いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

諸君、配管だ!

2009年03月06日 19時03分27秒 | その他


先日、西尾センセのブログで、『諸君!』廃刊を知る。

中曽根内閣時代の角栄判決以来四半世紀にわたり、海外出稼ぎ中は除き、ひとつきとしてかけることなく購入、貯蔵してきたわりには、なんの衝撃もなし。

むしろ、義理の年賀状を交わす相手が消えたがごとく、もうお付き合いしなくていいのだなという気楽な気持ち。

ディープ・インパクト
生まれて初めて諸君!を買ったのは1980年代前半、角栄のロッキード裁判の判決が出たとき。世の中は角栄御用!で騒然。そんなとき、表紙に「罪なき者、石を投げよ」とのタイトル。福田恒存だ。その号では、国家論のシンポジウムの議事録があり、初めて当時大家であった田中美知太郎やポット出の西部邁を知った。あの時のびっくりさ加減は今でも放射線が半減期・半減期で減衰するも決してゼロにはならないがごとく余波として残っている。文盲同然のがきんちょだったけど、ものすごい衝撃を受けた。いままでは知らなかったけど、こんな風に世の中を見る「ホント」の方法があるんだと、米ソ冷戦が全然終ってない、「戦後民主主義」がへたれそうで、実は世の下々の元来保守的な庶民にまで浸透してきていたバブルの幕開け直前の時代だ。

そのころに比べると、今の『諸君!』はどうだろう。17歳君が読んで頭炸裂するだろうか? 

廃刊に至って当然である。

でも、おいらは楽しみだ。ここ10年分を、結果が出た時点というさもしい視線で、ゆっくり見直そう。

▼いま風蛇足; そういえば、絶世期の『諸君!』"主筆"だった江藤淳の稿に「それでも小沢に期待する」ってのがあった。

でも、トウがたちすぎ、つんぽ立たなすぎ、小澤一郎さん。 

しかも事件が立ちそう(立件間近)だろう。


真壁のひなまつり

2009年03月01日 18時32分02秒 | 筑波山麓
■ 真壁のひなまつり

筑波山のつくば市側とは反対の北側、さらに奥の街、真壁(現在、桜川市)に行きました。



100に及ぶ商家や一般家屋がひな人形を展示。多くの家屋で中に入って間近でみることができるんだよ。

多くの展示が派手な多段の飾りひな人形。

■ 一方、こういう作品もあった。さしずめ、題名は ひとり官女か?



 

おまいは、利休の回し者かっ!て感じです。 わび・さびです。

■真壁といえば、我らが(?)アナーキストにとっては、加波山事件。

明治十七年(一八八四年)、富松正安をはじめとする十六名が 圧制政府転覆を目指す檄文を発して加波山に立てこもった。いわゆる加波山事件である。彼らはその日の夜、十一人によって町屋分署(真壁町)を襲い 警官達を追い払い 分署に残された官金十六円余、洋剣五口、日本刀一口、帽子と提灯等を奪い、檄文を壁に張付け引き返してきた。  その後、彼らは豪商であった中村清太郎氏方にて二十円の軍資金を借用する。

 

最上の立派なひな飾りの家が中村さんらしい。でも、豪商の中村清太郎さんちなのかはわからない。


愚記事;ひな祭りの思い出

ひな祭り+加波山事件= 灯りをつけましょ、爆弾に。
【初音ミクに】あかりをつけましょ爆弾に【懐かしの替え歌を歌わせてみた】

Google; 加波山事件+爆弾

おいらのブログに現れたる 爆破;

●蛇足; 金の屏風に映る灯の元で;


♪~♪~ 少し~、白酒召されたか~? ラリラリ・パッパ~、財務大臣~♪~