▲ 今週の看猫
▼ 新しい街でもぶどう記録;第270週
■ 今週の武相境斜面
■ 今週の草木花実
■ 今週の「お引き取りください」
■ 今週の政府打章
■ 今週知ったこと;「トールポピー症候群」
トールポピー症候群は tall poppy syndrome の訳。wikipediaでは日本語がない。
翻訳サイトでの訳は;
背の高いケシ症候群は、高い地位の人々が同級生よりも優れていると分類されたために、憤慨され、攻撃され、切り倒され、絞首刑にされ、批判される文化の側面を表します。 この用語は英語圏の文化で使用されています ;
とある。英語圏での言い回しなので、日本ではなじみがないのだろう。
「出る杭は打たれる」の類義語だろう。tall poppy syndromeという言葉をパキスタンのジャーナリストの文章でみた。わからなかったが、ググって、上の意味であると知る。その文章は米中対立の分析であり、原因は米国の中国への「トールポピー症候群」だといっている。つまり、台頭してきた中国を米国が「切り倒そう」としていると。
日本語での良い解説を探したら、あった;⇒ トールポピー症候群:目立つ人はなぜ嫌われるのか?
「トールポピー症候群は、ヘロドトスの著書の中で初めて言及され、アリストテレスが考察した」とある。
アリストテレスの考察が書かれているのは、『政治学』の第3巻第13章。
「民主制をとっている国々がまた陶片追放の制を定めている」と指摘し、僭主の発生を防ぐことが、陶片追放の理由であるとしている。「抜きんでた人間を取り除かなければならない」。「陶片追放は或る意味では抜きん出た者を刈り込んで追放することと同一の効果をもつ」としている。取り除く理由をその人の「悪」ではなく、卓越性としている。以上は国内政治について。そして、
「しかし同じことは他の国々や民族に関しても、覇権を握った国が用いているのである、例えば、アテナイはサモスやキオスやレスボスに関して用いている(というのは実際、アテナイは支配権を強力に把握するや否や、その条約に反して彼らを抑圧したからである)、またペルシア王もメディア人やバビュロスニア人やその他、かつて支配の位置に就いたというので思い上がっている民族をしばしば刈り込んだものだった。」
日本も冷戦終結後、トールポピーだったので(一時、一人あたりのGDPが米国を抜いた)、刈り取らて、その後の停滞が今に至っている。今度は中国の番だ。
もちろん、アリストテレスの民主制の例とは整合しない。民主制は下からの刈り込みだが、米国のはナンバー2を刈り込む上からの攻撃だ。
■ 今週の modi-fied India
India’s new Army Chief reserves right to ‘preemptively strike’ | Diya TV News
カシミールでの紛争でテロに対しては先制攻撃も辞せず、とのインド陸軍長官。
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