こんばんは。今日3月26日は渡辺麻友ちゃんの誕生日です(なお私はこじはる推し)。今日は軽くいきます。
久しぶりの魚だ。今回入手したのはカレイ目・ヒラメ科・ガンゾウビラメ属のナンヨウガレイ。「南洋」という名前ではあるが分布域は南日本、東シナ海から南シナ海の大陸棚にかけてであり、長崎ではそこそこ漁獲される小型のヒラメ科魚類である。このナンヨウガレイは見るのは今回が初めてではなく、過去にも宇和海などで漁獲されているのを見たことがあるし、購入したこともある。ただその時はテンジクガレイやガンゾウビラメと誤同定していたので、真剣に見るのは今回が初めてであったりする。
ナンヨウガレイは鰓蓋の後縁に沿うように二つの黒色斑がある。また色彩も幾分茶色っぽく見える。しかしこの二つの黒色斑は薄くて明瞭でないこともある。そのためほかのガンゾウビラメ属の魚と間違えられることが多いのであろう。しかし本種は無眼側の鱗も櫛鱗であるという特徴があり、ガンゾウビラメやテンジクガレイなどの近縁種と見分けられる。
今回のナンヨウガレイは唐揚げにして美味しくいただいた。私は異体類については刺身や煮つけよりも唐揚げのほうが好きなのである。なお、ナンヨウガレイの下方に写っているもう一種の魚については、また今度ご紹介したい。今回のナンヨウガレイも長崎県 印束商店の石田拓治さんより。いつもありがとうございます。