芸能人が政治的な発言をするのが悪いのではない。それなりに勉強してから言うべきなのである。東ちづるさんを毎日新聞は持ち上げているが、結局は平和ボケの芸能人を利用しているだけなのである。東さんは去る7月27日に広島で行われた「国際平和シンポジュウム」の席上で「戦争や平和の話を東京ですると『まじめ』『怖い』と言われるんです」と大林宜彦監督を前に訴えたのだそうだ▼今東アジアがどうなっているか御存知ないらしい。あまりにも甘ちゃんである。お隣りの韓国の軍関係者は、アメリカから空中給油機を購入しようとして断られた。「東京を爆撃したいから」と語ったというのだから、同盟国どころの話ではない。北朝鮮は核搭載のミサイルの開発を着々と進めている。中共は日本全土を狙って弾道ミサイルや巡航ミサイルを配備しており、その数は1000基に達するともいわれる▼いくら日米安保条約があっても、日本がやられた場合にアメリカが反撃してくれるかどうかは疑問だ。白旗を掲げれば、我が国はウイグルやチベットのようになるのは明らかである。その現実をどうして東山さんは知ろうとしないのだろう。「赤かさもなければ死か」という切実な問題は、香港だけでのことではないのである。東京の人が怪訝な顔をしたのは、東さんと討論するのが無意味に思えたからだろう。「平和」「平和」と口にすればいいのではなく、安全保障環境を整え、抑止力を強化して維持すべきものなのである。
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