魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

ウスコモンサンゴ 2012年8月22日

2012年08月22日 22時45分37秒 | ウスコモン日記

サンゴたちはこの夏の間も問題はなさそう。水温は25-26度の間をキープし、水替えも毎週のように行うなど、悪い条件を極力除くようにしました。そのため、無事に夏を乗り切れそうです。

ウスコモンサンゴのほうはキープはできているのですがなかなか成長しない感じがします。写真はいまいち色が伝わらないのですが、本当はオレンジ色の美しい個体。ポリプもよく開いております。この水槽にはサンゴをつつくチョウチョウウオやキンチャクダイの類がいないせいか、夜・昼問わずよくポリプを出しています。

サボテングサ?の類は、ウスコモンサンゴの横についていたものは刈り取りました。成長していく様子は見ていて楽しいのですが、サンゴの成長を阻害しているようにも見えたのです。自然界ではこういうサボテングサの類を餌にする動物もいるのでしょうが、水槽では天敵がほとんどいないので、人間が適当に刈り取ってしまいます。

メンテナンスは基本的に水換え、添加剤4種添加。添加剤は以前に紹介しましたアキュリのエクストリームシリーズと、ライブシーのアイオダイン。最近はそれにマリンデラックスも添加しています。マリンデラックスは給餌の際、魚の餌と一緒に与えます。餌は魚の様子を見ながらほぼ毎日、多いときは1日2回くらい与えます。これらの餌は水を汚す可能性がありますので、多めに水換えをします。

次回は硝酸塩をチェックしたいと思います。

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クエスチョンの答え

2012年08月21日 19時30分23秒 | 魚類とインターネット

最近の釣り人の情報収集ツールは紙(雑誌・新聞・潮時表)のほか、あらたにインターネットが加わってきつつあるように思われます。最近は携帯電話を使用したインターネットサイトも一般的なものとなっており、さらにはTwitterなどの普及で「●●(釣り場の名前)なう」とか、「○○が釣れた」など投稿される方も多いでしょう。

SNSやインターネット掲示板では魚の名前をお伺いするというケースもよくあります。インターネットならではの問題(デジカメやカメラ付携帯電話がないと投稿ができない、画像の無断転用、誹謗中傷、あおり発言、そしてそもそも写真から魚を同定することは可能なのか?など)はありますが、このシステムは回答者が多数いて、誰かが間違った場合のフォローも早いものです。

同定依頼の魚は釣り人におなじみの魚もいますが、アジ、キス、サバ、タイ、イサキ、メバル種群、カサゴなどの釣りでまったく見たことがない魚が釣れることがあるようです。ダイナンギンポ、ウミタナゴ、ベラ類、ネズッポ類、アイゴ・・・などいろいろな同定の依頼が来ますが、その中でも多いのが、この魚。

クロサギGerres equulus(Temminck and Schlegel)です。

クロサギは主に砂底や汽水域に生息し、防波堤でも釣れることがあります。主な釣りは投げ釣り・ウキ釣り。サビキ釣りでも釣れることがあるようですが、やはり投げ釣りで釣れることが多いよう。最初の個体も投げ釣りで釣れたもの。

クロサギとほかの多くの魚とを見分けるポイントは口の伸縮でしょう。口が前方ななめ下のほうに突出し、長く伸ばすことができます。このほか、ヒイラギ科のヒイラギなどの魚も口を伸ばすことができます。

クロサギ科クロサギ属の魚も何種類かがいますが、鹿児島以北の日本沿岸で釣れるのはクロサギ、ダイミョウサギ、セダカダイミョウサギ、イトヒキサギ、ヤマトイトヒキサギなどに限られそうです。このうち後2者については背鰭の前方の棘が長く伸長するので容易に同定可能です。

クロサギは背鰭棘が9本で、尾鰭は強く2叉することなどの特徴で、ダイミョウサギと区別できます。吻背面のU字型溝周辺に小さな鱗がないなどの特徴で、ミナミクロサギと区別できます。ミナミクロサギは主に琉球以南に生息する種類で、屋久島などのように2種類が記録されている場所もあります。吻背面のU字型溝周辺に小鱗があるのだそうですが、ミナミクロサギの頭部背面の写真がないため説明できないのが残念です。

クロサギは海底に口をつけて餌を捕食するようで、場所によっては泥臭い場合がありますが、塩焼きなどでおいしいものです。

ダイミョウサギGerres japonicus Bleekerです。この種類は背鰭棘数が10棘で体高がやや高いものです。ダイミョウサギに近縁な種類は日本からは本種含め4種ほどが知られています。個人的には、このダイミョウサギの仲間よりもクロサギのほうが多いように感じます。この個体は三重県南伊勢町の方からいただきました。

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イトマンクロユリハゼはいいですね・・・

2012年08月20日 21時57分13秒 | 魚介類飼育(海水)

クロユリハゼ科のイトマンクロユリハゼPtereleotris microlepis(Bleeker)はいいですね・・・決して派手な青ではないのですが、パステルカラーの魅力的な色をした魚です。

 

手抜きでごめんなさい・・・明日はちゃんとブログを書きます お許しください。

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オキゴンベと新入りのヤドカリ

2012年08月19日 19時54分51秒 | 魚介類飼育(海水)

先月高知へ行ったときには初めてオキゴンベCirrhitichthys aureus (Temminck and Schlegel)を採集することができました。ゴンベ科の魚を釣るのは、ヒメゴンベ以来、2種類目です。オキゴンベは初めてブログ登場となります(文字だけは、以前から登場していましたが)。

 

ゴンベの仲間は大変丈夫で、人によくなれ、飼育もしやすいという、いいこと揃いのように見えますが、実際にはかなり性格が強いためほかの魚と一緒に飼育するのには注意が必要となります。ゴンベの仲間は鰾を有しないようで、やや深い磯から採集されたものが状態よく飼育されることもあります。

オキゴンベは浅い~やや深い磯に生息することが多いです、今回は高知の防波堤、しかも底が見えるような場所で釣ることができました。

採集した時は黒っぽいまだら模様が入っていましたが、現在は薄いピンク色で、模様も薄れてしまっています。餌は配合飼料や魚やイカなどの切り身をあげています。しかし、このほかに海底の生き物ならいろいろ食べているようで、クモヒトデも捕食されてしまいました。

こちらは(たぶん)アオヒゲヒラホンヤドカリPagurus decimbranchiae Komai and Osawa、十脚目ホンヤドカリ科のヤドカリです。ホンヤドカリ科の種類は、ケアシホンヤドカリや、ヤマトホンヤドカリ、オイランヤドカリはなぜかあまり長生きしないのですが本種はどうでしょうか。一見地味ですが、明るい色の脚や、きれいなひげなど、よく見たらきれいな種類です。サンゴヤドカリの仲間も探したのですが、このアオヒゲヒラホンヤドカリばかりのような印象をうけました。

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真っ赤っ赤!

2012年08月18日 21時26分52秒 | 魚介類飼育(淡水)

カワアナゴ科 タナゴモドキ属 エンパイアガジョンHypseleotris compressa (Krefft)

輸入されるタナゴモドキ属魚類の中ではおそらくもっとも一般的な種類です。この種類は普段は薄い色の魚なのですが、雄はたまに鰭が赤くなり美しくなります。婚姻色でしょうか。

ふだんはこのような色

この個体は雌、雌と雄の婚姻色が出ていないときの色はあまり大きな差がないよう。鰓蓋後方の模様などは重要な識別ポイントとなるでしょう。

雄はこのように臀鰭が赤くなります。雌を誘うために赤くなるのでしょうが、積極的に誘いをかける日とそうでない日があるようです。運が良ければこの赤い鰭を写真に収められますが、長く続くものではないのです。ほか、鰓蓋後方の黒色斑も目立ちます。

しかし、長続きせず、数分後にはこのような薄い色になってしまいます

 

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