いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

自国民が起こした「テロ」行為の損害賠償をする「日本」政府;ただし、両方とも非日帝政府

2016年03月29日 22時42分57秒 | 日本事情

昨日、10年ぶりで横浜港が見渡せる港の見える公園に行った。 その10年前の愚記事(仏軍駐兵地 -横浜⑤- )を見て、気づいたことがある。

幕末のテロリスト[1]・反体制勢力たる島津家・いわゆる薩摩藩[2]が起こした対外テロ行為の生麦事件(1862年)の大英帝国への賠償金は、徳川幕府=当時の正統なる日本政府が支払っている。 google [生麦事件の賠償金 幕府が負担]

一方、薩摩(の大学)出身の岡本公三や長州出身の奥平剛士も参加している日本赤軍による1972年の「テルアビブ空港乱射事件」(wiki)の賠償も、日本政府(事実上の米国の保護国)が実施しているのだ!

知っとった?

すごいな、ぬっぽんのパターナリズム [wiki]、でも両方とも非日帝政府だけど。

[1] つまり、京都で慶喜・幕府軍と膠着状態となった討幕派が、ちゃんと戦争になるように幕府を挑発したのである。その挑発とは西郷が浪士やごろつきを江戸の薩摩藩邸に集め、彼らを江戸市中に出撃させ放火・強盗をさせて江戸を撹乱した。テロ行為ですよ。テロ行為。

[2] 薩摩藩というのは明治以降の言葉である。 明治維新で「藩」を廃止し、県を発足させる、という改正のとき、はじめて「藩」という「言葉」が統治用語となった。今でも、正統派?歴史学者??は、「鹿児島藩」という。それまでは、薩摩藩とか長州藩とかいわなかった。いっても、薩藩という通称であった。

 



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