコーヒーを飲み、しばらく休憩してから、夜の街に出動だ。