九州北部の春の海にはタウエガジ科やニシキギンポ科の魚も多く見られます。
このタケギンポPholis crassispina (Temminck and Schlegel)もニシキギンポ科に属する普通種です。よく似たものにギンポPholis nebulosa (Temminck and Schlegel)(東京ではてんぷらにするやつです)がいますが、眼下に暗色帯があることで、それがないギンポと区別できます。
もう1種春の海の魚をごしょうかいしましょう。カジカ科キヌカジカFurcina osimae Jordan and Starksです。
これらカジカ科の魚も春の海ではしばしば見られますが、夏になるとあまり見られなくなります。関東では3~5月、九州北部の玄界灘では7月まで見られます。いずれにせよ、飼育には冷却設備が必須となりそうです。
これで、九州北部の採集魚の紹介はおしまいです。お付き合いいただき、ありがとうございました。また夏にいって、報告したいと思います。お楽しみに?
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