李崗霖(アレックス・リー)のデビューアルバム。試聴もせずに買ったがジャケ買いではない(そんなにイケメンでもない^^;)。淡水の古跡でのイベントで蘇永康といっしょになった時、「憧れの蘇永康を目の前で聴けて嬉しい」とコメントしたのを読んで、蘇永康に憧れる子がどんな歌を歌うのか、聴いてみなくちゃ!と思って、買ってみた。
1曲目の最初の一声から、蘇永康が好きというのがわかる気がした。なんか、息づかいが似ているような・・・。やや濁りが入ってる声だがそれが却って魅力。韓国ポップスのカバーが6曲。自作曲3曲、ロック系女性アーチスト趙之璧の名前もある(懐かしい・・・元気かしら)。メインのプロデューサーは中華系でアレンジは韓国人、ソウルと台北で録音。全体にK-POPっぽい雰囲気があるが、韓国人が韓国語で歌ったらくどくなりそうな曲も、すっきりと気持ちよく聴ける。聞きとりやすい北京語の発音がすんなりと歌詞の世界をイメージさせてくれる。歌い方は案外、日本のバンドのリードボーカルにありそうな感じかも。(それでなんとなく親しみが持てるのかな?)
最後にアルバムタイトル曲のピアノ演奏(カラオケではない)が入っている。なんと演奏しているのは、韓国の有名なプロデューサー、キム・ヒョンソク。私がK-POPで一番好きなソン・シギョンのプロデューサーだ。より良い音を求めて、音楽人はひょいひょい国境を越えていく。これからもこういったコラボレーションは増えていくだろう。
次もこんな雰囲気でいくのか、また違うイメージを出していくのか。順調に伸びて欲しいと思う新人がまた出てきた。
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