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▼ 新しい街でもぶどう記録;第278週
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■ 今週知ったこと;GHQ デザイン部、 ヒーレン・S・クルーゼ少佐
代々木公園に残る米軍ハウス(ワシントンハイツの遺構)愚記事より
今、「米軍ハウス」と日本で呼ばれている家屋の英語は、dependents housing。略してDH 。dependents =扶養家族なので、家族持ち兵士用住宅。家族持ちの米兵=事実上、将校クラスの住宅。
DHの設計の中心となったのが、GHQ技術部デザインブランチの責任者ヒーレン・S・クルーゼ少佐。彼は日本の大工が効率的に建築できるように、インチを尺寸法に書き換え、当時アメリカの主流だった2×4ではなく木造軸組工法で建築できるようにした。(代々木公園一帯にあった米軍ハウスから学ぶ「向こう三軒両隣」)
敗戦後、米占領軍の住宅を設計したのは、太平洋陸軍總司令部技術本部設計課、ヒーレン・S・クルーゼ少佐 (Heeren S. Kruse) という人と知る。少佐とはいっても徴用/出向してきた建築家 or 工業デザイナー。"シカゴに本拠地があるシアーズ・ローバック⑤のチーフデザイナーであった"
⑤ シアーズ・ローバックは19世紀末にシカゴを本拠地として誕生した百貨店とカタログ販売を中心とした流通業で「Sears」のブランドでも知られる。1973年にはシカゴに当時世界一の高さを誇った「シアーズ・タワー」を建設した。 [1]
[1] 山内陸平 20世紀のデザインあれこれ 家具タイムズ連載記事、 1946年 焼け跡からのモノづくり—DH家具
米軍住宅は家屋と調度の設計がヒーレン・S・クルーゼ少佐により管理されたので、事実上、「Sears」仕様ということだ。設計は米軍だが、請負・製造は日本人 。費用は、「日本占領米軍に払ったわれわれのお金」。
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