今回のブログ記事はサバヒー科のサバヒーを食した記録です。サバヒー科は、ネズミギス目に含まれる種類で、1科1属1種とされています。骨格は一般的にコイの仲間とよく似た感じではありますが、コイの仲間でよくみられるウェーバー器官は見られず、脊椎骨が変形している程度です。ネズミギス目魚類は分類学的にはコイやナマズと同じ骨鰾上目の中に含まれています。
サバヒーの顔はボラの仲間によく似ています。眼にはボラの仲間などによく見られる脂瞼もあります。口の形状もある種のボラの仲間ににていますが、コイの類のような感じで、顎歯は見た感じではありませんでした。生息環境は幼魚は河川の汽水域から内湾に生息するなど、そのあたりもボラの仲間に似ています。
サバヒーは台湾やその他東南アジアでは重要な食用魚とされています。漢字では虱目魚、英語ではMilkfishと呼ばれています。漢字名の由来は、眼の脂瞼でしょうか?、英語のMilkfishは、肉の色が白っぽいことからきているようです。
さっそく焼いて食べてみました。
頭と内臓をのぞきまるごと一匹。
肉の色はこんな色。肉を恐る恐る一口・・・。うん、食べれる!でも皮はやや臭みあり、まるでコイ科のような感じ。はしをすすめていきますが、どうしても尾付近の部位と内臓があったあたりはどうしても臭みがあって食べにくい感じでした。台湾などでは香草と焼いたり、スープみたいにして食うようです。日本の魚と同じようにした塩焼は、あまり良くなかったかもしれません。
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