樹門幸宰著「姓名の暗号」(幻冬舎)を読んだ。
人には魂があり、その情報はDNAに乗って生まれながらに人の運命を決定している。それは必ず名前に現れる。特に祖父母の魂が人生の目的を決定する(さびしい人生を送った祖母の魂が、孫の代でそれを解消しようとする、等)。家は三代で繁栄し、三代で衰退することを繰り返す。。。
名前にはこの世に生まれなかった兄弟姉妹の分も合わせて、何番目の子どもか(第○子魂)何番目の男/女の子か(○男/女相)が必ず現れる。一番上で長男・長女だけれど、流産した兄姉がいたりすれば、第二子魂・次男相になったりするわけだ。(これは外腹・外種も含まれるので、名前から両親の過去が暴かれかねない?!)長男(相)は長女(相)と、次男は次女と、三男は三女と結婚しようとするので、そうでない組み合わせは長続きしない^^; 各家で、長男長女が継ぐ代とか、三男三女が継ぐ代というのがあり、それに合わない子どもは家を出るらしい^^;
そもそも、名前は親とか祖父母がつけたり、誰かに頼んでつけてもらったりするわけで、一生懸命考えてつけるものだ。しかし、この理論によると、魂が要求する名前しか思いつかないことになるらしい。
名前から自分がどんな運を持って生まれ、どんな人生を送ろうとしているのかを理解すれば、よりよく生きられるというのが最終的な主旨のようだ。繁栄する代に当たる人は何をやってもうまくいくから、思い切って好きなことをやればいいし、衰退する代に当たる人は、慎重に行動したほうがいい、等。まあ、それはそれでいいかも。
それにしても、この世に生まれなかった兄弟姉妹を完全に把握するのって、実際には無理があるんじゃないだろうか。男性は昔つきあってた彼女が自分の知らないうちに、、、?とか。二人の男性と同時につきあってた女性が妊娠して、本人はAさんの子だと思い込んでいたが実はBさんの子だった、なんてケースは誰も把握できない。生理が不順気味の女性は、知らないうちに妊娠・流産する可能性がある。(ビバリーヒルズ青春白書で、ケリーが妊娠したかな?と思っていたら生理が来て、なあんだ、と思ったら、偶然事故か何かで入院・検査の結果、生理だと思ったのは流産だったとわかり、かなり傷つくという話があった。)
この本によると、愛称やあだ名も、運命に大きな影響があるそうだ。私の場合、インターネットを始めてから知り合った人には、だいたいハンドルネームのHO太(ほーたい、と発音する)で呼ばれている。自分でつけたネームだけど、これは私の運命にどんな影響を与えているのか? だいたい、ローマ字の画数の出し方は? 質問のお手紙出しちゃおうかな。
この理論は一応、漢字文化圏の人はあてはまることになってるらしい(文中にペ・ヨンジュンの分析がある)。
名前で書いた「○家の×代目」字を厳密に守っている家庭で、この理論がどのくらいあてはまるのか、実証してみてほしいところだ。それと、韓国では最近、名前をつけるときに音だけ決めて漢字を決めないことも多いのだそうで、そういう場合はどうやって解読するのか、それも聞いてみたいところ。さらに、魂が普遍的なものならば、あらゆる言語・文化の社会でこの現象があるはずだ。そこまで研究、、、できないだろうな、、、