Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

半落ち

2010年04月12日 23時11分13秒 | 映画
 昨夜放送していた映画「半落ち」。前にもテレビで見たような気がするけど、あんまり覚えてなかったところをみると、ちゃんと見てなかったらしい。
 アルツハイマーに侵された妻に懇願されて殺し、自分も死のうとしたが結局自首した警察官(元刑事)。殺してから自首するまでの行動を頑として語らず、歌舞伎町に行っていたという証言から、警察・検察・新聞など周囲の思惑がぶつかりあいながら、裁判に入っていく。
 主人公がなぜ歌舞伎町に行ったのか、なぜそれを語らなかったのかは、裁判のシーンの中で明らかにされていく。一人息子を白血病で亡くした主人公が、ドナーとして骨髄を提供した相手に会いに歌舞伎町に行き、その相手のプライバシーを守るために語らなかった。そして、ドナー登録が取り消される51歳まで、再び誰かに提供する可能性がある間は生き続けるために、妻の後を追って死ぬことをやめたのだった。
 芸達者な俳優たちの演技が、フィクションだからこその本物になって迫ってくる。「何もしてやれなかった、殺してやることもできなかった、ごめんなさい」と泣く、死んだ妻の姉。「魂がなくなれば、命ではない? そんな裁きをつけられるのは、あなたでも私でもない」と叫ぶ、認知症の父を持つ裁判官。「そうです。そんなことを裁ける人はいない」と答える被告人。
 実刑判決が下り、護送されていく主人公に窓からそっと姿を見せる、骨髄移植を受けた青年。息子が元気だったころの、紅葉の中の家族の姿で終わる。
 息子が見たような顔だと思ったら、この前このブログに書いた石田法嗣だった。見かけるときは続くものだ。

 これまたWikipediaを見たら、原作の小説は直木賞候補になったとき、「事実誤認がある」とされ、受賞しなかったらしい。何が?と思ったら、「刑務所に収監されている人は骨髄移植のドナーになれない」とされているので、主人公が移植の可能性を信じて生き続ける動機にならない、ということらしかった。
 「このミステリーがすごい!」1位に選ばれ、ベストセラーとなったが、直木賞選考委員の一人・林真理子が「欠陥がある作品に賞を与えた業界に問題がある」「欠陥があるのに売れ続けるなんて」と発言して論議が起こった。作者の横山秀夫は「読者まで侮辱された」と反論、直木賞と決別宣言をしたという。
 そんなことがあったとは全然知らずに読んでいた。結局、この小説の設定では必ずしもドナーとして提供できないと決まっているわけではないということだった。詳しくはこちらを。
 登場人物それぞれの立場から事件に向き合っていく内容なので、小説より映画のほうが重層的に描けて感情移入しやすかったかな。小説ももう一度読んでみたくなった。と思ったら、先日処分してた・・・。やっぱり、これからは電子ブックか?!
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コウケンテツ

2010年04月12日 22時18分59秒 | 
 ♪リードでヘルシーに♪の、クッキングペーパーのCMに出ているお兄さん。NHK「スタジオパークからこんにちは」で、家族の食卓の話、奥さんと赤ちゃんの話を楽しそうにしていた。すらっと背が高くて韓流スターみたい?
 Wikipediaによると漢字では高賢哲、韓国語読みするとコ・ヒョンチョル。両親は韓国出身で、お母さんの李映林さんも料理研究家。お母さんが日本に来て覚え、工夫したという自家製の梅干しをお土産に持ってきた。塩分が少なくて、ふっくらとしているそうな。
 住吉アナと近田アナと3人で、サラダとスープを作る。「きょうの料理」の映像ではとてもスムーズだったのに、生放送のうえに普段料理番組を担当してない2人のアナと一緒でなんだかドタバタ^^; 「あ、お酒入れてなかった…」「あっ!(手で口を押さえて)玉ねぎ炒めるの忘れた、、、まぁ、新玉ねぎだから」意外とテキトーでいいかも(笑)
 「一緒に料理を作ると、垣根を越えて親しくなれる」「料理をしているときは素が見える」そうだ。学校の家庭科で調理実習をするのは、生徒たちの絆を強くするのにいいのかも。
 「結婚して子どもが生まれて、人生の目標が『妻と子どもを守ること』になったので、もっとシンプルに生きていいのかなと」なんか幸せオーラ満開
 ごま油で野菜を炒めてからコチュジャンをベースにしたドレッシングであえるサラダ、作ってみようかな
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田児賢一選手

2010年04月12日 22時03分43秒 | 
 新聞のラテ欄によると、今夜の「報道ステーション」で、バドミントン全英オープン準優勝の田児賢一選手の特集があるらしい。
 準優勝は日本男子44年ぶりの快挙だそうだ。先日香港に行ったとき、ホテルの部屋でテレビをつけたときに偶然決勝戦の最後のところだった。トリッキーなサーブで、世界ランク1位のリー・チョンウェイ(李宗偉)を慌てさせていた。最後、自信を持ってアウトと判断した球がインと判定され、ちょっと納得いかない顔で終わっていた。
 田児選手はシャトルを打つ0.1秒前まで腕の動きが変わらないという。相手は何を打ってくるか読めずに翻弄されるわけだ。
 バドミントン選手が取り上げられることは少ないので、一応録画予約 見てからまた。

<追記>
 打つ瞬間に手首の動きだけでショート/ロング、左右のコースを打ち分ける。「バドミントンで『しつけ』受けたことない」というのが笑える^^; 体育館のベンチで昼寝する子どもの頃の写真、「ラケットとシャトルを玩具にして」育ってきた天才児。
 赤ん坊のころはおむつを替えてやったこともある陣内貴美子が「前の対戦と同じ打ち方で違うショットがくる。進化し続けている」という。町田コーチは「4、5歳のころ『なんであの選手は同じところにまた打つの?やられてるのに』と言ってた」憎たらしいガキだ(爆)
 「オリンピックという言葉が自分から出てくるときは、金メダルを獲りに行くとき。自分はまだそこまで行ってない」ロンドンまで2年。目の前の山を一つ一つ越えていった先に、オリンピックはあるのか?
 これでもう少しイケメンだったら言うことない?! といっても、以前写真で見たよりは、きりっとした顔になってきたかも。
 成績とルックス、共にますますUPしていくといいな
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