草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

喋り過ぎも言葉が少ないのも政治家にはふさわしくはない!

2023年09月14日 | 政局
 政治に過大な期待をするつもりはないが、危機を目前に迫っているので、言うことは言わなくてはならない。人事の岸田による内閣改造は、予想した通りのレベルにとどまった。外務や防衛は適任で、高市さんの再任は納得っきるが、それ以外は女性が増えたことが特筆されるだけである。
 もはや岸田首相の口からは憲法のことなど話題にされることもなく、危機感は皆無である。これで台湾有事にでもなれば、目も当てられなくなるだろう。経済政策でも財務省の言いなりでは期待できそうもない。
 岸田内閣が不甲斐ないばかりか、野党の方もだらしない。立憲や共産、社民、れいわは時代遅れだし、政策的にまともな国民はまだまだ力がない。百田氏らの日本保守党も理念がはっきりしていない。
 それにしても、政治を扱っているユーチューブを覗くと、世の中にはおしゃべりが人間が多いのにはビックリする。プルタルコスは「沈黙不能症」という病気について「こういう連中は耳が聞こえない病気にははっているが、それは自分で勝手にそうなったのであり、思うに、人間位はしたが一枚しかないのに耳が二つもある、と言って苦情を述べるのもこういう連中である」(『饒舌について他五篇』柳沼重剛)と書いている。
 その一方で、岸田首相のように、自分の言葉を口にしない人間もいる。どっともどっちであり、人間は中庸が重んじられるのである。それは政治に世界にもあてまるのではないだろうか。
 

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