魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

痩せすぎ?

2012年08月17日 21時48分18秒 | 魚介類飼育(海水)

こんばんは。タイトルは私のことではありませんのでご心配なく?

我が家のオグロクロユリハゼPtereleotris heteroptera (Bleeker)のことです。

オグロクロユリハゼPtereleotris heteroptera (Bleeker)はもともと細~い体の魚なのですが、その中でもこの個体はがりがりになってしまっています。かなり干物みたいな感じになってるというか・・・。

ちょっと腹部のあたりがへこんでいて気になります。もっともこの個体はひと月かふた月も前からこの状態で、餌もよくたべておりまったく心配はしておりません。ちなみにこの水槽にはもう2個体のオグロクロユリハゼがいます。うち1匹は尾鰭が薄らと黄色くなっています。

こちらは同じクロユリハゼ科 クロユリハゼ属の別種 イトマンクロユリハゼPtereleotris microlepis (Bleeker)です。この種類はオグロクロユリハゼよりも体高があるように思います。またからだもがっしりしている感じ。背鰭が橙色をおび、尾鰭やその周りは黄色が出てきており、一見地味ですがとても美しい魚なのです。

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水槽が壊れた・・・

2012年08月16日 22時06分32秒 | 魚介類飼育(淡水)

ご無沙汰です。

昨日は更新したかったのですが、眠ってしまい更新できず・・・ということで昨日水槽が壊れたのをネタに書いていきます。

勿論ネタのために壊したわけではありません。シリコンが外れ、水がにじみだす傾向が前からあったのですが、昨日からはひどくなっていきました。

水槽はコトブキの60cm水槽が二つ余っておりまして、うち一つを使用することにしました。6年前に購入したもので、今年春までは海水魚用に使っていたものです。弟がボールパイソンかボアを飼うのに持っていくのかと思いきや、残念ながら?飼育せず、余っていたもの。

魚たちはみんな無事でなによりでした。砂はサンゴ砂です、なぜかなかなかピントが合わない・・・。今日はこのほか、サンゴ水槽の掃除をやりました。サンゴ水槽と同じ水を使用している(濾過はしてます)水槽に赤いコケ(シアノバクテリア?)が発生。水流が必要かも?

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モグルンダ

2012年08月12日 22時57分08秒 | 魚介類飼育(淡水)

淡水魚水槽に新しい魚がやってきました。カワアナゴ科、モグルンダ属の魚です。

モグルンダ属の魚はインドネシアやオーストラリア、パプアニューギニアなどに生息する魚です。種類も25種ほどと多いのですがその中ではMogurnda mogurnda (Richardson)というのによく似ています。この種類はオーストラリアやニューギニアに生息する種類です。属名モグルンダとは、オーストラリアのアボリジニの言葉でこの魚のことを指しているようです。

体長30-40cmくらいになるかと思いきや案外小型で15cmくらいの魚です。60cmでも終生飼育でき、うまく飼うと繁殖さえ狙えます。観賞魚店では1,000円を切る価格で販売されていますが、おそらく養殖のたまものでしょう。飼育水は中性~アルカリ性、塩分が必要か否かは不明ですが、カビ等を防ぐためにも少しはあってもよいかもしれません。

この仲間はAkihito et al. (2000)(※)においては、タメトモハゼと同じクラスタの中に入っています。タメトモハゼについては、「ボラのようなハゼ」といわれるほど遊泳性が強いです。同じクラスタの中には小型種のピーコックガジョンと呼ばれる種類も含まれています。この種類も飛び跳ねてしまったことがあります。蓋は必須でしょう。

タメトモハゼも採集にいきたいですが、これは沖縄以南でないと無理なよう。

同じ水槽で飼育しているファイヤーテールガジョン。タナゴモドキ属の種類で、以前にアップした時よりも、赤い尾鰭の特徴がよく出ています。この種類は、さきほどあげました文献ではカワアナゴやドルミテーターゴビーなどと同じクラスタに入っています。タナゴモドキ属の魚はこの仲間では小型種、側扁したコイ科魚類のような姿が独特で、泳ぎ方もコイ科魚類に近い感じです。

(※)文献 Akihito, A.Iwata, T.Kobayashi, K.Ikeo, T.Imanishi, H.Ono, Y.Umehara, C.Hamamatsu, K.Sugiyama, Y.Ikeda, K.Sakamoto, Akishinonomiya Fumihito, S.Ohno and T.Gojobori. (2000) Evolutionary aspects of gobioid fishes based upon a phylogenetic analysis of Mitochondrial cytochrome b genes. Gene, (259) 5-15.

 

 

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ウスコモンサンゴ 2012年8月11日

2012年08月11日 11時24分32秒 | ウスコモン日記

実に20日ぶりのウスコモン日記です。見た目でウスコモンサンゴはほとんど変化なしという感じ、逆に横に生えてるサボテングサ?が勢力を拡大しつつある感じです。

7月22日の写真です

ごらんのように7月の時点からウスコモンサンゴは全く育っていません。もしかしたらカルシウムやストロンチウムなどの元素をサボテングサに奪われてしまっているのかも・・・サボテングサは適度にトリミングしてみたいと思います。上の方の、別の株の方はまだ大丈夫かな??

ウスコモンサンゴと同じライブロックについていたディスクコーラルとマメスナギンチャク。ディスクは濃いブルーがとても綺麗。マメスナギンチャクは、やっとよく広がってくれました。

ウミアザミ。最初は「ぱくぱく」しないタイプかと思っていたのですが、これはするタイプでした。やってきた当初からかなり良くポリプを開いていましたが、最近ぱくぱくするようになったのです。

逆に調子が悪いのはムラサキハナヅタ(スターポリプ)。最近突然開かなくなり、コケが覆うようになってしまいました。いったん別水槽に移動しようかと思います。

 

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アカエイ

2012年08月10日 22時04分53秒 | 魚紹介

この間高知の古満目大敷を見学した際に、コバンザメの他、アカエイ科のエイももらってきていました。

最初はイズヒメエイと思っていましたが、これはアカエイDasyatis akajei Müller and Henleのよう。

アカエイ科のエイはこの大敷網の周辺にも色々いるよう、この個体は尾部正中線の皮褶が黒っぽい色で、体盤に目立つ模様がない、吻端はあまり突き出ない、体盤背面の正中線上に小さな瘤状物があるなどの特徴で、ほかの種類と区別されます。

大敷網では体盤幅が1mを超えるような大物も水揚げされますが、本個体は幅50cmほどと比較的小型で、放されていたので、持ち帰ってきました。体盤背面・腹面の色がユニークで持ち帰ってきましたが、魚類検索を手に同定した結果、アカエイでよさそうでした。

アカエイは南日本の各地沿岸に生息しています。岩礁域の海岸にもいますが、砂・砂泥底の海底に生息しています。大敷網で獲れたり、底曳網で水深100mくらいの深い海からも漁獲されますが、海水浴場や干潟、河川の汽水域にもよく入ります。尾部にはふつう1~2本の毒棘があり、十分に気をつける必要があります。

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