いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

黄色きものども、あるいは、カジミール・マレーヴィチに気づいた

2010年10月21日 06時55分12秒 | 草花野菜




【今週気づいたこと1】

あるブログ(私にも話させて)にこの絵がある。ずいぶん前から掲げてあったと思う。誰の絵なんだろう?とずっと気になっていた。すごい好みだったから。働くずんどうおんなと勝手に名付けていた。

今週、peasant(小作農民)というイメージ・画像が欲しくなり、google検索した。この絵が目にとまった。誰の絵だろうと調べると、カジミール・マレーヴィチと知る。知らない名前。さらに、調べるとロシア構成主義のメインメンバーと知る(wiki)。
 おおすごい、大好きと思う。

さらに、マレーヴィチという検索語で画像検索をして作品群をみる。


全く予期せず、働くずんどうおんながあった。びっくりした。



改めて調べるに、今年ロシア構成主義の展示会(愚記事:アール・デコの館でロシア構成主義 )やシャガール展(愚記事:シャガール展)ですれ違っていたとわかる。ただ、典型的なマレーヴィチ作品がなかったので、気づかなかったのだ。

図録みたら、「ロシア・アバンギャルドを代表する二人の作家アレクサンドル・ロトチェンコとカジミール・マレーヴィチを比較してみると、この両者には(中略)、そこにロシア・アバンギャルドの展開に関わるひとつの問題、つまり都会と農村、近代と非近代という問題がせりあがってくるように思われる。」とある(五十嵐利治、ロシア・アヴァンギャルドのなかのロトチェンコ)。ちゃんと読んだ方がいいんだな、図録。