草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

保守同士の争いは即刻止めるべきだ

2023年10月10日 | 祖国日本を救う運動
 お互いに悪口を言うのは止めた方がいい。日本が大変なことになろうとしているのに、あまりにも大人気ないからである。百田氏や有本氏が日本保守党を立ち上げただけで、こんな騒ぎになるというのはあまりにも情けない。
 日本保守党なるものは、岸田首相の煮え切らない態度に怒る国民の声を代弁している。僕は党員になるつもりもないが、ことさら貶すつもりもない。考え方としては僕とそれほど大差がない。安全保障政策では、物足りなさを感じるくらいである。
 しかし、言動が過激すぎるので、それに反発する人たちが、ここ2、3日は猛反撃に出ている。中東研究家の飯山陽氏が、ハマス批判で西側と歩調を合わせない岸田首相を揶揄したことで、岸田擁護派が吊し上げを行っている。そこに自称左翼も加担して、目下、大炎上中である。
 飯山氏の主張は間違ってはいない、台湾有事になった場合に、助けてくれるのは欧米である。ハマスの背後にいるイランに与するべきではないからだ。
 百田氏や有本氏の過去の発言を引っ張り出して、責め立てるのもどうかと思う。人間は変わって当然なのである。「国体」を口にし、日本の文化と伝統を語ることは大歓迎だし、自民党の尻を叩く右派政党がない方がどうかしているのだ。
 岸田擁護派の焦りもよく分かる。コテンパに言われるので、我慢ができなくなったのだろう。しかし、そこは耐えるしかない。安倍元首相だって我慢したのである。
 今は日本有事が迫ってきているのだ。保守同士が喧嘩をしているときではない。一緒になって国難に対処しなければならない。全てのエネルギーをそこに集中すべきだろう。日本保守党は暴言を慎み、岸田擁護派は宏池会の「忍耐と寛容」を旨とすべきなのである。

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