散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

小樽市

2018年10月27日 11時52分30秒 | 食べ歩き
先週に続き、今週も小樽方面へ。雨が強くなってくる中、バス停に向かう。かなりの風雨、さらにダメ押しのように、スマホの警戒音がなる。どうやら、真駒内周辺に避難準備の指示がでているようだ。

琴似もどしゃぶりの一歩手前くらいの中、岩内行きのバスに乗り込む。これ、この先の高速道路やJRも大丈夫なのだろうか。



バスの中でも警報が鳴り、段々「ちょっとしつこいな」と思い出してきたころに、我々の乗ったバスは雨の降っている地域を抜けた。しばらく走ると、拍子抜けするような青空まで見えてきた。

その後は無事移動を続け、今日は小樽駅前で下車となる。



本屋さん、ちょっとした買い物で時間をつぶし、まだ早いが昼食を取っておく。本当は長崎屋地下の焼きそば「DD」に行きたかったのだが、12時前ですでにかなりの混雑である。今回はそのすぐ近くにある、蕎麦屋「RB」に入ることにした。

今日は思ったほど寒くはないのだが、カレー南蛮そばがいいかな。



あまり深く考えずに注文したのだが、これはとにかく熱そうだ。蕎麦を持ち上げようとするも、カレーの濃度がすごい。絡み合って持ち上がらないほどである。強引にそばを引きずり出し、十分に冷ましてから食べる。おや、それほどでもないかな。と思ったら、油断であった。その後に何の気なしに豚肉をそのまま食べたら、実に熱かった。

何とか最後までそばを食べた時には、カレー汁は残り3分の1となっていた。


20181026最近読んだ本

2018年10月26日 22時36分21秒 | 読書
■「食の軍師7」泉昌之
今回は朝食特集だが、なかなか外で食べる機会がない。ビジネスホテルの朝食か、たまに旅館的な朝食くらいか。

■「星系出雲の兵站2」林譲治
今回の作戦計画だが、もう途中から失敗プロジェクトの香りが強すぎて(職業柄分かる)大変だ。価値観の違う異星人との戦いは、AIを相手にしているかのようで、何基準で判断しているか分からないために辛い。

■「六つの航跡 上下」ムア・ラファティ
恒星間宇宙船の乗組員であった6名は突然クローン人間として再生された。そこには年老いた自分たちの死体が。殺人犯は誰なのか、また目的の他星系訪問は成功するのか。非常に謎めいた発端から、地球と登場人物の過去の物語を挟み、予想外のエンディングへ。

以下、図書館の4冊。
■「まんぷく札幌」松本あやか

■「リケイ文芸同盟」向井湘吾
私自身は理系/文系の区分けなどない主義だからな。

■「認知症&もの忘れはこれで9割防げる!」浦上克哉

■「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」村上春樹
前半の謎めき加減と後半のそうでもなさは、「幻の女」クラスか?

開かない・・・

2018年10月25日 18時55分48秒 | 飲み歩き・琴似界隈
諸事情により実に早く琴似に戻ってきてしまい、某店に行くもまだ店が開かず(いや、開店時間は過ぎているのだが…)。そのブロックを一周してきたところ、やっとのれんがでていたので店に入る。しかしそこには先客が…、一体いつ店に入ったのだろうか。

ま、それはさておき酎ハイでスタート。通しは鶏空揚げ。これを普通に注文してしまうと腹がいっぱいになるので、1個だけ(半分にカット)と言うのが実に嬉しい。



何の興味もないドラフト会議(何が面白いのか? 奴隷売買ショーみたいだが)が映るテレビ画面をみながら、わさび菜とひな皮を注文。わさび菜と言うだけにもっとピリッと来るものを想像していたが、とても癖のない葉物野菜である。





久しぶりの鶏軟骨を食べる。今日はボリューム感に欠けるな。



最後に今日のタレものということで、珍しくカシラを注文してみた。いつものように唐辛子と胡椒で食べる。



今週は天気が良かったが、週末から崩れる模様。いろいろ外出する予定なので、困ったものだなと思う。


今日は強かった

2018年10月24日 19時44分40秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今週は月曜日休みなので、月・火と休肝日。水曜日に満を持して(と言うほどでもない)、すすきののバー「N」へ。1杯目はいつものアクアビットモスコミュールでスタート。いつか飲まなくてはいけないのがあるのだが、どうしてもビビッて言えないのである。



Nさんの京都→神戸旅行の話を聞きつつ、2杯目は季の美+カンパリ+シャルトリューズヴェールのカクテル。「手加減なしで作って下さい」といったので、かなりのアルコール強度である。この組み合わせだと、やはりシャルトリューズが他を圧する強さである。



3杯目は珍しいボトルを見かけたので注文。広島カープ優勝記念ボトル2018ウィリアムソン7年カスクストレングスである。私は野球にまるで興味がないが、アイラ島のものだというウイスキーはなかなかパンチがあった(60.4度)。

 

調子よく店を後にしたが、その後、酔いが猛烈に回って来た。


20181022最近読んだ本

2018年10月22日 21時54分34秒 | 読書
■「ヒクイドリ」古野まほろ

■「災難ナンバー3 ペリーローダン579」フランシス、シドウ

■「北斗の拳 拳王軍ザコたちの挽歌」倉尾宏
ごく普通の人が間違って拳王軍に就職してしまった顛末を描くマンガ。

■「フェルメール最後の真実」秦新二、成田睦子
どうやったらフェルメールの作品を借りることができるのか、と言うお話。

■「別HO 2018年11月号増刊」
ススキノおまかせ本ということだが、あまりススキノに行ってないしなあ。

以下、図書館の3冊。
■「ぜんぶわかる宇宙図鑑」渡部潤一
木星を南極側から撮影した、透き通るようなブルーの映像、また土星の北極にあるポーラーヘキサゴン(6角形の気流の流れがある)など、信じられないような映像連発。いやー、子供の頃とは太陽系像がすっかり変わってしまったね。

■「小世里のキラリ! 見つけ旅」佐々木小世里
再読。

■「札幌のカラス」中村眞樹子
知れば納得できることもあるかも知れない。

平日の昼食は

2018年10月22日 13時51分33秒 | 食べ歩き
平日休みの今日、普段行けないところで昼食を食べたい。ということで、山の手の回転寿司「SR」へ。日曜日は混雑しているように思えて、近寄ったことさえなかった。今日は13時頃に到着すると、待ち時間なしで席に座ることができた。

注文はタッチパネル式で、注文するとその席の色(私の席は桃色だった)の台座に乗って皿が流れてくるらしい。基本的にわさび抜きなので、必要な人は別途わさびをつけてほしいとのこと。いろいろお約束があるようだが、まず注文してみよう。

第一弾はマグロ中トロ、マグロ、トロいわしだ。注文の品が届くときに、電子音声でアナウンスがあるのもうるさいが、そういうものだとあきらめるしかないなあ。

中トロは通常皿が2貫100円のところ、1貫で150円だ。ま、それほどのことは無かった。



貧乏な育ちのせいか、普通のマグロでいいのではないか?



いや、それよりもいわしの方が好みだね、やっぱり。



第二弾は珍しくて頼んでしまった、沖縄産のソデイカ、トビッコ。ソデイカは何とも不思議な食感(ナタデココ?)。



トビッコはまあどこでも変わらない味だろう。



第三弾は穴子とハマチ山わさび。穴子は自分でツメを塗り、山葵多め添えで食べる。あまり穴子の味はしない感じか。



ハマチはかつて食べる気もしなかったが、関西で美味さを知り、今日も食べてみる。意外と歯ごたえがあり、まあ悪くない。



そして最後にイクラとウニの軍艦にしたが、イクラはともかく(ただ、味付がしつこい)、ウニは全く頂けなかった(と言っても一口で食べてしまっているからなあ)。値段から期待はしていなかったのだが、いわゆる薬臭いやつの頂点レベルと言う感じだ。



これならお新香巻とか玉子焼きの方が良かったな。



この後、図書館に立ち寄ってから帰宅。今日も日中は過ごしやすい気温だった。

明日休みなのでつい

2018年10月21日 20時52分14秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
いろいろと事情があり、明日は休みを取った。そうなると日曜日でもちょっとだけ行きたくなるよね。ということで、たまに来るバール「P」へ。いつものお得なセットでスタート。飲み物はスパークリングワイン、生レモンサワーの2杯。

つまみはマカロニのホワイトソース煮、バゲットにパテ、生ハムメロン。私はメロンが好きではないのだが、塩気のせいか普通に食べられた。だからと言って、生ハムメロンという組み合わせを認めたわけではない。



続いて、帯広産豊西牛のすじ煮込み。



海老とキノコのエスカルゴバター。キノコの種類が豊富で、ガーリック風味が食欲をそそる。赤ワインを注文。



メインに豊西牛ミスジのステーキ。なぜこんなものを突然頼んでいるのか良く分からないが、そんなに高級と言う値段でもない。味付けは山わさびソース、塩と胡椒。脂が少な目で、赤身の肉を食べている感じがとてもする。



満足固めで、ティラミス。ま、たまにこんな日もあるさ。



歩き疲れ(土日とも約15,000歩)と温泉疲れで、今日はもうこれで帰る。そして早めの就寝。

20181021ギャラリー巡り

2018年10月21日 16時04分37秒 | ART
20日は木田金次郎→西村計雄→小川原脩の3か所。
本日は創→大丸→らいらっく→富士フイルム→大通→道新→さいとう→スカイホール→三越の9か所。

■富士フイルムフォトサロン「HASEO写真展「~RED~ Predators Of The City XI」」。芝居がかった大仰さもあるが、非常に印象的、迫力がある。

距離があるところは回り切れず。疲労感の上に、荷物が予想以上に重かった。

胃もたれのためカレー

2018年10月21日 13時07分24秒 | 食べ歩き
札幌に戻ってきて、昼食を取る。色々と考えたものの、やはり酒が残っているのか、朝食で食べすぎてしまったのか、胃もたれ気味だ。これは量もあまり食べられそうにないし、カレーだな。ということで、「M」屋へ。

ここのオリジナルカレーはかなり辛く、それなりに個性的。味噌汁もついてくる。



以前食べた時は、サラダがついていたこともあったが…。ついてない時もあるようだったので、どういう基準なのかが良く分からない。ま、いいか。


倶知安町(3)

2018年10月21日 11時38分07秒 | 食べ歩き
昨日は守りに入ったので、6時起床。今日も天気は良さそうだ。



7時にホテルの朝食。ご飯、味噌汁、蒲鉾、鮭、玉子焼き、漬物、ナスの煮浸し、スパサラ、煮物、筋子、海苔。一番右上の器は何だったか…。おかずの豊富さに、ご飯を思わず半分お代わりしてしまった。オレンジジュースにコーヒーも飲んで、腹一杯である。



体育館に向かう皆さんとは別れて、私だけ倶知安駅前へ。約30分待って、小樽行きの列車に乗り込む。観光客らしい人も結構いて、2台の列車はかなりの混雑具合となった。

小樽で遊ぶということも考えられなくはなかったが、到着して小樽駅ホームの向かいに札幌行きのエアポートがあったので、吸い込まれるように乗り込み、札幌駅へと向かうことになった。

この日の活動はまだ続くのだが、一旦、後志旅行編はこれで終了。

倶知安町(2)

2018年10月20日 21時08分36秒 | 食べ歩き
宿泊先である、ホテル「Y」へ移動。部屋に荷物を置いて、まずは入浴。



その後、タクシーで倶知安繁華街の洋風な感じの居酒屋「K」へ。13人で押し掛けたので、結果的に貸し切りとなった。飲み物は1杯目だけビールでスタート。飲み放題のコースが5000円と中々の値段だなと思っていたのだが、食べ物が非常に良かった。メニューの表記に沿って、紹介していきたい。

かに酢 いばら蟹 若芽 胡瓜 土佐酢(一つ目が料理名で、それ以降が素材名)。



倶じゃが540 焼いも 糠ニシンソース。何でも540日間低温貯蔵したじゃが芋を焼いたものらしい。最近、色々な種類のじゃが芋が出回っているが、正直なところ、じゃが芋はじゃが芋である。しかし、これは食べた瞬間、バランスのいい甘味と食感に驚いた。普通ならソースが勝ちそうだが、引き立て役となり、素晴らしい料理に仕上がっている。



お造り盛り合せ 金目鯛 マグロ ヅケ鰯 ヒラメ。マグロはそのままで、鰯の方がヅケになっているのが面白い。ここで最近グッと良くなった二世古佳撰を合わせる。



サバ香酢あん 鯖ザンギ 香味野菜 黒酢あん。ふっくらと食べごたえのある鯖、野菜との相性、黒酢も効き過ぎていないのがいい。



鶏チャーシュー香港風 温野菜 オイスターソース。八角などを使ったソースで柔らかい鶏肉と、白菜・キノコなどの地元野菜がまたいい。やっぱり赤ワインかな、この辺で。



秋シャケ箱寿司 〆鮭 ガリ 大葉 ゴマ。するりと食べられる押し寿司だ。



キャタピラロール ウナギ キュウリ アボカド テリヤキソース。少しテリヤキソースが強めだが、全体を口中で混ぜ合わせるように食べると、この味付けと食材で良かったんだというのが分かる。



赤だし シジミ 富海苔 浅つき。最後に心を落ち着けよう。



我々、平均年齢が50歳を超えていると思われるので、普通の宴会コースならば料理は余る。しかし、量が少ないという訳でもないのだが、今日の料理は余らないのだ。全部食べてしまったではないか。皆で口々に「美味かったです」と店主に感想を述べて店をでる。今日は印象深い日になるだろう。



この後、弱り気味の人たちはコンビニで買い物をしてホテルに戻る。それ以外の人たちは2軒目の炉端焼きへ(よく食べられるものだ)。

倶知安町(1)

2018年10月20日 16時00分34秒 | ART
バスで倶知安町に到着。駅まで行かず、小川原脩記念美術館に比較的近い停留所で降りる。

■小川原脩記念美術館「第60回記念麓彩会展」。メイン展示場ではこちらの展覧会が開催されていた。ちょっと新鮮かも。
徳丸茂「林」:屏風型の作品で、表には林の中にある1本の若木がポイント。裏面には昆虫が描かれており、森の生態系を表現。
羽山雅愉「黄昏」:創成川通の風景。車は描かれているが、意図的に歩道を描いておらず、人のいない風景。
本庄隆志「標-'08」:岩の上に描かれたアゲハチョウ。さらにそこから白い蝶の魂が飛び立っているかのようだ。
宮崎むつ「森からの響き」:森とそこにある光を描き、一足早いクリスマスの雰囲気。

休憩コーナーでコーヒーとチョコ、干しいもをごちそうになる。私は子供の頃から干しいもが嫌いで(理由は不明)、ほとんど食べたことが無かったが、初めてじっくり味わって食べてみた。嫌いではないようである(当たり前か)。



倶知安駅方面に戻ろう。



羊蹄山には雲がかかっている。



人通りの少ない駅前通りだが、海外の観光客向けだろうか、しゃれた造りの店が増えているように思う。



倶知安駅に到着。



この後、駅裏に移動して宴会メンバーと合流。日も暮れるころになって、羊蹄山にかかっていた雲が晴れた。


共和町(2)

2018年10月20日 13時40分53秒 | 食べ歩き
共和町役場の近く、ハッキリ言って飲食店がない。すぐ隣にドライブイン的なレストランがあるのだが、調べてみると土曜日休。土曜日休む飲食店って、どういうことなの! と思ったりするが、いろいろ事情はあるのだろう。

西村計雄美術館でもらった共和町スタンプラリーの紙を見ると、もう少し先に食堂がありそう。そこがダメなら、倶知安まで行ってしまうしかない。ということで、2~3分くらい歩いて、「F」に到着。



オープンしているのかどうか分かりにくかったが、ドアを開けると店主がいた。聞くと「今日はお弁当の仕出しがあったので、ご飯ものはできないんですけど…」とのこと。メニューを見ると麺類はあり、それは大丈夫とのこと。よし、ここで決定だ。

注文もメニュートップの昔風らーめん(しょうゆ)で迷いなし。他のお客さんの気配が全くしないため(というか、周辺に人の気配がしない)準備は大丈夫なのかと危ぶんだが、思ったより早くラーメンが到着した。見た感じは濁りしょうゆのスープに細めの麺。どことなく旭川ラーメンの感じがする。



早速食べてみると、麺はイメージよりは柔らかめ。スープは「そう、こういうのがいいんだよ」と言いたくなる味。油が強くないし、複雑怪奇でもない、オーソドックスな醤油味だ。

ナルト、海苔、麩という具の懐かしいメンバーも良いが、チャーシューは見た目からは想像できないくらい厚みがあり、煮豚の味が楽しめる。スープもほんのわずかのもの足りなさが、ついつい後を引く。全部飲み干しそうになってから、血圧の事を考えて止めておいた。

勘定をしながら「ラーメン美味かったです」「ただ昔風なだけで」「いや、今こういうの無いですから、かえって」と店主と会話し、バス停方面へと向かうのであった。今日の昼食、大成功と言えるだろう。

バスの時間までまだ少しあり、北海道らしい道路を眺めつつしばし待つ。

 

共和町(1)

2018年10月20日 12時58分57秒 | ART
岩内のバスターミナルからバスに乗り、東へと向かう。最初はバス時間の関係から、倶知安に行ってしまって、明日共和町へ行こうと思っていたのだが、どう考えても共和町先回りの方が効率が良い。計画段階では、ニセコバスの事が考慮に入っていなかったのかも。

ということで、共和町役場前で下車。何とも言えない看板を見ながら、坂を上る。





公共交通機関+歩きでくる人の事をあまり考えていない場所に美術館はある。



先にオフサイトセンターの建物が見えてきた。



やっと西村計雄記念美術館に到着。比較的涼しい気温だったが、ここだけは汗をかいた。



■西村計雄記念美術館 会館19周年記念「西村計雄 光の世界」。1930年頃の初期作品(印象派っぽい)から、1990年代の作品まで展示されている。彼の特徴が明確になって来たのが1960年代だと思うが、独特のカラフルな線は、パリ時代のガラス拭きのアルバイトからヒントを得たものだそうだ。しかし、描いているものとは全く関係のない線が入り、私にはメルヘン、または宗教的光にしか見えないため、正直なところ全く好みではない。今回見ることのできた1950年代の作品では、まだ線に描いている対象物との関連性があり、分かりやすい。私に理解できるのはここまでなのかな。

「パリ」:1953年の作品だが、これは建物の描写の中に特徴的な線が現れており、なかなかいいのではないかと思う。
「月と海」:青と白で描かれた作品だが、水墨画の味わいがある。

この他、ニシムラコレクションとして、藤田嗣治の墨絵2、鉛筆画1、エッチング1が展示されていた。



山の上から共和町役場の辺りを見下ろす。



共和町役場には「合併60年 町制施行45年 記念時計塔」(2015年作と新しい)が設置されていた。ちなみにどこと合併したかは知らない。



また1857年徳川幕府により御手作場が設置された時から、共和町開基百五十年記念の碑も設置されていた。



さて、バス待ちをしながら昼食を食べたいのだが、どうしたものか。

岩内町

2018年10月20日 11時38分50秒 | ART
本日は8時半前のバスに乗り込み、岩内町へ向かう。どうやら天気は良さそうだ。



約2時間かかり、岩内町に到着。あまり時間がないので、早速、木田金次郎美術館へ。



■木田金次郎美術館「木田金次郎コレクション再結集~近美・道銀・芸森コレクションと共に~」。木田金次郎美術館のコレクションが、府中→札幌→ニセコを巡回しているため、それ以外の作品を集めた展覧会。見たことがあるものも多いはずだが、ちょっと新鮮で良かったと思う。

「川辺のポプラ」:縦長やや大きめと、木田にしては珍しい形の作品。
「晩秋」:彼の作品は若い頃の方がまとまりがある。個性的ではないという所はあるのだが、好みとしては若い時代の作品が好きだったりする。
「野束川の夕」:いかにも懐かしい風景画だ。

「川湯お花畑」:道銀が所有する、道東スケッチシリーズの1作品。
「ぬさまい橋」:あまりそういうイメージがないのだが、道東にも足を運んで作品を描いているようだ。

■木田金次郎美術館「写真展33年前-岩内線最後の日」。1985年6月30日に廃止となった、岩内線の沿線各駅を写した写真展覧会。初公開なのだそうだ。すべてがそうかどうかは分からないが、岩内町在住の目黒伸廣の写真を中心に展示している。


→これは記念撮影コーナーなので、撮影可と判断しました。

展示物は写真だけではなく、何年のものだか不明だが4月20日改定の普通運賃表がある。札幌まで1460円とあまり現在と変わりはない(失われた30年、物価があまり上がっていない)。東京都区内12400円、大阪市内16100円と真面目に書いてあるのが面白い。

昭和60年3月14日の時刻表があり、発車8本、到着7本の列車が掲載されている。行先はすべて小沢で、そこから岩見沢、函館、小樽、札幌などの列車に接続していたようだ。他に列車名を記した鉄板が飾ってあり、「らいでん」あたりは私も知っているが、「いわないスキー」号というのもあったようだ。

展示会場には地元の人もおり「当時はまだ先に線路が伸びると思っていてね」と言っていた。今となってはあり得ないことだが、当時はまだそういう時代だったのだろうか(といいつつ、私もとっくに生まれているのだが)。



道の駅にあるたら丸を見て、バスターミナルへ。



ニセコバスで倶知安方面へと向かう。