いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

新しい街でもぶどう記録;第432週

2023年02月25日 18時11分49秒 | 草花野菜

■ 今週の武相境斜面

■ 今週の混雑

こどもの国。2/25の朝10時前。入場者多量。

■ 今週の草木花実

■ 今週の今季最後

ひと月前に購入したラフランス。やわらかくなるのを待って、食べ継いできたが、最後の1個。

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■ 今週の鍋

ガスト 生姜の牛鍋 豆腐一丁 (google)。出汁が濃く、生姜でさっぱりしていて、肉がやわかかった。豆腐は出汁とあってよい。

・糖質12.9g(1食あたり)
・ローカーボ料理研究家 藤本なおよさん監修
・あご出汁と追い鰹の出汁に高知県産の刻み生姜をたっぷりと。自家製豆腐一丁とみすじ肉のさっぱり牛鍋。
・別添えのレモンで味変もおすすめ。
・自家製豆腐一丁、高知県産刻み生姜、希少部位みすじ   web site

■ 今週の1925年/大正14年生まれ

左より、三島由紀夫 針生一郎 梅原猛 色川大吉 。4人は愚ブログに登場する。

4人のうち三島と針生は身体虚弱、病弱で兵役を免れる。兵隊にいったのは梅原と色川。本当に兵隊に行った色川は三島について云っている;

こうした(新入兵士に対する虐待)人間侮辱を知らないか、それに耐えられる者だけが、日本軍隊を賛美できるのだろう。「出陣」などという調子のよい美的イメージは、このときガラスのかけらののように飛び散った。学習院優等生で二十年二月に応召しながら即日帰郷になった三島由紀夫は知るまい。だから、かれはあのように幼稚な軍隊幻想をいつまでも持ちつづけていられたのだ。(『私の昭和史』)

色川大吉は、千葉県の出身地から出征する。そのときの思い出;

たまたま私の町に学童疎開で来ていた東京の下町の国民学校の小さな女の子たちが、寒駅の広場に私の見送りのために駆りだされてきて、泣くような小さな声で「予科練の歌」をうたってくれたことである。
 私はその間中、その子たちの一人ひとりの顔を眺めていた。かわいい子、淋しそうな子、喜びも悲しみも打忘れてしまったような(おそらくひどく空しく、また空腹だったのであろう)、生気の失せた数十の眸がそこにあった。これは私が復員してから聞いた話だが、彼女たちはそれから半年も経たないうちに、つぎの疎開先の日立で、アメリカ機動部隊の艦砲射撃を受けて殺されてしまったというのである。こんなときほど戦争の非情さを痛切に感じたことはない。いまでも「学童疎開」ときくと、あの飢えた、大人びた、幸薄い少女たちの顔が浮かんでくる。 (同上)

■ 今週の見送る女(ひと)、あるいは、余裕の女


ソース

1945年、二十歳の色川の出征を見送ったのは10歳ほど年下の少女たちであったが、彼の最期を看取ったのは22歳年下の上野千鶴子であった。今週の報道で、「あの上野千鶴子が入籍していた!」と。これをおいらが聞いた時、さもありなん、と思った。「あのおひとり様を唄う上野千鶴子が入籍していたとは、言ってることとやってることが違う」とのつっこみが当然生じた。おいらは、免疫があったので、そう憤慨はしなかった。そもそも、上野千鶴子は欺瞞的であることは周知であった。フェミニズムの教科書にも書いてある:

上野千鶴子が標榜するマルクス主義フェミニズムは、日本資本主義批判を行わず、むしろ日本資本主義の繁栄によって成立した大衆消費社会の女性利用に分乗していくという、いかにも日本的な折衷主義的マル・フェミだった。
・(上野津千鶴子のマルクス主義・フェミニズムは)マルクス主義を標榜しているわりには、女性搾取体制の物質構造の分析には無関心である。それは、大衆消費社会の到来に乗っかって、早々と転向した日本のマルクス主義者の例を見れば何の不思議もないが。そして、彼女らしく、人間的下部構造の分析に、その才気をきらめかし、世の男性たちをノックアウトすることを狙ったのである。 (大越愛子、『フェミニズム入門』)

さて、そんな千鶴子が惚れた男こそ、色川大吉だった。千鶴子入籍!には「へー」としか思わなかったが、相手が色川大吉と聞いて、「ファザコンだったのか! ほんとはマッチョが好きだったのか!」と思った。色川は上述のように、三島と違って、きちんと男らしく兵隊にもなれたし、元来登山で鍛えたらしく、強壮。そして、千鶴子と色川の馴れ初めはチベットらしい。チベットに行くほど元気なのだ。そして、96歳まで生きた。

なぜ、入籍? そして、謎がこれだ。おひとりさま主義に悖る入籍をなぜしたのか? 理由を邪推にするに、財産か介護のことで、「妻の座」が必要になったのだろうか? もっとも、文春報道は「入籍」とだけ。養子となった可能性も否定できないとの指摘あり。

参照 ⇒ Twitter [上野千鶴子の結婚]



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