― 国境は超えても、盛者必衰 (丸の内サディスティック、椎名林檎)―
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YouTubeめぐりをしていたら、懐かしい曲を発見。1980年代MTVが普通のテレビ番組ではじまった頃、みた。
当時がきんちょだったので、この曲の「本歌」、つまり、Why johnny can't read? (Amazon)にも思いもおよばず、ただただ視聴していた。おいらが15,6の頃、米国の若者の読み書き能力が問題になっているとは知らなかったのだ。でも数年後(後註あり)、わかった。政治的舌禍事件が起きたからだ。すなわち自民党の幹事長の職も担った櫻内 義雄議員が、「問題の根本は米国の労働者の質が劣悪なことにある。米国の労働者は働かなさ過ぎる。働かないで高い給料を欲しがる。三割くらいは文字も読めない。幹部が指令を出しても文書で渡せない。」(wiki)といったのだ。こういう米国事情の中での、Don Henley - Johnny can't read - 1982とすこしたってわかった。 後註:wikiではこの櫻内舌禍発言が1992年とされている。おいらの印象では1980年代中半のような記憶。おいらの思い違いなんだろうか?
でも、このYouTubeのに2008年に気付くべきだった。我がぬっぽんの太郎ちゃんが漢字読めない頃に。
Johnnyはただのにいちゃんの象徴だけど、麻生太郎ちゃんは、prime ministerなのだ。すごいぞ、ぬっぽん!
Leader Follower (対米従属で非識字;日米「同盟」マンセー!)@タロウちゃんは、デリーでも笑っていた。
それにしても、このご時世、経済成長著しい支那や世界を制覇するサムソンの朝鮮から「問題の根本はぬっぽんの労働者の質が劣悪なことにある。ぬっぽんの労働者は働かなさ過ぎる。働かないで高い給料を欲しがる。三割くらいはゆとりだ。幹部が指令を出しても自分探しで忙しい。」とか聞こえないなぁ。
■コダック倒産。
米イーストマン・コダックは2012年1月19日、米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用をニューヨークの連邦地裁に申請した。(google)
コダックって、デジカメを手掛けていたばかりでなく、有機ELを始めたのもコダックだったと知る。
そもそもの中産階級の象徴的文物を提供してきたコダックは愚記事@パパは何でも知っているでどうそ。
「技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか?」の嚆矢は、米国・コダックなのだ。とことん、オリジナリティのない国だな、ぬっぽん。
そして、みんなが米国・コダックに見習っているらしい。
Sony; 週刊ダイヤモンド NEC; NEC大規模リストラに社員悲鳴 「安泰だと思ってたのに!」
●でも、すんぱいすんな、NEC残留従業員諸君。
無駄な公共事業で生きていく道もあるさ。
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なお、ジョブスにれすぺくとされているとして、今のぬっぽん若者にも知られている盛田昭夫は、かつて、石原慎太郎と『「NO」と言える日本』を刊行した。1989年だ。アメリカでは日本での発売直後からアメリカ議会内で英語訳が付されたコピー紙が秘かに回覧されたと言われており、多くの非公認の翻訳書が作られて広まった。(wiki)とされる本。のち、米国における反日世論が高まったの受けて、盛田昭夫は、「国家主義者である石原慎太郎と本を刊行したのは間違えだった」と自己批判したはず(おいらの記憶)。へたれじゃん。
すなわち、刊行直後米国に行くと「あなたは、米国労働者はなまけものと考えているのか?」と空港で取材人に取り囲まれていたらしい。
とにかく、1980年代というのは、日本の産業力が伸張し、米国をして日本を脅威と認識せしむる状況だったのだ。1980年代の日米貿易摩擦の時なぞ、開戦前夜!とかいわれてたもんね。昔の話さ。
それに比べると、今の日本の外交環境は相当弛緩してやっていける「平和」な状況だ。これは、ぬっぽんが愚者になったから、世界の列強がくれた小春日和なんなだろう。ありがとう、現行ぬっぽんの愚劣さ!