もはや岸田総理は即刻退陣し、自民党は保守政権であることを明確に打ち出し、高市早苗氏を総理総裁するしか、生き残る道はない。それを実現するためには、派閥を超えた大きな流れにしなくてはならない。永田町の論理からは逸脱するだろうが、もはやそんなことは言っていられる段階ではなくなっているからだ。
読売新聞の23日から25日にかけての全国世論調査の結果では、岸田内閣の支持率は41%となり、前回から15%も下落した。自民党の支持率も34パーセントとなり、前回よりも4%下落した。
リベラル色を前面に出したことで、岩盤保守は自民党を見限っており、今後LGBT法案のマイナス面が徐々に明らかになれば、一般の自民党支持者にも動揺が走るだろ。こういう時こそ、自民党は右翼バネを発揮して、党を刷新しなくてはならない。
岸田総理の期待に反して、広島サミットは完全に失敗であった。「核なき世界を目指す」という言葉が、あまりにも陳腐に思えた日本国民も多かったはずだ。
我が国は今、中国、ロシア、北朝鮮の核の脅威に直面している。同じように危機感を感じている韓国の保守政権は、米国との核の共有を協議し、核搭載の米国原子力潜水艦の寄港を容認した。
これに対して、岸田内閣をそれを話題にすることも禁じ、平和ボケに徹した。防衛力の強化にしても、バイデンの説得されたからということが判明した。このことでも岩盤保守の自民党離れが加速することになった。
そこにLGBT法案である。欧米では行過ぎた動きに歯止めをかけようとしているときに、逆にそれに前のめりになった岸田首相は、自民党や日本をぶち壊そうとしているのだ。
もはや残された時間はない。誰かが岸田総理の首に鈴を付けなくてはならない。高市早苗総理総裁を実現し、自民党の保守派が主導権を握り、日本維新の会や国民民主党を巻き込み、挙国一致内閣を目指さなくてはならない。
そのためには小異を捨て、大同に就かなくてはならない。もしそれができなければ、政治的が混乱が長引くことになり、台湾有事や、日本への武力攻撃に対応できなくなる。
自民党の国会議員に訴えたい。私利私欲、派閥意識を捨てて、国のことを第一に考えてもらいたい。これまでのことは問わないから、高市総理総裁を実現し、ここで流れを変えるしかない。あまりにもそれは、政治の力学を無視した暴論かも知れないが、それほどまでに危機が迫っていることに、自民党の国会議員は気付くべきなのである。
運だけに支えられてきた岸田首相は、もはや運にも見放されようとしており、泥船と一緒に沈みたくなければ、日本丸の船長を交代させるしかないのだ。そして老練な自民党政治家が彼女を支えればよいのである。もはや日本初の女性総理大臣の誕生しか、日本と自民党を立て直すことができないからだ。