先週末の土日はちょっと遠くまで採集に行っていました。その時に採集したのがこちら。
サンゴヤドカリの仲間の初採集種・ユビワサンゴヤドカリです。
ユビワサンゴヤドカリのすみかはサンゴ礁。西日本太平洋岸のかなり広い範囲でみられるようですが、私は四国や喜界島などで潜っても見ることができませんでした。
この個体は潜って採集したのではなく、潮溜まりにあるサンゴの上を這っていたもの。数m潜っても見られないのに、潮溜まりで発見できて感動です。
ユビワサンゴヤドカリの特徴は青と黒という奇抜なカラーリングの歩脚。ヤドカリの中でもおそらくベニワモンヤドカリと並び特に派手な種類でしょう。この模様は鋏脚には入っておらず、鋏脚は緑色です。
貝の種類はよく知らないのですが、とてもきれいな貝殻に入っていました。
雑食性です、写真は藻類をつまんで食べているところでしょうか。この仲間の一部は付着藻類を好んで食べるようです。
今回はもっと小さいヤドカリを見つけました。サンゴヤドカリ類のうちのどれかであるのはほぼ確実なのですが、このくらいの大きさでは模様も似通っているようです。生息場所は同様で、サンゴの周囲や、隙間などによく見られます。