魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

オオタバサンゴを購入

2024年10月13日 10時47分47秒 | 魚介類飼育(海水)

先週10月3日にコーラルタウンさんの生体セールでサンゴを購入。そのうちの一種がオオタバサンゴ。オオタバサンゴは毒性が低く極めて丈夫で飼育しやすいサンゴである。10年以上前にラパスさんで購入して以来のものだが、この水槽には(減退してしまいフラッギングしたものの)そのときのオオタバサンゴが今でも元気でいる。今回のオオタバサンゴも長く飼育してあげたい。なお写真の左にちょっとだけ写っているサンゴはカビラタバサンゴで、2011年11月に購入したものであり、来月になれば我が家に来て13年になるという長寿サンゴである。ちなみにこのカビラタバサンゴを購入した観賞魚店「名東水園リミックス mozoワンダーシティ店」は現存しない。

フラッシュ撮影のオオタバサンゴ。一部のポリプがメタリックグリーンになっている。こういうのは青色LEDのもとで美しく輝くだろう。もちろん骨格はサンゴ用のジェル状接着剤で固定している。餌についてはたまに与える程度であるが我が家に来てからもう2回ほど給餌している。おもにバイタリスのSPSフードを使用しているが、これをレッドシーの添加剤「リーフエナジー+ コーラルニュートリション」に溶いてピペットでサンゴに直接給餌している。その際はポンプを止めている。餌が散らばると効率がよくなく水を汚す可能性もあるためだ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメダテハゼ

2024年08月27日 16時27分07秒 | 魚介類飼育(海水)

先週8月20日にお迎えしたハゼ科の魚。ハゼ科ダテハゼ属のヒメダテハゼ。全長5㎝ほどである。共生ハゼを飼育するのは久しぶり。体側には5本の薄い縞模様があり、背鰭棘は伸びないこと、鰓蓋上方に赤色斑がないこと、頭部の斑紋はあまり明瞭でなく、頭部の色は白っぽいことなどでほかの日本産ダテハゼ属魚類とは識別できる。またハチマキダテハゼとは異なり尾鰭にも明瞭な斑紋はないようである。

トップの写真は水槽に入れて間もない個体で、こちらは水槽になれた個体。うっすら入るオレンジ色の横帯が美しい。以前飼育していたハチマキダテハゼよりも色彩は繊細で、性格も同様かもしれない。気をつかう必要はありそう。水槽から飛び出さないようにフタもしっかり閉めている。この手の共生ハゼはいつもなら横浜都筑区の「Kazika」さんで購入していたが、これはKazikaさんではなく大阪の「ブルーハーバー」さんより。あのお店は高級魚を多く売っている印象であるが、意外と沖縄産の魚に強い。

しかし残念ながらエビが売っていなかったので、別のところで入手する必要がある。ということでKazikaさんなのだが...残念ながらウェブサイトにつながらず。結局チャームで購入することになった。ニシキテッポウエビを購入。この手の種は本来はコシジロテッポウエビやホリモンツキテッポウエビと共生するのだがなかったのでしかたがない。そして購入した後になって、Kazikaさんのサイトは急遽不具合がでて不安定になっていたことと、そこでホリモンツキテッポウエビらしきものを売っていたことなどを知ったのである。

ニシキテッポウエビはハゼと共生するテッポウエビの仲間ではマッシブで、あまり小さい共生ハゼとの飼育には向かず、また小型水槽では大きく地形を変えてしまうこともありよくないのだが仕方がない。無事に共生してくれており、とりあえずはヨシ、としようか。

ヒメダテハゼもニシキテッポウエビももうすでに餌を爆食いしていて、共生はうまくいっていることをうかがわせる。砂はパウダーサンドだけでなく、大きなクラッシュコーラルもいれている。これによりニシキテッポウエビが巣をつくりやすくなる。あとはヒメダテハゼが水槽から飛び出さないようにフタをしっかりすることも重要である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タマギンポの近況

2024年08月15日 01時38分52秒 | 魚介類飼育(海水)

さて、前回のチャバネセセリさんから3日も開いてしまった。久しぶりのぶろぐ更新となる。今回は久しぶりに魚の記事を。そうでないとこのぶろぐが、いつのまにか「昆虫のぶろぐ」に変わってしまう危険性があるからだ。

イソギンポ科・カエルウオ族・タネギンポ属のタマギンポさん。このぶろぐで紹介するのも久しぶり(なんと2023年3月以来!)である。最近までグラステリアAGSのほうにいたのだが、わけありで急遽クロスミニに移動。もともとクロスミニで飼育していた魚なので、急遽「帰還」ということになる。2021年の秋に採集してきたものなので、もうすぐ我が家にやってきて3周年ということになる。前回2023年の3月にこのぶろぐにアップしたときは、水槽の中に緑色の海藻(クビレズタ)が多数入っていたので、このタマギンポも海藻のような茶色というか、緑色というか、微妙な色彩になっていた。しかし現在は海藻は枯れて消えてしまったので、よく見るような灰色の色彩になっている。一見地味だが、青く輝く斑点が美しい。

基本的には飾りサンゴの上でたたずんでいるが、餌の海藻70を落としてあげれば、真っ先に、某映画のヴェロキラプトルのごとくとびかかる。もともと藻類食が強い本種だからか、配合飼料を食べるようになってもサンゴ岩に付着している藻類などもよく食べてくれる。

混泳相手は後ろに写っているハゼ科のミナミイソハゼのほか、ナンヨウミドリハゼ、ナメラハゼ、シマギンポ、ゴテンカエルウオ、コガシラベラである。この子が一番大きいからか、後から入れてもほかのカエルウオたちはタマギンポを攻撃することはない。また、ほかのカエルウオたちもタマギンポに怯えることも現状ない。写真の個体は雄らしく、正中線に皮弁が見られる。タマギンポと同じ属の魚にはカブキギンポ、タネギンポというのがおり、とくにタネギンポとは文体が似ているので、間違えてしまいやすい。ほかにタマカエルウオというものもいるのだが、こちらは完全に別属である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゴテンカエルウオ

2024年08月01日 23時07分05秒 | 魚介類飼育(海水)

今日から8月です。

昨年の4月に我が家にやってきたのに、残念ながらまだ一度も紹介できていなかった子。イソギンポ科・カエルウオ族・スジギンポ属のゴテンカエルウオ。前回ご紹介したナメラハゼと同じ水槽で飼育している。ナメラハゼは浅い潮だまりに多いがこのゴテンカエルウオはサンゴがリッチな場所に見られ、同じ潮だまりではハナカエルウオやロウソクギンポといった種が確認できた。

スジギンポ属の魚は琉球列島には5種が生息し、このほか琉球列島にいない2種を合わせて7種が日本に分布している。なお本種の学名については魚類検索によるとEntomacrodus thalassinus thalassinusで三名法になっている。Entomacrodus thalassinus longicirrusという亜種が台湾からタイにかけて分布しているようで、これについては比Fishbaseにおいてはそれぞれ別種扱い。ホシギンポも同様にEntomacrodus stelifer steliferと三名法であるが、やはりFishbaseではそれぞれ別種扱いである。亜種Entomacrodus stellifer lightiはおもにアジアの大陸沿岸や台湾などに分布。なおスジギンポ属はカエルウオ族のほかの多くの種とことなり、西・東大西洋や東太平洋沿岸にも種数は少ないが生息している。ちなみに私がスジギンポ属魚類を長期飼育するのはこれが2回目である。前回はアオモンギンポでこれは3年近く飼育できた。今回も長く生きてほしい。

カエルウオ族魚類は「コケ取り」として飼育されることがあるが、残念ながらゴテンカエルウオはコケ取りはしてくれない。ほかのカエルウオ族魚類の多くの種よりも動物食性が強いのかもしれない。餌については最初のうちは「海藻70」を与えていたが、いまでは海藻70のほかメガバイトレッドも爆食いである。体長は4cmほどにしかならないらしくこの属としては小型種といえそうである。

このゴテンカエルウオは小型のオーバーフロー水槽「クロスミニ」で飼育している。いい水槽であるが残念ながら製造中止になったらしく、メーカーであるマルカン・ニッソーのサイトからも情報が消滅している。小型オーバーフロー水槽といえばジェックスの「グラステリアAGS」くらいしかない。あれはガラス水槽だったため結構重くなってしまう。同居魚は先述したナメラハゼやミナミイソハゼなどハゼ類のほか、イソギンポ科のシマギンポと同居している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナメラハゼ

2024年07月31日 19時18分44秒 | 魚介類飼育(海水)

もう今日で7月もおしまいです。最近こちらは毎日のように夕方大雨が降ってサンダーボルトが襲来しております。みなさんもお気をつけて。写真の魚はハゼ科のナメラハゼ。背中の斑紋は同じハゼ亜目のドンコを彷彿とさせ、独特のフォルムも大好きである。琉球列島では決してめずらしいものではなく、潮が引いた後の潮だまりで大きな石をどかすとその下に潜んでいることが多々ある。サンゴがリッチな潮だまりというよりも、内湾の比較的泥っぽい場所でも見られる。筆者はイレズミハゼというハゼが好きであるがそのハゼを探すときに見つかったのだが、肝心のイレズミハゼは見られなかった。残念!

過去2回飼育していたことがあるが、その時は長期飼育ができなかった。今回の個体は2023年の4月に採集したもので、年単位の飼育は初めてである。ゆったりしているので他の素早い魚が多い水槽だと長生きしないのかもしれない。

スズメダイやキンチャクダイなど、表層から中層で餌をとる魚が多くいると、うまく餌をとれないで餓死してしまう。そんなタイプの魚なのではないかと思われる。この水槽にはそのようなタイプの魚がいないので、うまく飼育できているのではないかと思われる。ナメラハゼは過去にも記事を書いている。2枚目の写真の後ろにいる魚については、ナメラハゼと一緒に採集して持ち帰ってきた魚であるが、これまで紹介できていなかったので、明日にでもご紹介したい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする