草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

政策論争なき与野党のなれ合いは議会制民主主義の危機だ!

2019年12月09日 | 政局

今の国会を見ていると。議会制民主主義が危機に直面していることがわかる。いつか必ずやしっぺ返しを受けるだろう。大半の野党は政策論争ではなく、どうでもよい桜を見る会に血眼になっている。自分たちも同じことをしていたのが判明して、ブーメランになっても、それしか追及のしようがないのである。枝野幸男や玉木雄一郎、原口一博らがネット民から嘲笑されるのは、あまりにもくだらないからである▼与党は与党で、国会の予算委員会などをガス抜きに利用している。自分たちの提出した法律を通せれば、それで満足なのである。自民党の国対が野党のやりたい放題を黙認しているのは、恩を売ることで、会期以内に成立させることが仕事だと勘違いしているのだ。国会議員の特権を悪用した国民民主党の森ゆうこを懲罰にかけないのも、事を荒立てなくないからである▼国民の面前で公開の討論を行うことを、両方とも拒否しているのだ。与野党なれ合いの55年体制が未だに続いているのである。本来であれば、論点を出し合うことで、お互いの違いを明確にしなくてはならない。それが大事なのであり、国民が国政選挙での判断材料にするのである▼そっくり抜け落ちてしまっているわけだから、議会制民主主義は形骸化して機能していないといっても、過言ではない。与野党とも現状を改めようとしなければ、大衆迎合的な独裁主義に道を譲ることになるだろう。後悔したときには手遅れなのである。

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