今週末はネタがあまりなく、ブログ記事もかけずでした。
今日はこのバンデッドダムゼルDischistodus fasciatus (Cuvier)をご紹介いたします。
バンデッドダムゼルはダンダラスズメダイ属の魚です。この属の魚は主に藻類を主食とし、やや大型になるスズメダイの仲間です。ダンダラスズメダイ属の魚は分布も狭く、ほとんどがフィリピンからインドネシア、オーストラリアの周辺海域という狭い範囲にすみます。一部の種は東部インド洋にも分布します。日本産はダンダラスズメダイと、セグロスズメダイの2種。ただし奄美大島以南でないとみられず、セグロスズメダイは八重山諸島以南に分布します。
近縁のセグロスズメダイDischistodus melanotus (Bleeker)
いずれの種もごく浅い海に生息しており、サンゴ礁域、水の濁ったラグーンなどでは本属魚類をよくみることがありましょう、バンデッドダムゼルの分布域はフィリピンからインドネシア、オーストラリアの浅海です。本種の特徴は暗色の体に黄色の横帯があることです。
食性は藻類を中心としており、ほか動物質の餌も捕食します。
バンデッドダムゼル顎歯
いずれの魚も大きくなり、縄張りをもつので小さな魚と一緒に飼育するのは厳しいと思われます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます