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くろ・うめ変則フォメーション
■『資本論』を読んでいたら、
地獄への道はよき意図をもって舗装されているのであって(長谷部文雄 訳)
とあることに、今更ながら、気づいた。 第5章 労働過程と価値増殖過程、 第2節 価値増殖過程.
「地獄への道は善意で敷きつめられている」というのはレーニンの警句かとばかり思っていたら、『資本論』にあったのね。そこで、じゃー、マルクスは自分で考えたのか?どこからか持ってきたのか?調べた。
わかってきた。 ブログ・本に溺れたいの記事・「地獄への道は善意で敷き詰められている」
この文、英語表記では、
The road to hell is paved with good intentions.
という。で、この文章で丸ごと、検索をかけてみると、サミュエル・ジョンソン(18世紀後半英国の文筆家、辞書編纂者)が言っていたらしいことがわかった。
でも、異説もある。ブログ・うつせみ日記 の記事・「地獄への道は善意で舗装されている」は誰の言葉かではダンテ説など。
■で、ばかサヨは、小泉改革を評して「地獄への道は善意で敷きつめられている」と、いかにもサヨって、ものいいをするだろうな、とgoogleをみた;
Google; 地獄への道は善意で舗装されている 小泉
●ちなみにマルクスがどんな文脈で「地獄への道は善意で敷きつめられている」という句を使ったかというと、労働力商品を買い入れて物を生産した<まぬけ者と設定されている>資本家が生産物価値と投入資本価値が等しいことに「びっくり」する。つまり儲けがないと<思ってしまう>。そこで、労働者を雇った生産などやめて、工場を売って投資する方がいいやと思ってしまう。その「労働者を雇った生産などやめて、工場を売って投資する方がいいやと思うこと」が善意、そして、投資に失敗して破産するのが地獄。
ここで、<まぬけ者と設定されている>資本家というのは、労働力商品の交換価値と使用価値の違いがわからない資本家以下の存在のこと。本当の資本家は労働力商品の交換価値と使用価値の違いにもとづき、労働者を「搾取」して資本を増殖させる。
つまり、マルクスによって地獄におとされた御仁は、<まぬけ者と設定されている>いか@サマ資本家であることに注意。
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今、どこにいるの!? 地獄? 天国?
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地獄(but 焼死体除去のあとよ!)を散歩