草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

賢いネット民は『吊るし』では騙されず今日を予想していた

2023年06月06日 | ネットの世界
 岸田首相がLGBT法に無関係なわけはなく、これから正面突破しようというのだから、それなりに勝算はあるのだろう。マスコミや野党も協力してくれるし、断固反対を貫くのは「岩盤保守」だけである。うるさそうな連中には話を付けてあるから、せいぜい名も無いネット民が騒ぐ程度だろう。そう甘く見ているのではないか。
 ユーチューブのインフルエンサーとはいっても、ネット民にとっては、一つの情報を得る手段でしかなく、思想的リーダーであるわけがない。今日の岸田自民党の騙し討ちにしても、ネット民は織り込み済みなのである。「吊るし」で廃案になると考えたのはほんの一部である。
 だからこそ、ここ数日、そうしたインフルエンサーに対しても厳しい批判が加えられたのだ。官邸サイドは、ネット民を統率できるインフルエンサーがいると勘違いしたのだろうが、そんな人物はどこにもおらず、ネットの世界は無名の者たちの静かなる連帯によって成り立っているのだ。
 名も無き群衆の怒りがどこに向かうかは見当が付かない。しかし、岸田自民党が追い詰められることだけは、自信をもって断言できる。取り返しがつかないことをしでかした責任からは、もはや逃げることはできないからである。
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永田町は解散風が吹き総選挙一色へ

2023年06月06日 | 政局
 いよいよ国会も終盤を迎えつつあるが、岸田首相が解散総選挙に打って出る可能性が強まっている。公明党などもそれを認めざるを得ないようで、山口代表は、自公両党での選挙準備を進めるとしている。この機会を逃せば、伝家の宝刀を抜くことは難しくなるとみられ、ほぼ確実視されてきている。
 来年1月の台湾の総統選挙の行方次第では、中国の台湾侵攻が早まることも考えられ、そのときに総選挙などやってはいられないからだ。株も上がっているし、まだどうなるかは確定はしていないが、LGBT法案を成立させなければ、岩盤保守の離反も多くはないとみているのだろう。
 もし総選挙に打って出るのならば、自公政権は「憲法改正」メインのテーマにし、それでもって国民の審判を仰ぐべきだろう。公明党に気兼ねしてそれができなければ、岩盤保守の多くは自民党には投票しないで、国民民主党や維新の会、さらには参政党に流れるのではないだろうか。
 岸田首相は、安倍政治の延長で得をしてきた。そうであるのなら、その遺志を継いで、戦後レジームからの脱却を目指すべきだ。その勇気があるかどうかなのである。
 LBGT法案については、大方の自民党国会議員は反対に回り始めていると思う。ここまで深刻なこととは思っていなくても、岩盤保守の批判の声が核国会議員の事務所には届いているはずで、その意向を無視することはできなくなっているからだ。
 憲法改正をするための解散になるかどうか、それを私たちは見極めるべきだろう。裏切られた場合には投票行動で示せばいい。永田町は解散風が吹き国会が緊迫してきており、今後の成り行きに注目していくしかないのである。
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